心の中のBYJと共に!

ようこそ!老年期まっしぐらのハルの韓国旅行時々国内旅行の記録です。最近は旅には出ても、報告アップが滞りがちですが…

5泊6日の地方旅NO6-大邱の宿

2019-06-30 | 地方旅行
大邱に行くと決めたのはソウル到着後、オンニと連絡をとってからでした。出発まで
一週間あるかなしかで大あわてで宿を予約しました。
良い所が無くても、やむなしと覚悟しての検索でしたが、booking.comでフォーマー
グアムソウォン(旧亀岩書院)という韓屋ゲストハウスが目に留まり、口コミにお庭が
広くて素晴らしいとあったことや、旧亀岩書院という名称から儒教の学問研究所との
関連が窺え、静かで厳かな雰囲気を期待して決めました。

경앙문(景仰門)



宿は到着後電話で知らせると、どこからか人が現れ門の鍵を開けて、中へ通されます。

中は、これまで行ったことのある他の書院のどこより簡素なイメージを受けました。
それは書院当時のメインの建築物が市の北部に移設され、残った一部の施設を体験型
の観光施設としているからのようです。それ故にお庭が広大で都市のど真ん中にあり
ながらとても静謐なスペースとなっている様でした。

경앙문の両脇は客室



メインの建物「亀岩書院」

(☝︎この建物だけ撮り忘れ、ネットから借用の写真です)

他には小さな木造の建物が2棟ばかり・・・・






予約した部屋は「亀岩書院」の扁額が掛かった建物の右部分の小さい部屋だった
のですが、案内されるなりもっと広い部屋もありますが・・・と言われました。
お布団を一式敷けば、いっぱいいっぱいになりそうな狭さに、私が困惑顔になっ
たのかもしれません。
その部屋ではあまりに窮屈そうなので、ありがたく変更していただくと、料金も
変わらないというので二重に有り難かったです。

部屋に落ち着くとウェルカムティーが提供されました。優しい味の牛蒡を炒った
お茶に韓菓が添えてありました。このもてなしに俄然この宿のポイントが跳ね上
がりました^^


部屋の内部



☝︎家具(パンタジ)の上の籠にはタオルやバスタオルがセットされていました。

シャワー室やトイレは別棟で不便と言えば不便ですが、韓屋の保存の点を考えれ
ばやむ無しです。下手に屋内に設置すれば、以前宿泊した江陵の韓屋のように
湿気で建具などにガタがきたりしかねないでしょう。

キッチンは主屋に併設する様な形で建て増しされていて、朝はトーストと飲み物を
いただけるようでした。またインスタント麺が何種類か置いてあり好きに頂いて
良いとのこと。


裏から見る主屋


ソッテも入れて、もう一枚裏から


庭から見えるチョンナの丘の第一教会



5泊6日の地方旅NO5ー挫折した‘自力でオンニに会いに永川へ’

2019-06-19 | 地方旅行
地方旅の4日目は在来線で大邱に移動しました。




☝︎の写真は二日前の夕方撮った在来線慶州駅です。KTXの新慶州駅と違いレンガ
造りのこじんまりしたレトロな雰囲気で、他国の建物ですが不思議に郷愁を感じ
ます。正面右側の内部壁面には、同じくレトロな写真が掲示され、汽車を待つ間
に興味深く見学しました。改札横には駅長さんの制服(?)が掛けてあって、着用
して写真を撮ったり出来る様で、鉄道好きには良い記念になりそうです。





列車に乗り、程なくすると車窓に桃の花でしょうか?ほんのりピンクの色彩が目に
つき始めました。良いショットを撮りたいと何度もポチを繰り返しましたが、結構
長い距離の間見えていました。
桜を期待していた慶州では、散ってしまっていて残念だったので、この眺めはとても
嬉しかったです。

とまあ大邱までの道中は良かったのですが・・・・

今回の地方旅に慶州と抱き合わせて大邱を選んだのは、その中間あたりにある永川
に親しくしてくださるオンニがいるからで、いつもオンニの家に行く時はオンニの
娘さんが送迎をしてくれるのですが、こちらは遊びで行くのに仕事も家庭もある娘
さんにお世話いただくのが申し訳なくて、“次に行くときは一人で永川まで行って
みよう”と考えていました。

つまり今回の大邱滞在は、オンニのおうちに自力で行ってみることが、私的には
最大のミッションでした。

オンニとは随時カカオで連絡をとっていたのですが、間が悪いというか何と言った
ら良いのか・・・・ 、オンニは家族や親類にハプニングが続き、私たちが慶州で
遊んでいた間、何度も大邱に通っていたのでした。この日も大邱に出ていたオンニ、
駅に迎えに行くから何時に着くのかと問い合わせるメールを私に送って来ていたの
に(後でわかってみればですが)、リアルタイムで確認できない私の通信事情の所為と
自力訪問へのこだわりの為意思疎通がうまくいかないのでした。

それでお疲れのオンニに無理をさせてしまうのではと今回は行くのを中止すると、
一旦は連絡してしまいました。
ところが情の厚いオンニ、折角大邱まで来ているのに会わずには帰せないというの
でしょう、中間地点のハヤンで会おうと、乗車するバスやバス停を知らせるメールが
きました。

この時点でオンニは既にハヤンに向かうバスに乗っています。もうオンニったら
こちらのメールを全然読んでないんだから!とグチりながらも、すっぽかすわけ
にはいかないので、私たちも大急ぎで出発!繊維会館前で急行5番のバスを待って
いると、外では繋がらないはずのカカオトークが、この時ばかりはどういうわけか
鳴りました。(バス停近所のお店のwifiに私が韓国内で利用したことのあるものと
同じものがあったのかも〜)

オンニの娘さんからでオンニから私をハヤンまで連れていく様仰せつかったとの
こと、バス停まで行くから乗らずにバス停で待つ様に言われたのを、自分たちで
行けるから来なくていいからねと言い置いてバスに乗ってしまいました。

今度こそ娘さんのお世話にならず自分たちで動けたと思いきや、ハヤン小学校前で
下車した私達をオンニと娘さんが迎えてくれて〜〜 ^^;
何度もカカオでバスから降りるよう言おうとしたのに、私が出ないから〜
ずっと私たちが乗ったバスの後を、車で追いかけてきたのだそうです。

バス停に私が居なければお家に戻ると思ったのに・・・
もうただお世話になるよりずっと大変な思いをさせてしまいました。娘さんへの
申し訳なさに消え入る思いで三鶏湯の夜ご飯をご一緒し、楽しいひと時を過ごし
たのでした。


5泊6日の地方旅行NO4慶州3日目(市内散策)

2019-06-08 | 地方旅行
この日は調子さえ良ければ釜山へ行く予定にしていた日でしたが、前日切符を
買っておこうとして、バスツアーの後宿へ向かう途中で駅に寄ったのですが、
希望する時間帯の列車に空席がなかったので、体調に自信がなかったこともあり
遠出はせず、市内でのんびりしようと決めていました。

そうしておいて良かったとしみじみ思った程私たちの体調は絶不調でした。
目覚めてからもずっと寝具の上、いくら何でももう起きようと動き出したのは、
記憶していませんがおそらくお昼の12時を回っていたでしょう。
宿提供のパンと玉子でトーストとゆで玉子をつくり、昨日市場で購入しておいた
ミニトマトを添えてブランチにしました。

市内見物に出たのは2時過ぎでしょうか?タクシーでアナプチ(雁鴨池)迄行き一
通り見学し、アナプチの道路を隔てた反対側の小高い丘の上にあるパンウォル
ソン(半月城)趾でこの日初めて写した写真に残っている時間は‘15:49’でした^^;

アナプチ→パンウォルソン→ 瞻星台と世界文化遺産登録の歴史文化地区をゆっ
くり散歩しました。








夕ご飯にはトソルマウル以外の新しいお店を開拓しようと、宿にいる間に検索し
ておいたんですが、探しても見つけられませんでした。やはりリアルタイムで検索
アプリを見られる状態でないとダメですね!

仕方がないので食事は通りがかりのお店で適当に済ませました。食事を終えれば
もう宿へ帰るばかりなのですが、何か物足りない気がしつつ雰囲気の良いカフェ
でもないかな〜と大陵苑沿いの道を歩いていたら、こじんまりしたハノクカフェ
が目につきました。



カフェ봄날(ポムナルー春の日)



お店内部の写真は撮り忘れましたが、いい雰囲気の若めの中年ご夫婦(と思う)が
営んでいて、静かに美味しいコーヒーを飲むのに丁度良い感じでした。

その後は市場までタクシーで行き、部屋飲みするウリナムピョンの為に、酒の肴
になるものを探したのですが、どれにも食指が伸びないらしく私の明日の朝食用
にカボチャのお粥だけを買い宿にもどりました。


5泊6日の地方旅行NO3慶州2日目(パドソリキル・骨窟寺)

2019-05-29 | 地方旅行
文武大王陵を見終え、続く見学地は柱状節理の見られるパドソリキル(波の音の
散策路)ですが、その前に昼食タイムでした。
カルグクス(手打ちうどん)でも刺身店でも、各自好きな方へどうぞとお店を推薦して
くれました。どちらも知らないお店ですから当たり外れは運にまかせるほかありま
せんが、天気も良く暖かだったこの日、うどんに触手が伸びず刺身店をチョイス。

でも刺身はウリナムピョンの好物ですが、メインの刺身の他にこれでもかと次々運ば
れる韓国式刺身屋さんのお膳立ては、私達老夫婦のお腹には少々負担なので、刺身ビ
ビンパにしました。注文するとすぐにパンチャンが何皿も並びます。



続いてメインのお刺身ビビンパ(混ぜ混ぜした後です)



食後はバスが待機してくれている場所まで
[パドソリキル]を歩いて移動です。



ここの柱状節理はよくある縦に並ぶものと違い扇状だと聞いて、一生懸命それらしい
場所を探しながら歩きました。







結局どこがそれなのか分からず戻ってからネットで検索した写真は↓



うーん、どうも見そびれたようです。残念^^;

バスの待機場所に近い所に展望台があり、随分お勧めの展望台のようでツアーガイド
さんが力説していましたが、私たちは明日に余力を残そうとカフェで出発時間になる
まで休息をとりました。

1.7キロあるというこのパドソリ道、そんな距離を全く感じない楽しい散策路でした。


[骨窟寺]

午後のお寺もパスし、バスに待機しようかと思っていたのですが、崖に刻まれた仏像
があると聞いて見たくなり降りてみました。寺の入り口には、寺の建造物より何より
武道姿の僧侶の看板が目立ち、頭の中はここは一体何をするところ?状態でした。

それでも皆さんに送れないよう付いて行くと、ダラダラ坂の参道を塞ぐようにワンコが
二匹寝そべっていました。遊んでくれるかな?と近づいて行っても、我関せずだったの
で、諦めて進むと磨崖仏が見えてきました。


私は今日はもうこの急な坂はとても無理なので、ここでリタイアです。

するとウリナムピョン、私の持つアイパッドを取り上げて撮ってきてあげると登って
行ってしまいました。

迫真の(!?)ウリナムピョン撮影の磨崖仏







途中にも何体もの仏様




頑張って登ってくれましたが、この先はロープに頼っての岩登りになるそうで、アイ
パッドをかかえたウリナムピョンはロープを掴むことができず、ここで泣く泣くリタ
イアせざるを得ませんでした。

出来る限る近く正面から〜と頑張ったショットは↓





私同様リタイア組は磨崖仏を正面に見上げる位置に置かれたベンチの周りで待機、私は
ウリナムピョンが下りて来るまで待っていましたが、他の人たちはある時を境にさ〜っ
とどこかへ消えました。寺の建物でも見に行かれたのかと思っていたのですが・・・・

骨窟寺見学を終え出発した車内のガイドとツアー客の話から、一斉に居なくなったのは
武道の公演を見に行ったからとわかりました。この公演の話はツアーのパンフレットに
は載っていなかったし、ガイドからの正式な紹介にもなかった事ですが、車内前方のツ
アー客との個人的な会話の形で‘公演’がどうの〜という会話が聞こえ、バスツアーで公
演って何だろうと不思議に思ったのでした。不思議に思うとすぐ聞くこともある私です
が、座席が後方で距離があった為か聞きそびれていました^^; お寺という仏の教えを探求
する場所と武道の公演、見ていれば入口の看板の意味がわかったかもしれません。


この後電力広報館に寄り市内に戻りました。







5泊6日の地方旅行NO2慶州2日目

2019-05-22 | 地方旅行
4月12日、慶州2日目になりました。今日はツアーバスで文武大王陵へ行きます。
9時集合に遅れない様アセアセ支度をしていたら、宿のアジュモニから電話があり
荷物は部屋に置いておけば、今日の宿コリョバンに運んであげるとの連絡でした。

そうでした!サランバンは昨日一泊だけで今日と明日は同じ経営者の別なゲスト
ハウスに移るんでした。ツアーに持って出ようか、バスターミナルのコインロッ
カーに預けようか、思案していましたから有り難くお願いしました。

このご主人、二ヶ所ゲストハウスを運営しているというのに、他に仕事もしている
というどんだけ働き者なんだ!と驚いた人でした。初めて利用した3年前も今回も
客は掲示板に貼られたメモを見て、自分に割り当てられた部屋に入ります。宿代は
現地支払いなので夜、時間のある時に徴収にやってくると同時に、朝食用の食材を
補充したりしていく様です。客がチェックアウトした後の掃除等はいつ???
不思議ですがずっとこれで動いている様ですから、私が心配することないですね^^;

ツアーバスは、市外バスターミナルに面した天馬観光が運営しています。宿からは
5分とかからないことを前夜行って確認しましたが、余裕を持って8時45分には出発
しました。

バスは9時10分に出発し、川沿いの通りを北へとひた走り煮〜〜 。両岸には桜並木
があり慶州到着前は、もしかしたら桜が見られるかもと淡い期待を抱いていました
が、ざんねんなことにとうに散ってしまっていました。


どこまでも続く桜並木が恨めしくなる程、本当に慶州は桜の木が沢山あります。


散らずに残っている木も有るのでは〜〜とずっと外を眺めていたら、花びらは散っ
てしまっているものの、紅い萼が残って全体が薄紅色に見え、別な花を持つ木の様
に見えてきました^^;

バスは市内アチコチのホテルに、何軒も寄ってツアー参加者をピックアップ、平日
だというのにほぼ満員でした。おじいちゃんと小学生の男の子二人を連れた一家と
若い、といっても十分大人の雰囲気あるカップルが一組居る位で、あとは中年、ご
高齢の差はあれど、全て女性のグループでした。日本人は私達だけの様〜〜

コースは伝統絹展示館→感恩寺址→文武大王陵→柱状節理(パドソリ道)→骨窟寺→水
力原子力広報館と回りました。

[感恩寺址]







往時のまま現存するのはこの東西二基の石塔のみ、国宝に指定されているそうです。

感恩寺は新羅の文武王が半島を統一した後、国を倭寇から守るための鎭国寺を創建し
ようとして建て始めた寺で、王は完成前に亡くなったが、その意思を継いだ次の王は、
龍となって東海を守る文武王が寺へ入って休める様、竜の通り道を作ったそうです。

金堂の床は石造りだったそうで、石塔より一段高くなったところに発掘された石材が
置かれていました。




↓これが龍の通り道に使われたものでしょうか?



感恩寺からほんのしばらく行くと今日の目的地文武大王陵です。



韓国においてお墓をどこにつくるかは、ある意味生きている時の住まいより重要かも
しれない問題です。陽当たりの良い居心地(眠り心地)の良い場所が選ばれるのは当然
水辺など以ての外、まして水中など〜〜
生前に国を守るための寺院建築、死してなお龍となって国を守りたいとは、何と国に
対する思いが強いのでしょう!一度は来てみたかった所でした。これで今回の地方旅
の目的の半分を達成しました^^

でも、ツアーですからお付き合いしてまだ旅はつづきます。