心の中のBYJと共に!

ようこそ!老年期まっしぐらのハルの韓国旅行時々国内旅行の記録です。最近は旅には出ても、報告アップが滞りがちですが…

晩秋のソウルに遊ぶー早朝割引で映画観賞

2014-11-29 | 韓国旅行

      

おはようございます。鬼のかく乱(?)かン十年ぶりに風邪をもらいましてダウンしていました。

まず旅行の疲れで夫が発症し、続いて私がダウン。そこまでは良いのですが娘にうつすまいと

夫が取った措置が憎いです。勤めの関係で都内のアパートに別居し週末の帰宅が、私たちの

無上の喜びだというのに、『今週末はお母さんが風邪ひいてるから帰らないように!」

内心では穏やかではないのですが・・・・・正しい判断だけに怒るわけにもいかず・・・の週末でした。

 

では拙い旅行記お読みいただけたら幸いです^^

                   ↓ ウリヌン ヒョンジェ インミダ(私達は兄弟です)

         

 

毎度恒例化した早朝割引での映画観賞、今回は訪韓3日目に計画しました。

いつも忙しくしていらして誰かが誘わない限りいらっしゃることが少なそうな

下宿のセスクシや料理教室の先生もお誘いして見に行ってみようと考えたところ

セスクシはキムジャンの準備で不参加ですが、先生は喜んで参加してくださる

ことになりました。

 

割引対象の朝一番の上映は9時15分開始と調査済みです。チングとは、チケット

売り場に9時集合、先生とはカフェ前に8時半、新村のアトレオンシアターまで30分

あれば充分でしょう。

平日の朝とあって私たち以外に一組だけのお客さん、華やかなコマーシャル映像から

スタートします。韓国のコマーシャルフィルムは出演する芸能人が一般の人と対照的に

ゴージャスなのと正比例して実に華やかに感じます。

 

映画は幼い頃、夫に先立たれた母によって孤児院に預けられた兄弟が、兄は米国に

養子に行き、弟は韓国でと生き別れの人生を過ごした後、30年ぶりに劇的対面を果た

したはずが・・・・実際に会って見ると、物腰、スタイル、職業、全てにまるっきり違う

 という二人。

そして兄弟対面の後には母子対面が予定されていたはずが・・・・痴ほう症のあるオンマ

(母親)が忽然と消えてしまいました。(実はTV局見学に来ていた団体に紛れ込んで、団体

バスに乗り込んでしまったんです^^本来なら見知らぬ人が紛れているとわかる筈が、点呼

を取り一人多いとわかった時、足りないんじゃ大変だけど多いのは問題無しとして先を

急いで出発してしまったんです^^ーこれって韓国のケンチャナ精神?それとも映画だから)

 

大型バスで高速道路に出てしまったオンマ、サービスエリア等を通して次々動きます。

母の目撃情報を追って津々浦々探しまわる間に兄弟は、離れて育った違和感を克服し

兄弟の絆を取り戻す、といってしまえば型どおりでつまりませんが、思い出の歌をと

いわれ、同じ歌を熱唱したり、別れる前にはお互いに相手の仕事道具に他愛ない

いたずらを仕込所など、まさに兄弟の血の繋がりを見せて、ハッピーなジエンド。

 

映画終了後は、私のリクエストで‘美味しいチャジャンミョン’を食べに、先生行きつけの

中華料理屋へ。

 

韓国ドラマを見ていると、現代より少し前の時代、朝鮮戦争が終わり韓国が復興目指して

いたようなころのチャジャンミョンは、嬉しいことがあった時など家族みんなで外食しに出

かけるような時に、よく食べられた料理のようです。また日本で引っ越しというと’日本そば’

がイメージされるように、韓国ではチャジャンミョンが引っ越しにはつきものの食べ物です。

 

ぺヨンジュン主演「四月の雪」のクライマックス間際、インスが妻と別れて引っ越ししたことを

表す場面で監督は引っ越し荷物が積まれた部屋で、インスにチャジャンミョンを食べさせる

ワンカットを入れていました。

 

私もどんなものかという興味で1・2度食べて見たことはあるのですが、レトルトのルーを

使用しているような感じで、とてもおいしいと言うほどのものではありませんでした。

ですからず~っと機会があれば、本当においしいといわれるチャジャンミョンを、是非一度

食べて見たいと思っていました。

 

チャジャンミョンは中華料理のジャージャー麺が起源だというので、中華料理屋さんでソー

スを自家製で作っているお店なら期待できるのではないかと思い、今回のソウル滞在中に

インチョンにある中華街に行って見ようかとも思っていた位です。でも近所に美味しいお店が

あり、先生が連れて行って下さるのなら、インチョンまで行くまでもありません。

写真はお箸を片手に1本ずつ持ってかき混ぜた後のチャジャンミョンです(見苦しくて

すみません。料理への関心が先で、撮影がいつも後手になってしまいます^^;)

中華料理店では定番メニューのタンスユッ(酢豚)も。韓国の味付けは日本とは違い

甘酸っぱい味付けではありません。お肉もこの店では薄切り肉を餅粉の衣をつけて

揚げてあってもちもちした触感でした。

 

食事中先生から私たちにどの程度映画を理解したか、あれこれ質問が飛び、三人で

一生懸命答えました^^

おかげでいつもどこかに霧がかかったような観賞後の印象が今回はかなりクリアー

です。

(続きます)

 

 

※ジャージャー麺はテンメンジャンという中国の甘味噌でソースを作りますが、韓国ナイズ

されたチャジャンミョンはテンメンジャンに替えて黒豆で作った味噌を原料とするそうです。

 

 


晩秋のソウルに遊ぶー11月11日はペペロデー

2014-11-27 | 韓国旅行

イベント好きの韓国の人々、今日11月11日は韓国ではペペロディーといい、友達や

恋人にペペロ(日本のポッキーに似たお菓子)をプレゼントし合います。

日本を出発する時、空港で大型ポッキーを見かけ、確か11月のこの頃ペペロディーが

あったことを思い出し、セスクシの下宿生の為にお土産にしようと購入してきました。

何日だったかは忘れていましたが、今朝のTVで丁度今日がその日だと話していました。

確かに1が並ぶ今日はポッキー状お菓子の日に相応しいと納得です^^

 

お遊びで持参して見た大型ポッキー、渡すなら今日しかありません。学生たちが夕食を

とり始める6時半から7時までの間には、是非持って行かなくちゃ~と急ぎました。

3カ月ぶりの挨拶もそこそこに、ポッキーをみんなでどうぞと渡し、セスクシとは近況交換

そして明日時間があれば一緒に映画を見ておしゃべりをどうかと提案、すると明日は

キムジャンの為の白菜を、田舎で農業をするお母さんの所に、とりに行くから無理とのこと。

 

そして明後日・明々後日と下準備をしてキムジャンは土曜日だそうです。6年前、まさに

キムジャンを控えて下宿の庭に山と積まれた白菜を横目に見つつ、お手伝いもできず

帰国の途に就かねばならなかった無念のりベンジが果たせそうでした^^是非手伝いたい

と申し出て、了承を得ました。

 

「パム モッコ カセヨ!(ご飯食べて行って)」と有難い言葉もあったのですが、最大6人も

座ると満杯感のあるダイニング、夕食は遠慮して近所の食堂に行きます。セスクシの所で

ご主人のお酒のアテが無い時など、ご近所さんでセスクシのチングでもあるスルチプ(居酒屋さん)

からパジョンの出前を頼んでいたのを思い出し、そこへ行こうとお店の前まで行くと

なんとお店の前でご主人とバッタリ!ご飯を食べに来たというと、ここより隣がいいと教えて

くださって、お隣でペクパン(白飯)をいただきました。

 

ペクパンというのは、ご飯に作り置きのパンチャン数種類とテンジャンチゲに、キムチだけの食事です。

いわゆるメーンとなる料理が無いお膳立てを言うようですが何もなしはさみしいからと

サバの煮付けをつけるよう勧められたので、そうしました。

煮付けに一緒に炊かれていた大根がとてもおいしかったので、お代りをお願いすると

お店のアジュモニ、「イゴ アラ!(これ知ってる?)」と、生のサバは大根にのせて、干しサバは

キムチにのせて煮るとおいしいのだと教えてくださいました。サバの煮付けは生しか

調理したことのなかった私、いつかやって見たいと思います。

 

食事を終えて明日の映画観賞の予定を先生とお弟子さんもお誘いして、みんなで行こうと

相談、それを伝えるべく宿舎に帰る前にマンナカフェに寄ります。

カフェには来客があり、先生と一緒に聖書のお勉強中でした。先生は(というよりクリス

チャンの方は、皆そうでしょうか?)とても敬虔で聖書のお勉強を絶えずなさっているようです。

 

お邪魔しないですぐお暇しようとしたのですが、構わないからと引きとめられて、しばし

歓談。どんな映画を見るのとお客さんから問われたので、候補を2作告げると、どちらも

コミカルな点では同じで、片方は子供も楽しめるもの、もう一つはコミカルだけれど深みも

あると教えてくださいました。それで深みのある「ウリヌン ヒョンジェインミダ」を見ること

にしました。

 

そしてカフェでも、卓上にポッキーやチョコが出ていて、「今日は何の日か知ってる?」

もらった人は、くれた人に向かっていい顔を見せるのだと、お弟子さんがお客さんに

向かってにっこりの見本を見せてくれました。私もやるように云われて大弱り^^;

「部屋に戻ってからします」と放免してもらいました。


晩秋のソウルに遊ぶーソンブクドン(城北洞)の午後

2014-11-26 | 韓国旅行

東大門でタッカンマリのお昼を終えた後は、一路ソンブクドンへ向かいます。

カンソン美術館へ行った時、たまたま立ち寄ったカフェイルサンが、後にぺヨンジュン

ご贔屓のお店になったことを知り、何かに付け通うことになりました。今日は滞在中の

モーニングコーヒー用に豆を手に入れ、ついでに午後のお茶をしようと思います。

車窓はすっかり黄葉したテハンノマロニエ公園のイチョウ。

ソウルはイチョウの街路樹が、とても多いです。

 

ただお店に入る前に、ヨン友の宿題を果たすべく臥龍公園入り口でタクシーを降り

ます。友人によると今中国で大ブレーク中のキムスヒョン君の最新作「星から来た

あなた」の重要なシーンの撮影地がイルサンに近いこの交差点ではないかという

のです。そう思った根拠は、TVに映った「ソンブクサゴリ(城北十字路)」の表示に

加えて印象的な柵に見覚えが~~とのこと。

 

その話を聞いた時、私もグーグルで検索して見たのですが、該当しそうな位置に

そもそも交差路が少なく「ソンブクサゴリ」の表示はどこにも探せませんでした。

機会があれば現地で探してみると約束したので、早速検証に向かいます。

 

結論は、似た道路状況はあるけれど微妙に違うようでもあり、決定打に欠けます。

写真を数枚カメラに収めて保留にしました。

↑の黄葉の元に塀のようなものが見えています。北岳山から続くソウル城郭です。ここ

で一旦途切れて1キロ余り東の所に恵化門があり、そこから東大門までまた続きます。

北岳山側は無理ですが、こちらなら大丈夫なのではないかと、今回の滞在中に、城郭

歩きを予定しています。膝の悪いチングは坂道や階段が苦手なので、彼女が帰国後の

スケジュールです。

 

イルサンではいつものように今日のお勧めコーヒーをいただきながら、持ち帰り用の

ヨンジュンスペシャルブレンドを準備していただきます。

小春日和のこの日開け放たれた窓からソウル城郭や、その真下に以前チングと初めて

訪れた大好きなイタリアンのお店を眺めながら取りとめのないおしゃべり。

恒例のお代わりも出していただいて、別種の豆に2杯目もまたおいしくいただきました。

 

お暇する時、先程までは姿が見えなかった見覚えある女性スタッフが、『オレンマネ オション

ネヨ!(久々にいらっしゃいましたね)」と、嬉しい声掛けをしてくださいました。

繰り返しソウルに出かけていると、自然食事や洋服など、それなりに好みのお店が出来て

繰り返し訪れるところもできました。でもこうして声を掛けていただく事は稀です。これも

ヨンジュンさんのご縁でしょうか^^

 

お茶の後は城北路を三清閣方面まで、ゆっくりお散歩です。おしゃれなカフェやおいしい

お店で、知る人ぞ知る地域ではあったようですが、1年前までは歩道のない所もあって

未整備だった城北路、最近は来るたびにどこかで工事があり、観光施設も増えています。

このカーブの先はもう三清閣です。

見事な紅葉と松の緑の対比が美しくてシャッターを押したのですが、霞んでますね^^;

三清閣から見るソウル城郭。ここはもう城の外側です。三清閣を訪れるようになって

いつしか、あそこを歩いてみたいと思うように~~

 

シャトルバスをウルチロイックで降りて地下鉄2号線に乗ります。

そこはクリスマスイルミネーションが輝くロッテ前です。

 夕暮れ時になり、実は私少し焦っていました。何故なら下宿で学生たちが夕食を取り始める

頃までに持って行きたい物があったのです。持ち歩くのが邪魔になるので、朝、駅のロッカーに

預けてきていました。(続く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


晩秋のソウルに遊ぶーテハンノ路上美術館とタッカンマリのお昼

2014-11-24 | 韓国旅行

2日目です。

11月中旬、昼間の気温は日本と大差なくても、さすがソウルの夜は冷えます。私たちが寒く

ないようオンドル操作を教えてくださり、寝具には電気毛布も用意してくださいました。

オンドルは二部屋全体の床暖房装置なので、起きている時だけつけ、寝るときはオフにして

毛布だけをつけて寝ましたが、汗をかく位にあったかく過せました。

 

朝食は昨日の機内食のパンに日本から持参したインスタントワカメスープ、それに先生からの

差し入れのミカンとコグマで済ませ、チング(友人―以下チングとだけ書かせていただきます)と

待ち合わせた地下鉄新村駅に向かいます。バスがありますが、共同行動時はタクシー利用が

多くなるので、散策を兼ねて歩いて向かいます。ゆっくり歩いても20分程度で行けそうです。

 

延世大沿いを正門前で南に曲がり程なく地下鉄新村駅です。途中歩道の隅っこにこんな物を

見つけました。通り過ぎてしまってから、ブログにアップできるかもとカメラをとりだしました^^

戻ってよく見ると、土鳩のようです。怪我をしているのかと思いましたが、そうでも

なさそうです。警戒する風でもありません。不思議です?可愛くて後ろ髪惹かれましたが・・・

 

チングとは、シンチョンロータリーのマクドでスムーズに会え、今日向かう先はテハンノです。

滞在中一度は演劇を見るべく、まずはマロニエ公園にある公演案内所 ↓ で作品を選びます。

中にあったチラシの中から「メン フロム ジ アース」をチョイスし、劇場を下見。

公演が開始されて程ないからか、花輪も真新しいです。

テハンノにはお気に入りのホットク屋さんがあったので、お八つにと思ったのですが、残念なことに

準備中でしたTーT。 時間は既に11時45分とお昼近かったというのに(営業は12時からだそうです。)! 

特別に作ってもらえないかと頼んで見ましたが、準備ができてないと断られました。営業開始が遅すぎ!

とむくれましたが、諦める他ありませんT-T。。。。

気を取り直してナクサン公園までタクシーで向かいます。テハンノからナクサン公園までの道は、結構

坂道がきついのです^^;

 

着きました。公園入り口に龍の壁画。

これは朝鮮時代、北岳山、仁旺山、南山、駱山の四山を首都ソウルを守る風水地理的に意味を

持つ「内四山」と呼び、駱山は青龍の位置にあることでここに龍の絵を刻むことになったようです。

 

公園には入らず路上美術館を目指します。周辺道路の右側の柵の下は崖です。崖に向かって

いろんなオブジェがありましたが、うまく撮れたのは唯一これのみ↓でした。

ドラマの撮影地にもなっているそうですが・・・、路上芸術の上でポーズをとる人々

ひとしきり路上美術館で遊んだ後は、東大門のタッカンマリ横町を目指します。

途中ビルの陰の、普通なら花壇にするような場所にこんな物が栽培されていました。

 

韓国の人はお花も好きなようですが、ちょっとした土のあるところを利用して野菜を作るのにも

とても一生懸命です。プランターで唐辛子を育てたり、サンチュを植えたりの軒先をよく見かけます。

でもソウルのど真ん中ビルとビルの谷間の花壇に育つ白菜は、さすがに初めてです。

キムジャンの白菜になるのでしょうか?

 

東大門で右(チョンノ五街方面)へ曲がり、1本目の道をすぐ左折し屋台の間を歩いて2・30m

程行くと右側にタッカンマリ横町の入り口があります。

 7月別なチングとも食べたタッカンマリ、1時も過ぎてお腹がペコペコです。お店の前の行列は

幸いなことに短く(2・3組)、どんどん呼ばれて店内に入って行きます。

 

 私たちもほどなく着席、小(2・3人前)を注文するとすぐ眼の前に洗面器様の鍋が運ばれて

きます。中には鶏ハンマリ(一匹)とジャガイモが入っています。トッピングで餅を入れても良い

ですが、最後にうどんで締めたいのでパスです。この段階で、セルフサービスのキムチをドーンと

投入しても可ですが、そんなことも思いつかず、ひたすら炊けるのを待ちました。

見た目殆ど鶏の水炊きですが、タレが違います。唐辛子とニンニクを主体に作られたタデギに酢、

醤油をそれぞれ好みの量で投入します。私たち3人はお酢と醤油で満たしたお皿にタデギを少量

薬味として入れていましたが、隣席の若い女性が豪快にお皿をタデギで一杯にしていました。

思わず撮らせてほしいとOKをいただき写真に収めた現地の人の付けダレです↓

お隣の豪快に食べかつ飲む様子にはおよびませんが、私たちもタッカンマリとおうどん2玉を完食。

 

続く


晩秋のソウルに遊ぶー初日は日韓共に爽快なブルースカイ

2014-11-22 | 韓国旅行

11月10日からソウルへ行ってきました。

今回は今年4月に完全リタイアした夫の退職記念旅行を兼ねて、7月に知り合った料理教室の

先生、お弟子のマルダさんと旧交(?)を温め、丁度キムジャン(越冬キムチ漬け)の季節なので

良くお世話になる下宿のキムジャンと重なることを期待しての旅です。

 

そして、そんな旅に6年前の最初の留学で知り合って以来、時々一緒に旅行するようになった

友人に、良かったら一緒に遊びませんかと声を掛けたところ、「ちょうど子育て支援の生活が

マンネリ化してつまらなくなっていた」ところだと即答が返ってきて、ソウルの晩秋を一緒に

一週間、友人帰国後も私たちだけで更に2日を楽しむことにしました。

 

宿は、7月の滞在の時に通った料理教室の先生所有のワンルームに一緒、が良かったの

ですが、友人は私たちに遠慮し、運よく空き部屋が出た旧知の下宿を調達。

 友人も私も携帯はスマホを持ちながら、便利に使いこなせないアナログ世代です。

別々の宿に泊まり連絡手段も不自由な中、どんな旅になるか一抹の不安は無きにしも・・・

のスタートでした^^;

 

11月10日、午前10時発のアシアナ1055に乗るため、余裕を持って6時出発。

今日の朝食は私がハングル検定の答え合わせに余念のなかった昨夜のうちに

夫が冷蔵庫にあり合わせのものでサンドウィッチを作っててくれました。

空港でコヒーだけテイクアウトで調達して、展望デッキでいただきま~す。

初海外旅行以来の搭乗機を激写して見ました^^

冷たい雨が降った昨日と打って変わり今日は快晴、出発日和です。友人が出発する関西も快晴と

明るいラインが届きました。快調なスタートです。

今回のフライトで残念なことがありました。長年アシアナ機を利用する、一番の理由にしてきた

機内食のキムチが、無くなったのでしょうか?今回はついてませんでしたTーT

 

定刻より少し早く到着したソウルも快晴^^ 3カ月ぶりの先生との再会が嬉しく足取りは軽い

のですが、大荷物なのでいつもの地下鉄9号線はあきらめタクシーで、まずは料理教室のある

マンナカフェへ向かいます。

マンナカフェは西大門区ヨニ洞にありますが、タクシー技士にわかりやすい(と思う)延世大学

裏門方面へ向かってもらい、目的地に近付いたら詳しく指示します。

カフェには遅くても2時までには着くと伝えてありましたが、鞄がスムーズに出てきたし、道路の

渋滞もなく一時少しすぎには到着、細い路地が入り組んでいるソウルのコルモク(路地)に

入ってもらうのは控え、大通りでタクシーを降りました。

 

ガラガラ鞄を引いて100m余り、カフェのドアを開けると、先生もお弟子のマルダさんも留守^^;

オットケ~(どうなってるの)

いつもいろんな人がやってくるマンナカフェ。今日は初顔のハルモニが一人椅子に腰かけて

いらっしゃいます。

お二人の所在を聞くも 「モルラ(知らない)」 とのこと。

 

一見少々頑固そうに見える(あるいは無口なだけかも)ハルモニに対し異邦人の私たち

気まずいとまではいかないけれど、敢えてそこで待ちたいと思える雰囲気でもなかったので

一旦出なおすことも考えないでは無かったのですが、到着の時間を知ってる先生が長い

留守をされるはずはないと思い直してそのまま待つことにしました。

 

程なく先生、マルダさんが戻り、ハルモニと先生が簡単に言葉を交わし、ハルモニが

お帰りになったあと、しばしのご対面行事(私の大好きなハグです^^)です。

この日の為に私が用意したお土産は、寒さ厳しい韓国の冬を前にして、今年自分用にも

1枚調達したスヌード(マフラーの両端を繋いだもの)です。

外に出る時首に2重に巻いてもいいし、肩がちょっと寒い時一重で肩掛けにしても

手で押さえていなくてもずり落ちず、結構便利で重宝するはずと、店員さんの

受け売りを説明すると、さっそく肩にかけ、とても喜んでくださいました。

 

そうこうするうち友人もインチョンに着いたと電話が入りました。下宿に落ち着いたら

又電話をしてもらうことにして、私たちも宿舎に案内していただきました。

先生がちょっと横になりたい時などの為の部屋だというそのお部屋、マンナカフェ

から徒歩2・3分、大通りへ出る途中のアパートの4階にありました。

アパート自体は5階建てで、残念ながらエレベーターはありません。

↑ の道路と反対側です。ワンルームと呼んではいますが、建築当初のワンルームの外に

増築したらしい、6畳程度の一部屋がついていましたから実際のところは1DKです。

 

使い慣れた持参したものがあるので石鹸以外は使わなかったのですが、ホテルなどで

アメニティと呼ぶ洗面用品等も、新しく用意してくださったり、冷蔵庫にはペットボトルの水や

果物を滞在中に食べて!と詰めておいてくださっていました(コマウォ ソンセンニム)。

 

荷物をほどき部屋にも一定馴れた後、再びマンナカフェで先生たちとおしゃべりしながら

友人の電話を待ちます。今夜の夕食は、先生のお勧めおいしいお店リストから料理で

大まかにチョイスをした後は先生に全てお任せです。韓定食(品数が数十種並ぶ

韓国伝統のお膳)というほどの高級料理ではないけれど、パンチャンの数では引けを

取らない、安くておいしいお店だそうです^^

 

友人から2度目の電話が入り、先生のマイカーで向かうのはマンナカフェから30分ほどの

ところだそうですが着いてみたら、ソウル市のベッドタウン的地域、高陽市にありました。

旅の最初の食事はチュクミと呼ばれる小ぶりの蛸の炒め物(チュクミ ポックン)と、豚肉の

炒め物(テジコギ ポックン)、それにどちらがメインなのか分からなくなりそうなほどの

たっぷりの葉っぱでした。

※蛸は韓国語では普通ナクチと言われます。別種の蛸なのか、ただ小さい蛸なのかは

聞きそびれましたが、小さいものはチュクミというのだそうです。

左の大量の葉っぱ類は

二人分で、見えないところにもう一皿別にあります!!!蛸も豚肉も強烈なほどの唐辛子

パウダーと共に炒められています。通常食事時にアルコールを必要としない、チングも私も

今日は何となく、ビールを注文。二人でたった瓶ビール1本ですがおいしく喉をうるおしてくれ

て、大いに食事が進みました。お弟子さんが出発間際の、ご友人からこれからカフェに来るという

連絡が入り、急遽運転担当になった先生、飲めない先生の前でご免なさい^^;

たくさんの葉は、こうして↓いただきます。2種類の葉と、その上にチュクミ、生ニンニク、青唐辛子を

乗っけて、一口大に折りたたみます。おりたたんだ物を、一緒に食べる相手の口へ入れ食べさせて

あげるなんて光景、ドラマでよく目にしますね^^

せっせと包んで食べて、それでも残ってしまった葉っぱの行方を気にしながら・・・ご馳走様の後は

セルフサービスのコーヒーをいただきます。このコーヒー、砂糖・ミルク入りインスタントコーヒーです。

日本では普段飲むことのないものですが、韓国の強烈な食事の後は、甘くまろやかなこのコーヒーが

本当に合う気がして自然韓国の人に右に倣えになります^^;