心の中のBYJと共に!

ようこそ!老年期まっしぐらのハルの韓国旅行時々国内旅行の記録です。最近は旅には出ても、報告アップが滞りがちですが…

DMZ

2018-02-06 | 2017年夏ソウル生活
2017年8月27日に日帰りバスツアーに出かけた午後の続きです。

素敵なご夫婦のお流れを頂戴して一杯のマッコリに良い気持ちで
次の見学地に到着。みなさんについて行くと~








つられて撮りはしましたが、動物のはく製はちょっと~~なので、
見学はそこそこにバスに戻りました。どうもこの時いた地域(江原
道楊口郡)に生息する動物たちを、こんなに種類豊富なんだと知ら
せるための展示の様でした。

そして、再びバスが出発すると、車内で何やら手続きが始まりました。
氏名などを届け、グループの代表者は身分証明のナンバーも必要だっ
たようです。
この時になって初めて知りました。これから訪れるのがDMZで、出入
りが厳しく管理されている事を!

韓国に10年以上毎年繰り返し訪れていながら、一度も体験していな
かったのがこのDMZでした。意識して避けていたわけではありません
が、何となく敢えて行く所でもないなと思っていたのです。

DMZとは38度線で区切られた境界線から、南北双方へ2キロずつ設け
られた非武装中立地帯のことで、実質的には双方が軍事境界線側に押し
出したため現在ではDMZの幅が300メートルまで狭まっている箇所もあ
って、幅が4キロメートルのままの所は珍しいそうです。


また「一面に地雷が敷設されているため通行は実質不可能で、そのため
半世紀以上にわたって人の寄り付かない場所となったことから、自然が
豊富であり渡り鳥が翼を休める野鳥の楽園
」となっているそうです
から先程見てきた動物たちはまさにDMZに入っていく前の予備知識、事
前勉強という所でした。

頭詫淵のイラストマップ



見学の前に戦争時、ここでどういう戦闘が行われたのか説明を聞きます。
チングからも一言、ここは韓国で一番悲しみの深い場所だそうです。






通路として指定された場所に滅多やたらと入ると、今もどこで地雷が
爆発するかわからないそうです。

錆びた兵器の一部も



さらに進むと~



北の金剛山からの流れを組むという頭詫淵が、昨夜の雨に増水して
激しく勇壮な流れを見せていました。流れが緩やかな日は、ここで
向こう岸に渡ることもできるのだとか。





手つかずの自然が残る美しくも悲しみ深い場所、韓国の人々は遊びの
中にも大きな悲しみと共に存在しているのかなと思ったひでした。












お昼は地の野菜ナムルたっぷりの韓食

2018-02-02 | 2017年夏ソウル生活
2017年8月27日日帰りバスハイキングの続きです。


この日のお昼は地域の韓食レストラン、プフン食堂です。



バスの到着時間に合わせてご飯が炊きあがり、団体ならではの盛りだくさんな
品数が並ぶのがウリだそうですが、農産物の端境期のこの季節、いつもよりは
少ないのが申し訳ないと4人一組で鍋物付き。お値段はすっかり忘れていますが、
10000ウォン(約千円)以下だったと~



4人でこの食卓を囲みます。お皿のパンチャンはお代わり自由、好みの商材には
皆同様にお箸が伸びるようです。茄子と青菜のナムルが良く売れていました。

同乗のツアーバス一行の食卓。ずら~っと並ぶと壮観です。



グループの人たちなどの間にはアルコールもまわり、チングと私も飲んでみたい
と思った契機は、そのマッコリが名物だったか、何か珍しい原料が使われていた
からなのか、既に記憶はすっかり飛んでしまいましたが、‘飲んでみたい’と
二人して思った事だけ、不思議に覚えています。

とはいえ、なかなかな量のひと瓶を飲み切る自身も無く諦めたら、同じテーブル
についた素敵な中年のカップルが、一杯どうですかとごちそうしてくださいました^^。




  素敵な中年のカップル(奥様を見つめるご主人の目が優しそうでした)


       一杯で出来上がってしまったチングと私

日帰りバスハイキング

2018-02-01 | 2017年夏ソウル生活
随分間が開いてしまいましたが、昨年夏の韓国暮らしでまだ詳細を報告
していない部分があるので今少しお付き合いください。

8月27日に日帰りバスハイキングに出かける事は、出発の朝バタバタと
報告しましたが、その続きです。

出かけた先は、江原道楊口郡頭陀淵渓谷。当初私としては、雪嶽山中に
ある月精寺を訪れるコースを希望していたのですが、チングに任せきり
にしていたら、こちらになっていました^^;

この日は集合地のソウル駅へ向かうのに、電車の選択を間違えてソウル
駅を通らない電車に乗ってしまうという大失敗をやってしまったのです
が、市内何箇所かでツアー参加者の集合場所が設定されているので、次
の集合場所に向かって、事なきを得ました。

3番目の集合地ロッテデパート蚕室前が最後の集合地で、ここで参加者が
全員揃うと、朝食が配られます。日本ならさしずめ折詰やパック詰めの
お弁当が配られる所ですが、韓国の面白い所は用意してきたご飯やパン
チャンを車内でお皿に盛りつけて供してくれる所です^^保温容器に入
っていたご飯はホッカホカでした。






             この日の朝ご飯

食後はインスタントですが、コーヒーも飲めます。





目的地の前に楊口郡にある幾つかの観光施設にも寄ります。


           先史博物館


           近現代史博物館


先史の方は関心が湧かずパスし、近現代の方のみ駆け足で見学。

【当時の生活雑器】










              
【教室の再現風景】




                時間割表  

【新聞】現代と違って、見出しや本文に漢字が使われているのがわかる。



【各雑誌創刊号】





【映画史】







ここくらいからは見たことのある題名が登場します。




観光地の一角にある小さな博物館でしたが、なかなか良かったです。
敷地内のトイレが支石墓を象って作ったとのことで、これも印象的
でした。但し、支石墓というより古墳の印象でしたが・・・


           支石墓トイレ
続く








路線バスで東大邱へーオンニに会いにヨンチョンヘNO7

2018-01-18 | 2017年夏ソウル生活
これは今夏7・8月の韓国滞在時の未報告部分の報告で、8月18日から2泊3日
でオンニの住むヨンチョンを訪ねた旅の最終日の報告です。

この日は名残り惜しい気持ちは、ぐっと押さえ早目にソウルへ帰ります。訪問
前に相談した通り、路線バスで東大邱まで行ってみます。教えてもらい一人で
行くのが、覚えるのには良いのでしょうが、残念ながら(?)も嬉しいオンニの
付き添い付きです。私たちが出発するより一足早く出たジョンヒさんとは、駅
前のデパートで待ち合わせて、お昼を一緒にすることになっています。



出発の日の朝のオンニ(自宅の中庭にて)


オンニが居るこの中庭は韓国ではマダンと言われています。韓国においてマダン
は、TVドラマを見ても、確かにそうと思えるように、屋根無しの第二の居間の
ような位置づけの空間です。
とりわけオンニの家は、深い庇付きのテラス(ベランダ?)のような空間もあり、
夏の夜などは風通しの良いこの場所に茣蓙を敷いて、家族で食卓を囲む団らん
の場になります。
滞在中、食事はいつもここでした。



オンニの家の目と鼻の先、徒歩数分の距離にある〈新寧ーシンニョンーバス停留所〉


シンニョンバス停で「와촌1」番バスに乗り3・40分走った河陽初校(ハヤンチョ
キョー河陽小学校)で一旦降りて(降りそびれたらバスセンターで)708番バスに
乗り換えます。


             バス停近所

             バス停近所


市中の一般道路を走る路線バス、専用道路を走る自家用車とは窓から見える景色
が違って面白いです。大邱はまだ一度も歩いたことがないので、本当に一度ゆっ
くり来なければなりません。


東大邱に到着したのは12時少し前、ジョンヒさんが来られるまでには時間がかか
りそうだったので、地下のフードコートで軽くおしのぎにパッピンスを食べウィ
ンドウショッピング。寝具売り場で目に付いた素敵な夏掛けに引き寄せられ見て
いたら、オンニも気に入ったみたいで、食事後に購入したようでした。

デパートは自然採光を取り入れ、中央部分が吹き抜けになっていて解放感があり
ます。

             



             デパート屋上


             デパート屋上


屋上は子供ばかりでなく中高生や大人も含めて楽しめるようです。どこもスマホ
写真を撮りまくる人々で一杯でした。一時頃にやっとドッキングしたジョンヒ母子
も食事の前に一しきり撮影タイムを取りました。


          オンニの二女ージョンヒさんと愛息(名前は失念)

韓国のオンマたちの息子愛については、聞いてもいたし、ポジャギチングもご多分に
もれずなので想像はついていたのですが・・・本当にもう↑ このべったり振り!
これで高校生です。

オンマべったりとはいえ、韓国の男の子がただ甘えん坊なだけのママボーイかという
と、必ずしもそうではないようです。ジョンヒさんの息子君は、肝腎の目を隠して
しまいましたが、明朗そうな受け答えやスッと切れ長な目から思うに、中々なイケメ
ン君でした。

滅多にない若者と話す機会、テレも忌避もなく率直に話してくれるのをいいことに
色々聞いちゃいました^ ^殆どの話しは忘れてしまいましたが、ソウルに戻りすぐ
メモをしておいたことがありました。

韓国は特別に好きな異性をヨジャチング・ナンジャチングと呼びます。息子君に
‘ヨ ジャチング’が居るかと聞いて見ました。するといないというので、ヨジャチング
でない女の子は何と呼ぶのか聞くと、ヨジャサラムと呼ぶのだそうです。


バスで東大邱に到着した時、購入しておいたKTXの時間までデパートで遊び、定刻
オンニ家族に見送られてソウルに戻りました。


ソウルに戻ると何故かホッとします。7月にプヨへ旅行して戻った時もそうでした。
長年ソウルに繰り返し旅行して、ごく一部ですが、自分の街の様に思うエリアがある
からなのかもしれません。昔、日本でまだ旅行をした事があまりない頃、旅に出て
家に戻ると、やはりそんな感覚をもったかもしれません。



浦項の市場・虎尾串日の出広場ーオンニに会いにヨンチョンヘNO6

2018-01-12 | 2017年夏ソウル生活
これは今夏7・8月の韓国滞在時の未報告部分の報告で、8月18日から2泊3日
の旅の二日目良洞マウルに続くものです。
年が明けてもまだ去年の報告を終えられないというのに、実は暮れの30日に
2月のチケットを予約してしまいました。今までのような週一のペースでは
次の旅行が先にきてしまいそうですので、少し急ごうと思います^^;

地図をアップできないのですが良洞マウルから浦項へは、東北方向へ一時間
足らず車を走らせれば到着です。市街地に入り駐車場へ車を入れてお店に向
かいます。



オンニがかつて行った事のあるお店(旧知の人が居るお店?)に行こうとした
らしいのですが、かなり久々だったらしく魚市場の場所から少し離れた駐車場
へ入れてしまったようでした。途中何度も場所を確認していました。

今夏初青果市場


           札のあるケースの中はエゴマの葉


           ツルニンジン

           茸類



魚市場のあるチュッドシジャンに到着




食堂の前にはアジュモニたちがずらり並び、客が選んだ魚をさばいて行きます。
日本の魚のさばき方との違いが興味深いです。無造作にザクザク切っている様
です。最後にタオルに包みギュッと絞るのが不思議でじっと見ていたのですが、
今思えばさばく過程でじゃんじゃん水をかけるのかもしれません。



ヒラメのような白身とホヤのお刺身に魚のあらの鍋でお昼を取り(写真は、美味
しそうに撮れたものがなくアップできません)一通り場内を見学、養殖物でした
がアワビが一盛りで数千円とお手頃だったので、ジョンヒさんにお世話になるお
礼に、ご家族へのお土産にしてもらおうと購入。元々の盛りが結構多かったのに
おまけでさらに何個も入れてくれて、おまけ大好きな私を喜ばせてくれました。



太刀魚も美味しそう!今日中にソウルに帰るのなら、買っていきたいところです。






お腹も満たされて次に向かったのは、韓国本土最東端で最初に日が出る場所、と
いうことで日の出の名所になっている虎尾串日の出広場。この名前は、韓半島を
虎に見立てた場合、浦項が丁度尻尾の付け根にあたることに由来するそうです。
地図がコピーできないので広場にあったオブジェの中の地図で、場所をご確認く
ださい。


そして、もう一つ半島をかたどったオブジェがありました。よく見ると虎の姿も
刻まれています。


虎尾串名物(?)「共生の手」:訪れる人の写真撮影スポットとして大人気でした。









この日は、写真を見てもらえば分かりますが一日青空の良いお天気でしたが、実
は崩れるかもの不安もあったのですが、何とか帰路につくまで良いお天気がもち
本当にラッキーでした^^

帰路につく頃降り始めた雨



夕食は市場で手に入れたアワビで、私がなんちゃって鮑ステーキにしてみました。
見栄えは酷いですが、柔らかいのに適度に歯ごたえもあり、バターと醤油に
肝が混ざったコクのある味はまさに鮮度抜群のおかげでした。