縁起でもない話ですが、こういう季節の変わり目と言うのはお亡くなりになる方もボチボチ。
昨日もお急遽、通夜に行ってきました。
大阪で住んでいた時はお葬式もセレモニーホールとかが多く、次いで公民館や集会所。
ご自宅で葬儀をされることは少なかったので気にもならなかったことが奈良に来て気づきました。
お恥ずかしい話ですが、葬儀の時の身内の女性の副正装は色留袖なんですね。
都市部ではほとんど黒の洋装でのお葬式なんですが、奈良では住み慣れた家から送り出してあげる
そういう思いが強いのでしょうね、ご自宅での葬儀も少なくありません。
棺のすぐ前で悲しみに暮れていらっしゃるご遺族が華やかな衣装を身に着けて
いらっしゃるのをビックリして凝視してしまいました。
これが本来の葬儀の副正装なのだと帰って調べて分かりました。
都市部ではなんでも略してしまう傾向があって、本来の姿が消されがちで寂しく思います。
家内に尋ねたら さすが女性ですね、ちゃんと知っていました。
それでも嫁に来るときには実家において来るものなのだと言うことも教わりました。
嫁ぎ先に嫁入りのときに持参するのは、いかにも「早くお亡くなりくた゜さい。」と
言っているようなので、そうするのだと。
面白いと言っては不謹慎ですが、日本古来の風習なんですね。
まだまだ知らないことが多くて恥ずかしい思いがします。
右側の画像はこの話題とは何の関係もありません。
これも春と、田植えの始まる時期との季節の変わり目かな? なんて感じました。
>嫁ぎ先に嫁入りのときに持参するのは、いかにも「早くお亡くなりくた゜さい。」と
言っているようなので、そうするのだと。
昔はそのあたりは厳しかったのでしょうね。
持参したら嫌みの嵐だったかもね。
おはようございます。
処変わればまた全く異なる場合もあったりして、離れた地へ行くと冷や汗モンだったりします。
シキタリなんて統一してもらいたいですよね。
それでも最近は全国的に簡略化する動きで、香典や花など遠慮するのも多く、お財布に優しい葬祭に。
助かります。(^-^)
我が地区なんて「野辺送り」がほんの10年程前まで有りましたよ。
祖父母の時は田舎だったせいもあって火葬場まで列をなした経験があります。
お寺サンの鈴と読経を先頭に何百mもの列がゾロゾロと。
最近は霊柩車の合図の警笛で というのがほとんどですね。
色留袖はめでたいときの準礼装と違います?
もしや書き間違えておられませんか
そうでなければ同じ奈良でも地域によって
かなり違うのだと今更ながらに驚きです
色無地も黒装束の中に混じると色はさしますが、
帯や帯揚げなどを灰色か黒にするのでかなり地味になります
地模様がおしゃれ処の色無地を
喪に使用する目的で仕立てるときには
地模様が吉柄(亀甲とか)にならないように
注意を払わねばなりません
そこらへんは呉服屋さんがよくご存じなので大丈夫です
それが単色だけでなく柄もついていて、帯も黒ではないのが
このところ続きました。
僕は庶民だし元々分からないので何が正しいのか言えませんが
いずれにしても驚きました。
うちは雑煮椀の中の餅をわざわざ引き上げてきな粉をまぶすし
ますます奈良が面白くなってきました
きな粉のかかった食物を食べるとき、むせることがあります。
食物を口にするとき、息を吸いながらやっていると
器官に入ってしまうのです。
老人力がついてきた証拠です。(;_;)
そして隣組?でない近所の人は普通の格好で、手ぶらで葬列に加わって少しだけ歩いて帰っていました。
今はお香典を持って喪服で参列します。
書道のお友達が亡くなった時、大阪の呉服屋さんの奥さんが、
地味な無地の着物に黒い帯を締めて来られていましたよ。
3月の震災の慰霊式に美智子様が喪服(和服)で来られました。
黒い喪服は確か二度目だと言っていました。
皇室の喪服は白だと聞いた記憶があります。
お葬式の風習は地域によって違うので難しいです。
関西ではほとんどの通夜・葬儀で親族以外の香典、地域の町会の申し合わせにより花など、全て遠慮する習わしがトレンドになって来ました。
天皇家は神式(彼ら自身が神様になられるか…)だから白なのでしょうね。
一般人の葬儀には黒で出席なさるご配慮なのかも知れないですね。
ナカナカ難しい作法です。
簡易に統一してもらいたいところです。