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スターフォックスの一ファンのブログ

『新将軍就任式』

2008年08月18日 03時16分58秒 | アナザーストーリー

 コーネリア防衛軍・新将軍就任式当日。
 2年余りの期間、将軍職をつとめたペッピー前将軍の招きで、スターフォックスの面々も就任式に顔を揃えていた。
 ペッピー前将軍が離任の挨拶を終えると、壇上に上がった士官から花束が手渡され、大きな拍手が起きる。その花束を片手に抱え、壇を下りたペッピーを、スターフォックスのメンバーたちが出迎えた。
「みんな! 本当に、よく来てくれた!」感極まったように、ペッピーが言う。
「お疲れ様でした、ペッピー将軍」両の手で前将軍の空いている手をかたく握り締めながら、フォックスが労をねぎらう。
「よせよせ! たった今から、また只のペッピーだわい! それに『将軍』なんて呼ばれると、肩がこってかなわんからな!」ペッピーはぶるぶると首を振り、はにかんで言った。
「おつかれさま、ペッピー」と、クリスタル。
「せっかく将軍になったのに、やめて後悔しないのかい?」とは、スリッピー。
「軍を離れて久しかったワシが、将軍を務めることには、そもそも無理があったのさ……それに、年寄りがいつまでものさばっていては、未来は作れん。もっと若い者に、成長のチャンスを与えるべきなのだ」
「フッ、ようやく自分が年寄りだって認める気になったのか?」両腕を頭の上にあげて、皮肉っぽくファルコが言う。
「ファルコ、おまえのひねくれ加減も、相変わらずのようだな。少しは、年寄りをいたわることも覚えんかい」
「まァ、何だ、ごくろうさんだったよな……じいさんよ」いささか照れた様子で、そっぽを向いたまま、ファルコが言った。にまにまと笑いながら、スリッピーがファルコの脇腹をつつく。
「何ニヤニヤしてやがる! コイツ!」
 どたばたと二人が騒ぎ始める。フォックスとクリスタルがやれやれというように視線を交わし、ペッピーが「お前たち、少し静かにせんか!」と怒鳴る寸前、『それでは、新将軍、登壇をお願いいたします』というアナウンスが流れ、ざわざわとしていた式場内はぴたりと静まり返った。騒いでいた二人も、あわてて自席へと戻る。
 新将軍、バーナード・ベルマンが登壇し、就任の挨拶を始めようと口を開いた、まさにその瞬間――。


 まさにその瞬間。一体何が起こったのだろうか。
 未知の敵の襲撃か? それとも反乱分子によるクーデターか?
 『コマンド』で将軍になってしまったペッピーだけど、やっぱり彼がチームにいないと寂しいから、新将軍就任式からストーリーが始まるってのはどうかなぁ~と思って考えてみたよ。
 新将軍の名前は、セントバーナードとドーベルマンを足して2で割っただけの安易な名前だから気にしないでください。


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