心の中のBYJと共に!

ようこそ!老年期まっしぐらのハルの韓国旅行時々国内旅行の記録です。最近は旅には出ても、報告アップが滞りがちですが…

高麗美術館「私のお気に入り名品展」をギャラリートーク付きで鑑賞

2015-12-29 | 美術館(国内)

京都洛北の地に朝鮮の美術工芸品を展示する小さな美術館があります。

在日一世の鄭詔文氏が日本で収集した1700点に及ぶ朝鮮の美術工芸

品を専門的に展示、研究する日本最初の美術館だそうです。

1・2階に展示室があり、2階の一角には蔵書コーナーもあり手にとって読む

こともできます。

 

 今回の企画展「私のお気に入り名品展」と名付けられた展示は、2014年秋

の「あなたが選ぶ高麗美術館の美」展で観覧者から寄せられた1100通のアン

ケートを基に「私の好きな高麗美術館の美」ベスト30の発表だそうです。

 

京都訪問の初日12月20日には、トークギャラリーが開催されるというので

行ってみることにしました。美術館訪問は2年振り、専門的に研究している方の

お話を聞きながらの見学は、初めてで期待大でした。

 

人気第一位は、李朝の白磁の壺でした。いわゆるタルハンアリ(月の壺)と

呼ばれる丸い真っ白な壺で、それは創立者鄭詔文氏が美術品収集を始める

きっかけとなったもので、古美術商の店先にこれを見つけて魅かれた氏は

いつか帰る祖国への、土産の一つにしようと暖簾をくぐったのだそうです。

 

この日の観覧者に、何故か注目を浴びたのが民画の虎の絵でした。写実的な

ものでなく戯画化され、どこかユーモラスな印象もある虎の絵は、観覧者中の

漫画を勉強中だという男性の集中質問を受け、皆が注目するところとなりました。

普段は家の中に飾られるこの絵は、お正月には門の外に飾られ、厄除けになる

のだそうです。(ソウル会賢洞には民画ばかりを集めた小さな美術館があります

からいつかそこにも行って、又いろいろお話を聞いてみようと思います。)

 

また朝鮮通信使に関連した絵もありました。江戸時代、徳川幕府の将軍が

交代すると朝鮮から祝賀の使節団が送られました。その様子を描いた『朝鮮

通信使参着帰路行列図』や、行列に付いて馬の上で軽業師が曲芸を披露する

様子が描かれた『馬上才図』に多くの人々が行列を見に集まって楽しんだ

様子が、良くわかるのでした。

 

2階には座の文化ということで、朝鮮時代の両班家庭の女性の居間と男性の

居間がしつらえてあって、全面に刺繍が施された屏風を背面に配し彩り華麗な

女性の部屋に対し、文士然とした男性の無彩色な落ち着いた部屋の雰囲気の

違いが一目瞭然でした。

そして図書コーナーの前には座布団が用意され、自由に座って気楽にお話を

して行ってくださいということで、しばし参加者で楽しく歓談をしました。

 

歓談が一しきり落ち着いた後、一人じっくり見直すためにもう一回りして、意匠を

凝らした始めて見る物入れ(箪笥?)に気づきました。

鮫皮玳瑁螺鈿双龍文籠( さめがわたいまいらでんそうりゅうもんのん)という

2層の箱型収納家具です。もう一つ豪華さでは引けを取らない黄角三層チャン

もありますが、それは前にも見たことがありました。写真は不可ですが、ご紹介

したいので絵ハガキを購入して帰り、写真に撮って見ました。

 真正面からの写真でなくて残念ですが・・・

 

龍の輪郭は細く撚った黄銅の線で、顔や鱗は鮫皮、上部中央の模様は

べっ甲、周囲の雲は螺鈿で描かれています。考え付くありとあらゆる豪華な

装飾技法が使われている、そんな気がしてくる豪華さでした。

 

 

【ついでに】

実は、今回の訪問で展示物ではなく室内のインテリアとして置かれている

らしい棚に一番に目を惹きつけられました^^

 手を触れないようにとの表示があったので、ひょっとしたらそれも展示品の

一つかもしれないのですが、何の説明書きもなかったので今回の展覧会の

ためのものでは無さそうでした。

それは5月の仁寺洞で見つけ、一目で気に入ってしまった木製の棚に似た

風合いを持っていて、何の装飾もない古い木家具ですが、とても気に

入りました。

これを見つけてこの美術館がますます気に入ってしまったのでした^^

 

 

 

 


♪ハッピークリスマス♪

2015-12-25 | つぶやき

クリスマスイブの昨日

友人からメリークリスマスの動映像が送られてきたり

お返事したりで、さんざんMerry Chrismasと叫んでいた

(お陰で今ハッピークリスマスのフレーズが蘇った)

 

娘が成人しツリーすら飾らなくなって久しい我が家

旅行の折、おしゃれな手ぬぐい屋さんで手ぬぐいツリーを見つけ

クリスマスの家族パーティの部屋に飾ろうと求めたものを

取り出して見ました

 

어때(どう)?

 

                    ツリーの下は娘へのお土産(定番八橋、プチメックのシュトーレン、ニャンコ柄の手拭)

 

ところで、結婚後初クリスマスを迎えるヨンジュンさん家はどんなクリスマス?

インスタグラムをみたら부인がアップしたツリーを見つけた

我が家とは違ってとっても豪華

 

 

書いてるうちに音楽にほとんど関心のない私が

7・8年前の冬 珍しく買い求めた「ハッピークリスマス」の歌を

こちらを訪れてくださるみな様へ心を込めて

プレゼント

 

ハッピーなクリスマスをお送りください

 

Happy Xmas
ハッピー・クリスマス

 

So this is Xmas
クリスマスがやってきたね

And what have you done
今年はどんなことをしたんだい

Another year over
今年ももう終わり

 

And a new one just begun
新しい年が始まるんだ

And so this is Xmas
クリスマスがやってきたよ

I hope you have fun
きみが楽しんでるといいな

The near and the dear one
近しい人も大切な人も

The old and the young
お年寄りも若者も

※1
A very Merry Xmas
メリー・クリスマス

And a happy New Year
そして新年おめでとう

Let’s hope it’s a good one
いい年になるよう祈ろうよ

Without any fear
恐怖のない世の中であるように

And so this is Xmas (war is over)
クリスマスがやってきた(争いは終わるよ)

For weak and for strong (if you want it)
弱き人にも強き人にも(それを望みさえすればね)

For rich and the poor ones (war is over)
富める人にも貧しき人にも(争いは終わるよ)

The world is so wrong (if you want it)
世界はひどい過ちを犯しているけど(それを望みさえすれば)

And so happy Xmas (war is over)
ハッピー・クリスマス(争いは終わるよ)

For black and for white (if you want it)
黒人にも白人にも(君たちが望めば)

For yellow and red ones (war is over)
アジア系にも先住民にも(争いは終わる)

Let’s stop all the fight (now)
全ての争いをやめようじゃないか(いま)

(※1 くりかえし)

And so this is Xmas (war is over)
クリスマスがやってきたね(争いは終わりだ)

And what have we done (if you want it)
僕たちはどんなことをしたんだろう(君たちが望めば)

Another year over (war is over)
今年ももう終わり(争いは終わりだ)

A new one just begun (if you want it)
新しい年が始まるんだ(君たちが望めば)

And so happy Xmas (war is over)
ハッピー・クリスマス(争いは終わりだ)

We hope you have fun (if you want it)
きみが楽しんでるといいな(君たちが望めば)

The near and the dear one (war is over)
近しい人も大切な人も(争いは終わりだ)

The old and the young (now)
お年寄りも若者も(いま)

(※1 くりかえし)

War is over, if you want it
争いは終わる、きみが望めば

War is over now
争いはいま終わるんだ

Happy Xmas
ハッピー・クリスマス

 

 


感嘆!雲龍図ー暮れの京都旅(2)

2015-12-24 | 国内旅行

京都は若き日にしばらく暮らした土地

離れてからも結構行くことが多いです。観光スポットには結構行った

つもりでしたが、どうしてどうして未踏の地もまだ多く残っています。

 

見学地を自分の好みで決めると、同じ所へのリピートが多くなる私

今回も午後に3度目の高麗美術館行きを入れたので

午前を夫に譲ったら、娘の本棚のガイドブックをひも解き

チョイスしたのは妙心寺の『雲龍図』でした。

 

妙心寺、由緒あるお寺のようですが、何故か私の関心の外にありました。

雲龍図?相国寺じゃなかったかしら?

調べたらあちこちのお寺にあるようでした。

 

 9時過ぎに京都着、ホテルに荷物を預け

ホテル近くのバス停から妙心寺のある洛西方面行きのバスを探したら

1時間に1本だけの路線が丁度都合良い時間に来て

お寺に着いたのは10時ごろでした。

20分ごとの解説付き見学ツアーに滑り込みで混ぜていただきました。

 

拝観受付のある建物から渡り廊下を経て雲龍図のある法堂(はっとう)へ

 

入口で靴を脱ぎ向かって右側から中に入ると

見える龍の絵は下り龍、案内の女性の云われる通り

天井を見上げグル~っと一回りすれば

一緒に龍も回ります 

狩野探幽作「雲龍図」(ネットから借用)

 一つの絵が下り龍から登り龍へと変わってみえる

不思議にすっかりみせられました。

 

これで昇っているかどうか、絵を回転させてみました

 

法堂の片隅には徒然草に鐘の声は黄鐘調が随一とうたわれた

そのものズバリもと浄金剛院の黄鐘調鐘が展示されている

残念ながらひび割れの恐れありと 見るだけで

音は録音テープを聞かせていただきました

 

綺麗とも澄んだとも形容し難いが

何とも荘厳な有難い音に思えたのは不思議でした 

 

雲龍図の見学とセットで本能寺の変をおこした

明智光秀所縁の浴室(明智風呂)の見学もしました。

 


暮れの京都旅(1)ー幸先の良い出発

2015-12-23 | 国内旅行

年末も押し詰まってきましたが急きょ京都へ行ってきました。

実は11月に紅葉と弘法市を抱き合わせて行こうとしたところ

宿が取れずに断念していました。

紅葉はもう終わっているでしょうが、終い弘法がある!とばかり

旅行社に出向いたのが11日、幸いほとんど新幹線料金だけの

20日出発21日帰宅の1泊パックが取れました^^

 

東京7時以前出発なら新幹線往復料金より安価です。

早朝行動開始がきついですが、お楽しみのためですから、気合入れ

て頑張りました^^

 

京都は1月に出かけて以来ほぼ1年振り、前回に続き又も快晴の

旅日和です。富士山もスマホながらよく撮れました^^

 

今日は午前中に夫希望の妙心寺雲龍図を見て、午後は久々高麗美術館

へ行く予定です。20日は学芸員の方のギャラリートークがあるというので

どんなお話が聞けるか、ちょっと楽しみです。