心の中のBYJと共に!

ようこそ!老年期まっしぐらのハルの韓国旅行時々国内旅行の記録です。最近は旅には出ても、報告アップが滞りがちですが…

新しい下宿に泊まり、今までやり残したことをする旅NO10ー新しい下宿

2019-10-18 | 2019秋韓国旅行
2008年に初めてお世話になって以来、まるでソウルの別宅のような気軽さで利用して
きたセスッシの下宿を廃業により失い、代わって紹介されたところも実は前々から廃業
の時機を狙っていたそうで、7月に一度利用しただけで無くなってしまいました。

一度利用しただけのそこは、私のように老年期にありながらもリピートしてソウル滞
在を楽しむ人たちが何人もいるところでした。預けてある荷物の整理も兼ねてだそう
ですが、7月の下宿終焉には四名が馳せ参じていました。オーナー懇意の新たな下宿を
紹介され見学に行くという時、私も同行させていただきました。

新下宿は新村5叉路の今までとは対角線上の反対側、現代百貨店の西側にあります。
エルリムという名称の下宿ですが、5階建ビルの5階に下宿オーナーが住み 、3,4階で
下宿を運営。このビルにはエレベーターが無く、1ヶ月単位の滞在に備え荷物は預け
られる23キロギリギリまで詰めますから、抱えて階段を登るのが本当に大変です。
到着を電話で知らせると階下まで迎えに出て鞄を運んでいただける様ですが、wifiを
持たない私、外では連絡手段がありません。鞄がない時も上り下り自体が辛いです。
またセスッシのところとは、部屋代が3割程高くなります。他の皆さんそこで従来の
ように、滞在型韓国旅行を楽しむ積もりの様でした。

とまあ私にとっては、セスッシの下宿と比較してしまえば魅力が半減してしまうところ
ですが〜〜住みごごちは他にも検討材料がありますから、まずは利用してみなければ〜

7月に一緒に見学に行ったYさんは、その場で11月1ヶ月間の予約をされましたが、既に
8月に一度短期の滞在で利用されたとのこと。そして9月26日に訪韓した私、行って見
たら7月に会ったMさんがいらっしゃいました。山陰地方在住のMさん、この夏以来あ
ちこちの地方空港でソウル便や韓国便が無くなっているそうで、最後の記念にと9月半ば
から10月中旬の予定で一旦はチケットをとったそうですが、その後9月末で終了の連絡が
来て、30日帰国に変更を余儀なくされたんだそうです。

偶然の再会に嬉しかったのは私です。思いがけず会えたお陰で、彼女とおしゃべりし
ながら若い下宿生たちとの会話もスムーズにできました。でも私が28・29で地方旅行を
入れていたので、ご一緒する時間がほんの少しだけだったのは残念でした。

そして10月1日には1ヶ月滞在予定で男性が一人、3日には7月に一晩だけおしゃべりした
初留学でご一緒したKさんがやって来ます。kさんに会いたくて、私こそ9月中のスケジュ
ールにしたいところを、Mさんとは逆に9月と10月をまたぐ様に設定したのでした。
彼女も私同様ポジャギ作りに嵌っているそうで、7月の一夜は互いに今作成中の物について
熱く語り合ったのでした。まだまだ話し足りないし、ポジャギの展示のある刺繍美術館
にも行く予定でした。

新しい下宿に泊まり、今までやり残したことをする旅NO9ー木人美術館

2019-10-11 | 2019秋韓国旅行
今回の旅は9月26日出発の10月5日帰りの9泊10日です。29日の夕刻安東から
ソウルに戻り、下宿の近所でノンビリ体を休めた30日は リアルタイムで簡単
に報告しましたから、今日は10月1日の報告です。もう旅も半ばを過ぎました。
この日も特別な計画はせずノンビリ市内をブラブラしようと出かけましたが、
思いがけず木人美術館を見学することになりました。

取り敢えずランチをしようとバスで付岩洞の鶏熱社へ向かったのですが・・・
ところが…鶏熱社は、改装中で営業していませんでしたT-T
止む無く入った別なお店は、バス道路が大きく90度曲がる角の突き当たりの所に
ありました。注文した料理が出るまでの間、曲がって行く車を見たり、屋外の
爽やかなテラス席で一人ランチをする女性の姿を見るともなくみたり・・・
狭い店内より外が、気持ち良さげでずっと屋外を見ていました。人も車も居なく
なった時、観光案内のポールが目に付き「木人博物館」とあるのを見つけました。

そんな博物館があることを何かでみて知ってはいましたが、わざわざ行くほどの
関心は持たずにいた分野です。又、こちらの方にあるとは全く思いもしませんで
した。(後日調べたら元は仁寺洞にあったようです。)

付岩洞住民センター沿いに左へ500mとあったので、行って見たのですが・・・
100mと行かず後悔しました。坂道が続き傾斜がドンドン急になるんです。
途中で休み休み振り返って見たこの景色!



まだ坂の途中なのに、この高度感!!!

やっと着きました!路地の突き当たりです。

博物館入り口



写真の右の方、石像にお気づきでしょうか?木人博物館のはずが・・・・



石像も沢山あるようです。広い敷地内のあちこちに樹木と配置された石像達
城北洞の石像博物館に似た雰囲気があります。
そういえば入り口の正式な表示には「木人博物館 木石苑」と並列でした。

観覧料は韓国では珍しく15000wと高額。よくあるシルバー割引も無くちょっ
と痛い出費でした。でも入館するや、お茶かコーヒー、ジュースなどソフト
ドリンクとペットボトルのお水をいただきました。
後になってみると観覧の途中に一息入れるとか、苑内にある展望台に持って
行って、景色を見ながらいただくと良かったと思います。
坂道で汗を掻いたのでアイスコーヒーをいただき、その場ですぐ飲んでしまい
ました^^;

苑内はソウル城郭が仁王山に伸びていく部分の外側にあり、まるで城郭自体が
お庭の塀のような景観です。




この苑内に小さな建物が数棟点在し、韓国の木人や外国の木彫刻などの収集品
がわけて展示 されているようです。

外国の収集品





木人倉庫


木人とは朝鮮時代に、葬送の時棺を載せる喪輿(サンヨ)とよばれる輿を装飾する
為につくられた木彫刻人形をいうそうです。木人倉庫と表示されたところには、
木人や、それと同じく喪輿を装飾した「龍◯板(ヨンスパン)」などが展示されて
いました。

入り口の2階から入ると



よく見ると、虎に跨っていたりしていて面白いです。


でも、意外に展示品が少ないような・・・

階下の一階に行ってみると、ケースに入った多彩な木人が〜




立体的なものが多いですが平面的なものもあります。

↑ がどんな風に使われていたのでしょうか?

レプリカと解説図がありました。







ヨンスパン





とある一棟に屋上テラスが作られていました。ここでいただいたコーヒを飲めば
気分良かっただろうなぁと思った場所です。


高台の建物の屋上だけあって、眺望が素晴らしかったです。パンフレットを見たら
ここは展望台とありました。


展望台からの東西南北の眺め









美しい庭や高台からの眺望も堪能した午後のひと時、この間この空間はスタッフ
以外には、私が独り占めするという贅沢な時間を過ごしました。

鳳停寺ー新しい下宿に泊まり、今までにやり残したことをする旅NO8

2019-10-09 | 2019秋韓国旅行
花火大会の翌日です。ゆっくりマウルを出発しました。



ここも実りの秋を迎えています。稲田と遠景の家並み、さらに遠くの山並み、
田舎育ちの私の原風景です。日本の自分の故郷には既にない風景です。

この後は、安東市内でお昼を食べ、周辺を少し散策して、夕方にソウルに帰り着
ける電車に乗れれば〜と緩く考えていたのですが、駅に着いて、荷物を預けられ
るロッカーを見たら気が変わりました。又このロッカー、何と無料です。荷物抱
えてトコトコやってくる、個人旅行客への配慮が行き届いていると思いました。

荷物は、一泊分の着替えと洗面道具ですから小さなリュック一つですが、マウル
入口で売っていた採れたて林檎(安東近隣は林檎の産地です)を、ソウルで見る物
とは明らかに違う瑞々しさ、試食のシャキシャキした美味しさに、思わず買って
いました。

預けて身軽になれたら、安東の見どころの内まだ行っていない鳳停寺(ポンジョン
サ)に、俄然行ってみたくなりました。駅構内にあるインフォメーションで情報収
集すると、少し前にバスが出たばかりで次は、今出たバスが終点まで行って戻っ
て来る二時間後になるので、タクシーで行くことにしました。
タクシーは鳳停寺まで2万ウォン位、日本円にすれば2千円かからないそうです。
一人タクシーで行っても、時間を思えば贅沢ではないでしょう。

又タクシーにしたメリットは、その他にもありました。
韓国のお寺は山の中にあることが多く、最寄りバス停を降りてから境内にたどり
着くまで、かなり歩かなければなりません。日頃の不摂生で完璧メタボ体型の私、
山道や傾斜のきつい坂道は、息があがってしまい苦手です。

タクシー運転技士の配慮で、実際に見学する境内の直近まで乗せて行っていただ
きました。

万歳楼






ここを入ると寺の中央部大雄殿前に出ます。




大雄殿(国宝311号)


仏様


ここの堂内の柱などに施された装飾の丹青(タンチョン)は、長い歴史を超えた
模様の残り具合と、その色合いが絶妙でとても私好みです^^








大雄殿の左側には国宝第15号の極楽殿、これは数年前に永川のオンニと行った
浮石寺の無量寿堂と共に、現存する韓国最古の木造建築だそうです。



仏様



この鳳停寺の奥を右へ少し行くと、付属寺院である霊山庵(ヨンサンアム)がある
というので、そこへ向かおうとすると、僧侶が一人そちらへ足早に去って行き
それを追う様にして犬もススっと通り抜けて行きました。余程その僧侶の事が
大好きなワンコなのかなと後に付いて行ってみました。





僧侶の前で神妙にしています。僧侶は犬にご立腹の様です。

近くにあった記念品売り場の女性が出てきて何やら心配気に見ていたので、どう
したのか聞いてみました。
僧侶が‘食べちゃいけない’と言っていた物を犬が食べてしまって、叱られている
のだとか…
犬の様子が可愛くて、しばらく見ていました。叱られた犬は、僧侶がソッポを
向き続けるや、女性に助けを求める様な仕草をしたり、果てには私に迄すり寄
ってきたり〜
味方が現れなくて、結局は僧侶にコンコンとお説教されていました。

霊山庵








松ともう一本ある2本の木を囲む様にして建物が並ぶ配置がとても落ち着いて
良かったです。

ここの仏様


ここの丹青も素敵です。






新しい下宿に泊まり、今までにやり残したことをする旅NO7ー河回マウルの宿と朝ごはん

2019-10-07 | 2019秋韓国旅行
豊山柳氏(プンサンユシ)の同族村河回マウルは、合掌作りで有名な日本の白川
郷の様に、村自体がユネスコの世界文化遺産に登録され、韓国の儒教文化の下
での人びとの暮らしが垣間見られる所です。
村には体験宿泊のできる両班の邸宅(北村宅)もあり、そこに泊まると豪華な韓
定食の朝食付だったりしますが、宿泊が一棟契約で一人で宿泊するにはコスパ
的に高すぎるので、今回はやめました。深夜バスでソウルに戻れるか、花火終
了後に安東まで戻るバスの便があるかを調べようと、日本出発前に色々検索し
ていて、たまたま河回マウル観光案内所に勤める、日本人女性のブログに行き
あたりました。

花火終了後に臨時バスが出ると教えていただくと同時に、まだ泊まれる民泊の
部屋がある事も聞いたので、予約をお願いしました。
河回マウルではのんびり過ごすつもりです。

私が泊まった部屋(↓ 左側の部屋)


↑を外側から見ると(右側の建物)



内部





部屋は夜具を敷いたら、もう空いたスペースの方が少ないという狭い空間です
が、清潔に整えられ、出入り口にも正面の小さな窓にも網戸がはめられていて
虫の侵入ができない様になっていました。それでも出入りのたびに蚊などが入
る可能性がありますが、翌朝目覚めて外へ出たとき、部屋の外の敷石の所に蚊
取り線香が焚かれた燃えかすがありましたから、夜中ずっと焚かれていたので
しょう。虫に悩まされる様なことは全くありませんでした。

朝はお餅程度の軽食を宿で用意していただける(+5000w)というので、お願い
していました。ひとり旅の私を気遣って下さったのか、同じ宿にもう一組日本
人の女性グループが宿泊しているので、朝食は一緒にと女主人に勧められ、お
邪魔させて頂きました。グループの宿泊していた建物は、両側に私の部屋と同
じ広さの部屋があり、真ん中に板の間の吹きっさらしの空間があり、そこが食
事場所でした。


日本人女性たちの泊まった棟(左側の建物)


準備された朝ごはん




お皿に盛られたお餅とサツマイモと果物、そしてゆで卵に紅茶のメニューです。
お餅とサツマイモはふかしたもので、軽く焼いてありました。素朴で美味しい
朝ごはんでした。








河回マウルの伝統花火大会2ー新しい下宿に泊まり、今までにやり残したことをする旅NO6

2019-10-04 | 2019秋韓国旅行
夕方6時を過ぎた頃、そろそろ行かないと良い場所が確保出来ないかなと宿を
出発。何しろ初めてのことですから、観客がどの程度なのか全く見当がつき
ません。下見の時はぐるっと河に沿って行きましたが、今度は村内を突っ切っ
て最短距離で行ってみます。
村内のお家にはいろんな木や花が植えられて道行く眼を楽しませてくれていま
す。急いだ方が良いかなと思われるのに、つい眼がいってしまいます。



棗、木に生っているところを初めてみました。京東市場で見た生棗といい
今回は‘はじめて’が多くて顔が緩みます。

会場に着くといよいよ開始時間が近づいて来た様で、先ほど跆拳道をやって
いた舞台とはまた違う特設舞台で、公演らしきものをやっていました。時折
照明テストなどするらしく、会場が青く照らされたりします。



こちら側から河の中へ丸太を組んで何か作られています。今年英国女王の来韓
20年だかを記念して三番目の王子がハフェマウルを訪問。それを記念して、村
と芙蓉台を結ぶ臨時の橋が架けられたそうです。
王子の来村数週間程度の架橋予定を、年内は継続保存されることになったとハ
フェマウルのブログで知り、歩いて渡れるのを楽しみにしていました。
(従来は土日のみ、渡し船が営業していたかと思います。)

所が日本同様韓国も9月初旬には異常気象による大雨に見舞われ、洛東江は大洪
水で、その橋は両端の橋桁が流され、撤去する以外にないほど壊れてしまった
ので、撤去することになったと聞いていましたが・・・・、何でしょうか?

私が河原に到着したころはまだパラパラと観客がいる程度でしたが、時間が迫っ
てくると人々で埋まってしまった感のある状態になりました。







辺りがすっかり暗くなると、特設舞台の余興(?)も佳境に入り、火の準備が
されているのか煙が濛々と立ち始めました。







初めは河原のこちら側の一部分に火がつけられた様です。肉眼では、それなりに
燃えているのがわかるのですが、写真には点程にしか写っていなくてすみません^^;

それでも時間を追うごとにどんどん向こう岸まで点火され







川面でも何かに火をつけたものが流されました。



この川面を流れる物が、ある地点に流れ着くまでに、河に浮かべた舟に乗った
風流人たちが、競って詩作をする遊びが行われたそうです。今回河の途中迄渡
された橋のようなものは、舟の代わりに詩作などする人々が集う場所として設
置されたようでした。




この伝統花火大会は花火と、詩作と、そしてクライマックスに芙蓉台から火を
つけた松の薪の束を投げ下ろすという三つがセットになった楽しみだったそう
です。
何度も何度も崖を転がり落ちる火の塊が豪壮で、本当に盛り上がりある花火祭り
でした。拙いアイパッドのカメラで撮った写真しかなくて、申し訳なく残念です。










おまけ

終了が宣言されてから進入禁止線が解除され、もっと近くで残り火を見ようと
花火の縄の下に近づく人々