「花鳥風月」のロボットは、「M&Y」で使っていたロボットを(どうせYが作ったものだから)そのまま、使っています。
というか、使ってきました。
2010年に、初めてレスキューBに参加したときのロボットから、ほとんど変更されていませんでした。
NXTのセットに入っていた、バルーンタイヤの4輪駆動車です。
2011年からは、Arduinoをセンサーコントローラとして搭載してから・・・本当に、ほとんど変更されていません。(ハードは・・・)
M&Yのコンセプトは、
ハードは単純、ソフトで頑張る
なので、ハードを変えずにプログラムの方は、毎年大きく書き変わっていました。
これは・・・毎年変わるレスキューBのルールも、これまではプログラムの変更だけで、なんとか対応できたことも理由の一つです。
しかし・・・2014年ルールは、大きな変更があり、少なくとも2点はソフトの変更(プログラムの変更)では対応できません。
それが以下の2点です。
・被災者にレスキュ-キットを配る
・傾斜路にスピードバンプが置かれるかもしれない
一点目のレスキューキットを配るのは、そういう機能(機構)を搭載しなければなりません。
(こちらは機能を搭載しないという選択肢もある・・・しかし、当たり前ですが、得点を稼げない)
そして、二点目が問題です。
これまでのルール(2013年まで)は、「スピードバンプは傾斜路に置かない」と明記されていましたが、2014年ルールでは、それが消えました。
だから、「スピードバンプは傾斜路に置く」とは、書かれていないのですが、「置かない」という記述が消えたので・・・置かれるかもしれません。(置かれないかもしれません)
傾斜路にスピードバンプが置かれたら・・・
勿論、スピードバンプを乗り越えて行かなければ、傾斜路の得点が入らないし、その先のフロアにも行けません。
「花鳥風月」のロボットは、回転をスムースに行うために、前後のホイールベースを短くしていました。 だから・・・傾斜路上にスピードバンプがあると・・・バンプを越えられずにタイヤが空転します。 そして、そのうちにひっくり返って、傾斜路を転がり落ちます。
これは、さすがに、ロボットを作り替えないとダメなようです。
ホイルベースを長くすると、回転がぎこちなくなります。
傾斜路上のバンプを越えるためには、重心を低くしなければならないのですが・・・・
NXT本体が大きく、サーボモーターも変な形で大きく・・・とても無理なようです。
いろいろやったけど、傾斜路上のバンプが越えられません。
(下りは越えられますが、上りがダメです)
もう、どうせ越えられないのなら、いっそ、これまでのロボットでそのまま参加して・・・もし、傾斜路にバンプが置かれたら、「そのゲームの傾斜路に行かずに、スタート地点に戻っちゃう」という作戦も有り、と考えました。
こうなると、LEGOのロボットは不利に思えます。
ロボットを自作できるチームは良いなぁ。