Re: The history of "M&Y"

Team "M&Y" and "花鳥風月"
the soliloquy of the father
毎日更新!

【RCJ Forum】RoboCupJunior Rescue 2024 - Final Rules Released についての訂正

2024-04-22 | Rescue Rules 2024
前の記事はこちら 【RCJ Forum】RoboCupJunior Rescue 2024

昨日書いた記事について・・・早速訂正です。
昨日は、ルールは新しくなっていないのに、「新しいルールを公開した」と書いちゃダメでしょう。と書いたのですが・・・

ちゃんと、新しいルールが出ていました。
Rescue Line のルールのファイル名が
RCJRescueLine2024-final-1.pdf
というように final-1 になっていました。
文書の最終更新日が4/18になっています。

更新されたのは Rescue Line だけで、 Rescue Maze や Rescue Simulation は1/21版のままです。(まあ、もともと Final rules が更新されるのがおかしい  笑) 

ただ、Rescue Line も コミュニティサイトの方は、相変わらず1/21版が掲載されているようです。

で・・・この final-1 のルールが finalルール から、どう変わったのかは・・・まだ読んでないので分かりません。
せっかく Forum で「最新版を公開した」と通知するのであれば、変更点を書いてくれればいいのに、ねぇ

4/20にForumの記事を読んでからルール(が更新されていないこと)を確認したハズなのですが、その時に更新されたルールに気が付かなかったのは、私のPCのブラウザのキャッシュのせいなのかなぁ・・・と想像してます。


追補
final と final-1  違いですが・・・本文のところでの違いとして以下の部分を発見しました。

final 
4.6.1. A robot is awarded points for successfully navigating each hazard 

final-1
A robot is awarded points for successfully navigating each tile with hazards [27] 

これまでは、「ハザードをうまく切り抜けると得点」だったのが「ハザードのあるタイルをうまく切り抜けると得点」に変更されて、変更箇所の番号として27番が追加されました。 で、その後の変更箇所の番号がズレました。

それから4.6.3の後のこの図も変更になっていました。(というのを、教えて頂きました)

1つのタイルに、沢山のギャップがあっても10点になりましたので、図の説明文が修正されました。(赤文字部分)
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【RCJ Forum】RoboCupJunior Rescue 2024 - Final Rules Released

2024-04-21 | Rescue Rules 2024
昨日 RoboCupJunior の Forum を見ていて「RoboCupJunior Rescue 2024 - Final Rules Released」という記事が投稿されているのを見つけました。



Thanks to your positive feedback, the committee has made targeted adjustments based on these feedbacks and recently issued the final rules. 
皆様からの肯定的なフィードバックのおかげで、委員会はこれらのフィードバックに基づいて的を絞った調整を行い、最近最終規則を発行しました。
と、「最近 Final ルールを発行しました。」という通知です。
あれ、Final ルールは2024/1/21 に発行済だよね、そうすると(前と同じように)Final ルールの改版があったのかな?
と、リンク先の RCJのHPやコミュニティサイトにあるルールを確認しましたが、どちらも 2024/1/21版でした。

・掲載されているルールは1/21版
・Forumに4/20に「最近ルールを発行しました」と投稿された記事
この2つ、マッチしていませんよねぇ?

で、いろいろ聞いたら・・・
単純に、1月に Final ルールを発行した時に、Forumに案内を掲載するのを忘れていたので、(すでに3か月遅れですが)あわてて「Final ルールを出したよ」と投稿したらしいです。

だったら recently issued the final rules. の  recently が正しくない(嘘)ですよね。
これで、混乱した人が世界中で少なくとも一人いました。(私です 笑)

まあ、日本人なら「案内が遅れてすみません」とか「1月に発行済ですが」とか書くのでしょうが・・・

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RoboCupJunior Rescue ロボットの再利用

2024-03-20 | Rescue Rules 2024

昨日の続きです。

we have recently received several questions regarding competing using robots from past years competitions. We believe this is information many of you would be interested in, so we are sharing the questions and our answers here with everyone.
最近、過去の競技会でのロボットを使用した競技に関する質問をいくつか受け取りました。これは多くの方々が興味を持つ情報だと考えられるため、私たちはここで質問と回答を皆さんと共有します。 

Q: According to the rules, the use of the same robot as last year in the current competition is allowed only with the presence of all previous members. Now, If a previous year’s title team uses a robot that competed last year with new members. Question: How many of the members of last year’s team should be at least members of the New Year’s team so that there is no need to change the robot? Note that the maximum number of a team is 5 members.
Q:ルールによれば、前年と同じロボットを現在の競技会で使用することは、以前のすべてのメンバーが存在する場合にのみ許可されます。今、前年の優勝チームが、新しいメンバーを加えて昨年競技に参加したロボットを使用した場合、新年のチームの少なくとも何人のメンバーが前年のチームのメンバーである必要がありますか?なお、チームの最大人数は5人です。 

まず最初の文が疑問です。「ルールでは、メンバー全員が昨年と同じであれば、昨年のロボットを使える」・・・そんなルールどこにもないけど!?
で、例えば、昨年の優勝チームが昨年のロボットをそのまま使用するためには、昨年のチームメンバーが何人残っていれば認められますか? という質問です。

A: The robot is supposed to be the work of the students. If a team member that did significant part of the robot’s hardware is no longer part of the team, the robot itself is no longer the work of the current team members. I would say, the same is relevant for the software as well: If a team is using an algorithm that was programmed by a person who is no longer part of the team, the code is no longer work of the current team members. With these comments, I would say there is no definitive answer to your question about the number of team members that has to be changed, but rather the contribution that team members that left had. In conclusion, I’ll repeat myself, both robot and the code has to be work of the students that are the current team members.
A: ロボットはチームメンバーの成果物である必要があります。もし、ロボットのハードウェアの重要な部分を担当していたチームメンバーがもはやチームの一員ではない場合、そのロボット自体は現在のチームメンバーの成果物ではなくなります。同様に、ソフトウェアについても同じことが当てはまります:もしチームが、以前のチームメンバーによってプログラムされたアルゴリズムを使用している場合、そのコードは現在のチームメンバーの作業ではなくなります。これらのコメントから、あなたの質問に対する明確な答えはないと言えます。代わりに、離れたチームメンバーがした貢献が重要です。結論として、再度言及しますが、ロボットとコードの両方が、現在のチームメンバーの作業である必要があります。

明確な答えは無いようです。 ただ、抜けたメンバーが担当していたところは、そのまま使ってはダメということです。(だって、それは、現在のメンバーの成果物ではないから)
ロボットは、現状のメンバーだけで作成したものの集合体であるべきです。(ハードもソフトも)と言う回答です。(なんか当たり前ですね)

Q: Suppose a team wants to change its last year’s robot, at what levels (mechanics, electronics, programming and image processing codes) and what percentage of changes should be applied so that robot can be considered as a new robot.
Q: チームが昨年のロボットを変更したいとします。そのロボットを新しいロボットと見なすためには、どのレベル (機械、電子機器、プログラミング、画像処理コード) と変更の割合を適用する必要があります。

次の質問は、昨年のロボットをどれくらい変更すれば、(昨年のロボットはとは)別のロボットと認められますか? という質問です。

A: Difficult question. But the answer is the same as previous point. Any 3D sketches, hardware solutions, PCB designs and algorithms programmed by previous team members should NOT be used.
A: 難しい質問ですね。 しかし、答えは前のポイントと同じです。 以前のチーム メンバーがプログラムした 3D スケッチ、ハードウェア ソリューション、PCB 設計、アルゴリズムは使用しないでください。

現状のメンバーが作ったものだけで構成されればOKのようです。(逆に、抜けたメンバーが担当したものが、そのまま残っていてはダメということ)

Q: Is it allowed to use ready-made programming codes available on the Internet for search the field and the image processing? Or should the codes be entirely the result of team member and based on algorithms designed by students?
Q: フィールドの検索や画像処理に、インターネット上で入手可能な既製のプログラミング コードを使用することはできますか? それとも、コードは完全にチームメンバーの結果であり、学生が設計したアルゴリズムに基づいたものでなければなりませんか?

さて、今度はネットにあるアルゴリズムやライブラリを利用して良いか・・・という質問です。

回答が長いです。

A: I would refer to rule 3.2.4 “Teams are not permitted to use commercially produced robot kits or sensor components specifically designed or marketed to complete any single primary task of RoboCupJunior Rescue. Robots that do not comply will face immediate disqualification from the tournament. If there is any doubt, teams should consult the RoboCupJunior Rescue Committee before the competition.” With the evolution of machine learning algorithms, I believe it becomes relevant for the software part as well. Therefore, any e.g. neural networks created specifically for letter recognition are NOT allowed. However, existing architectures are okay to use as long as teams provide proof that they performed training of themselves. This proof should be presented in their TDP and Engineering Journal and should be
1. a dataset used to train the CNN, and the validation dataset
2. training data (graphs, tables) from each training epoch
3. validation data (same as 2. but on validation dataset images)
The team should, obviously, also provide the code for training and understand the entire NN training process. In a case of standard (no-machine learning) image processing algorithms, we allow usage of most python (or other programming language equivalents) library methods, such as opencv (blob detector method for example), as long as there is no machine learning involved. To summarize, algorithms have to be designed by students, but a use of “help” methods is allowed. If the method only makes the solution of a sub-problem easier (such as blob detector would) and doesn’t require machine learning, it is okay to use. If you have a specific software, you can always refer to the forum with the question if it would be allowed, to be sure.
A: ルール 3.2.4 を参照します。「チームは、ロボカップジュニア レスキューの単一の主要なタスクを完了するために特別に設計または販売されている市販のロボット キットまたはセンサー コンポーネントを使用することは許可されません。」 従わないロボットはトーナメントから即失格となります。 疑問がある場合、チームは競技前にロボカップジュニア救助委員会に相談する必要があります。」 機械学習アルゴリズムの進化に伴い、ソフトウェア部分にもそれが関係してくると思います。 したがって、たとえば、 文字認識専用に作成されたニューラル ネットワークは許可されません。 ただし、チームが自分たちでトレーニングを行ったという証拠を提供する限り、既存のアーキテクチャを使用しても問題ありません。 この証拠は、TDP およびエンジニアリング ジャーナルに発表されるべきであり、
1. CNN のトレーニングに使用されるデータセットと検証データセット
2. 各トレーニング エポックからのトレーニング データ (グラフ、表)
3. 検証データ (2. と同じですが、検証データセット画像に関するもの)
当然のことながら、チームはトレーニング用のコードも提供し、NN トレーニング プロセス全体を理解する必要があります。標準的な(機械学習を使用しない)画像処理アルゴリズムの場合、opencv(blob検出器など)などのほとんどのPython(または他のプログラミング言語の同等のもの)ライブラリメソッドの使用を許可しますが、機械学習は含まれていないことを前提とします。 
要約すると、アルゴリズムは学生が設計する必要がありますが、「ヘルプ」メソッドの使用は許可されています。 この方法が部分問題の解決を容易にするだけであり (ブロブ検出器など)、機械学習を必要としない場合は、使用しても問題ありません。 特定のソフトウェアをお持ちの場合は、いつでもフォーラムを参照して、それが許可されるかどうかを確認してください。

この部分が、最近の流行りのAIの利用についての説明になっていると思います。(特に Rescue Maze で使用する文字認識の部分)
(私は詳しくないので、間違っているかもしれませんが・・・)
AI(文字を学習させるライブラリ)を使用すること良いようです。 ただ、学習は自分達で実施し、その(学習させた)結果のデータセットを自分達で作成したものであれば、利用できます。
(逆に、既に学習済の既存のデータセットを使うことはダメ)
で・・・学習させた仕組みを使うのであれば、証跡を提示しなさい、ということです。(面倒な時代ですなぁ)

ところで、ここに書かれているルール3.2.4は Rescue Maze のルールですね。 Rescue Line だと該当するルールは3.2.2 です。 

この投稿に対して、質問がありました。

There seems to be a lack of a definition of “primary task” on rule 3.2.4.
What exactly is defined as a primary task? If a primary task is to follow a line to complete the maze, does that disqualify any commercial line followers? If a primary task is to detect colored victims on the walls does that disqualify any commercial heat sensors and will we have to create our own?
ルール3.2.4には「主要なタスク」の定義が不足しているようです。
「主要なタスク」とは具体的に何を指しますか?もし主要なタスクが迷路を完了するために線に従うことである場合、商用のラインフォロワーはすべて不適格になりますか?もし主要なタスクが壁にある色付きの被災者を検出することである場合、商用の熱センサーはすべて不適格になり、自分たちで作成する必要がありますか?

ルール3.2.4に書かれている「主要なタスク」って、いったい何を示しているのですか? 黒線をたどるための商用のラインセンサーは使用できないの? (Rescue maze では使わなくなったけど)熱の被災者を検知するための熱,センサーは使用できないの? と言う質問です。

この回答が長い・・・

Correct, commercial line followers are NOT allowed. Heated victims are no longer part of the Rescue Maze, but I will elaborate on that example: commercial heat sensors that return only the temperature value are okay to use. This is because it is up to student to, after receiving this value, determine whether it is warm enough, e.g. through previous calibration of ambient temperature, or a sudden change to previous measurement. Similarly, when using a say, camera, to detect colored victims, the numerical values recorded by the camera do not solve this subtask directly. Students are still required to to detect groupings of pixels with similar color and determine which color it is. However, cameras with premade software (e.g. HuskyLens, PixyCam) return objects of defined color (or sometimes even shape in case of letters) as their output, rather than raw data, which directly solves the subtask of victim detection. Use of this software is, for mentioned reasons, forbidden.
商用のラインフォロワーは許可されていません。加熱された被災者はRescue Mazeの一部ではなくなりましたが、この例を詳しく説明します:単に温度値を返す商用の熱センサーは使用できます。これは、この値を受け取った後、チームメンバーがその温度が十分に高いかどうかを決定することが、例えば周囲の温度の事前のキャリブレーションや、前回の測定値への突然の変化などを通じて、彼ら自身の手段で行う必要があるためです。同様に、カメラを使用して色の被災者を検出する場合、カメラによって記録された数値値は、このサブタスクを直接解決しません。チームメンバーは、依然として類似した色のピクセルのグループを検出し、それがどの色であるかを判断する必要があります。ただし、HuskyLens や PixyCam などの、定義された色(または場合によっては文字の形)のオブジェクトを出力として返す組み込みソフトウェアを使用すると、サブタスクの被災者検出が直接解決されるため、このソフトウェアの使用は禁止されています。 

カメラの特殊な機能(ラインフォローやオブジェクト検出など)は使用禁止です。

To your question what is defined as a primary task, basically anything that requires special attention when designing your program. The reason of use of the word “primary” is because we allow public libraries of non-machine learning algorithms that make solving of some of the tasks easier. Popular example of this is find_blob function from open-cv library, which finds groupings of pixels in an image based on a input threshold, since this threshold is a value students have to, same as in heated victim example, find a way to figure out on their own. Additionally, this method doesn’t solve the entire problem, just a small part of it. It is still required to distinguish which “blob” can be a victim, what is its color, and ultimately if it really is a victim and which one.
質問の「主要なタスク」とは、基本的にはプログラムの設計時に特別な注意が必要なものを指します。 「主要な」の単語を使用する理由は、いくつかのタスクの解決を容易にする非機械学習アルゴリズムの公開ライブラリを許可しているからです。これには、open-cvライブラリのfind_blob関数などの人気のある例があります。この関数は、入力しきい値に基づいて画像内のピクセルのグループを見つけます。このしきい値は、加熱された被災者の例と同様に、チームメンバーが自分で見つける必要がある値です。さらに、この方法は問題全体を解決するのではなく、その一部を解決するだけです。依然として、どの「blob」が被災者であり、その色は何であり、最終的にそれが本当に被災者であるかどうか、そしてどれであるかを区別する必要があります。 

説明が長くて、良く分かりませんが・・・要は、自分達で判断をしなくて良い(ような便利な機能をもっている)ものは使っちゃダメ。ということのようです。
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Rescue maze 昨年と同じロボット

2024-03-19 | Rescue Rules 2024
昨日に引き続き Forum で見つけた面白い質問です。
カテゴリは Rescue Maze ですが、 Rescue Line でも同じ考えだと思います。


質問
Can we participate in the competition with our last year’s robot?
昨年のロボットで大会に出場できますか?

回答
Please refer to Rule 3.4.2: “Using a robot similar to another team’s robot from a previous year or the current year is illegal.” In my opinion, the same team (with no major changes in team members) can compete using last year’s robot. However, please be sure to reflect the optimisations you have completed during this year in the TDP and engineering journal.
Rule 3.4.2を参照して下さい。「以前の年または現在の年の他のチームのロボットに類似したロボットを使用することは違法です。」という内容です。私の意見では、同じチーム(主要なチームメンバーに大きな変更がない場合)は去年のロボットを使用して競技に参加できます。ただし、今年行った最適化をTDP(技術開発計画)とエンジニアリングジャーナルに反映するようにしてください。 

ルール3.4.2に他のチームのロボットをまねて参加してはダメ、と書かれていますが、自分のチームのロボットをそのまま使うことについては書かれていません。(ね)
で・・・回答者が「私の意見ですが・・・」と書いているのですが・・・誰も貴方の意見は求めていません。 Committeeとしての見解を聞きたいから質問しているのです。(笑)
で、まあ、この人の意見では・・・同じチームであれば、昨年のロボットを使いまわしても良いようです。 ただ、何らかの改良はしているよね。 その改良部分については、ドキュメントに書いておいてね・・・ということです。

ルールは毎年いくらかでも変更されるので、全く改造(変更)無しで、そのまま使えるとは思えませんが・・・

で・・・問題になるのは、上の回答でも書かれている
the same team (with no major changes in team members) 
の部分だと思われます。

世界大会でも、毎年同じチームがでてきます。
同じチームというのは、昨年と同じチーム名のチーム。
彼らは、学校のクラブのチームなので、メンバーが入れ替わっても、同じロボットで参加している。 つまり、先輩が作ったロボットを使いまわしている !?(何らかの改造はあるのかなぁ・・・)
でも、インタビューで質問すると・・・「それは、先輩が作ったからよく知らない」と言う回答がたまにあるらしい・・・(苦笑)

これらの質問を取りまとめて、Committeeメンバーが Forum に投稿してくれています。


これ、長そうだから・・・続きは明日・・・
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Rescue Maze 分割ロボット

2024-03-18 | Rescue Rules 2024
Forumに面白い質問が掲載されていました。
カテゴリは Rescue Maze ですが、Rescue Line も同じ考えだと思います。


質問
Can our team design a robot that spits into 2 smaller ones when the round is started?
Each one will go on a different path and the robot will be assembled route to one piece when the two smaller robots go back to the starting tile 
私たちのチームは、ラウンドが始まるときに2つの小さなロボットに分割するロボットを設計できますか?
それぞれが異なる経路を進み、2 つの小さなロボットがスタートタイルに戻ると、ロボットは 1 つに合体します。

ルールでは、競技に参加できるのは1台のロボットだけです。(2024ルールだと 3.3.1
で、この質問は・・・1台のロボットが競技中に分割して2台のロボットになって、迷路をそれぞれ探索します。 最後に2台のロボットは合体して再び1台に戻って競技を終了します。 そのようなロボットは参加可能でしょうか? という質問です。

回答
Although we as a committee find this idea very creative and were impressed by your way of thinking, we unfortunately cannot allow this, because it created way to many loopholes in the rules.
Main concern is what would the procedure after a LoP be (note you are only allowed to press one button, so you would not be able to restart both robots)? Is one of the robots considered “a part that falls off” and cannot be touched anymore until the end of the run? But then we cannot award points for anything it achieves.
Ultimately, it would not be different from just deploying two separate robots in the maze, algorithm-wise.
このアイデアは非常に創造的であり、考え方に感銘を受けましたが、ルールにはあまりにも多くの抜け穴を作り出してしまうため、残念ながらこれを許可することはできません。
主な懸念事項は、競技進行停止が発生した後の手順です(注意:ボタンを1つしか押すことができないため、両方のロボットを再起動することはできません)。片方のロボットを「外れた部品」と見なして、得点走行の終了まで触れないようにすれば良いのでしょうか? しかし、それではそのロボットが達成したことに対してポイントを付与することができません。
結局のところ、アルゴリズム的には、迷路に2つの別々のロボットを展開するのと大差はありません。

アイディアは面白いけど・・・許可されません。 回答者は競技進行停止の時の操作を許可されない理由にしています。 ただ、その後の説明で・・・分割した後の片方のロボットは脱落した部品扱いなので、その部品が(被災者を発見したり、スピードバンプを越えても、得点になりません。(という解釈のようです)

似たような話で・・・
昔、スタートタイルに印を付ける(スタートしたら、スタートタイルにカードを置く)というロボットがありました。(こうすると、マッピングしていなくても、スタートタイルの位置が分かるから) しかし、「分離ロボットになる(2台のロボット)」という判断で認められませんでした。

いつの時代にも、似たような考えをする奴がいるんだなぁ・・・
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傾斜路の上に障害物を置く・・・ 続き

2024-03-05 | Rescue Rules 2024

で・・・前回はルールが矛盾してるんじゃないの? 
と疑問だったのですが・・・よく考えたら、私の英語の解釈がおかしいのかもしれないと考え始めました。
(頼りにしている Google 先生も同罪 笑)

RoboCupJunior Rescue Line 2024 Rules で
2.5.7. Obstacles will not be placed closer than 25 cm from the edge of the field (including edges of tiles that are elevated by ramps) and inclined tiles.
この文の and が何と何をつなげているのかですが、片方は inclined tiles です。(これは明確)
で、もう片方が the edge of the field なのか field なのか、どちらなのでしょうか?
Google翻訳だと
フィールドの端や傾斜したタイルから 25 cm 以内に障害物を置かないでください。
になり、and は  the edge of the field と inclined tiles をつなげています。
Chat GPT に翻訳を頼むと
障害物は、フィールドの端および傾斜したタイルから25 cm未満の距離に配置されません。 
と訳されて、やっぱりand は  the edge of the field と inclined tiles をつなげています。

この英語の解釈は英語が母国語の人に聞くしかないのかなぁ・・・

で・・・英語が得意な人に確認したら・・・
field and inclined tiles
のようです。
なので、数学的に書くと・・・
the edge of the((field) and (inclined tiles))
となります。

2.5.7 フィールドの端(傾斜路で上った高い床のタイルの端を含む)および傾斜したタイルの端から 25cm 以内には障害物を設置しません。

となりますね。
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傾斜路の上に障害物を置く・・・

2024-02-26 | Rescue Rules 2024
RCJ(RoboCupJunior)のRescue Line 2024 ルールを少しずつ読んでます。

で・・・んっ! と思ったのの1つが傾斜路の上の障害物です。

今回変更になった 2.7.5 についてです。
2.7.5. The line along the ramps can contain gaps, speed bumps , intersections, obstacles and debris.
傾斜路に沿った黒線には、ギャップ、スピードバンプ、交差点、障害物、瓦礫が設定される場合があります。
傾斜路の斜めの黒線に、交差点を設定することができるし、障害物を設置することもできる。という変更ですよね。
斜めの板の上に、障害物を置いたら下に滑ったり、転がったりするのでは・・・という心配はさておき、もし、本当に坂道に障害物がおかれたら大変だなぁ・・・と、他人事のように思っていました。

ところで・・・
2.5.7. Obstacles will not be placed closer than 25 cm from the edge of the field (including edges of tiles that are elevated by ramps) and inclined tiles.
フィールドの端(傾斜路で上った高い床のタイルの端を含む)および傾斜したタイルから 25cm 以内には障害物を設置しません。
ここは、変っていないのですが・・・
2.5.7.には、「障害物は傾斜路(斜めのタイル)から25cm離す」と書かれています。 ということは障害物は傾斜路には置けませんよね。(だって25cm離すですから・・・)

う~ん
2.7.5では傾斜路の上に障害物を置ける
2.5.7では障害物は傾斜路から離す
どっちなんだい!
(この2つ矛盾していませんか)

これは、単にルールの考慮ミスなのかなぁ・・・

で、久しぶりに Forum を見たら、おんなじような質問がされていました。


Q:
2.7.5. The line along the ramps can contain gaps, speed bumps , intersections, obstacles and debris.
How can the robot avoid the obstacle on the ramp, if the robot itself e.g. 20 cm wide, the width of the ramp is 1 tile, so 30 cm wide? How wide should this obstacle be and how far from the edge of the ramp should it be?
A:
Please refer to rule 2.5.7 : Obstacles will not be placed closer than 25 cm from the edge of the field (including edges of tiles that are elevated by ramps) and inclined tiles. 

回答した Committee は単に「ルール2.5.7を見なさい」と書いてます。
ということは、2.5.7が正しくて、2.7.5は誤りと言うこと?

うん、よくわかりません!

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RoboCupJunior Rescue の正式版ルールが出てた・・・

2024-01-26 | Rescue Rules 2024
いつのまにか、RoboCupJunior Rescue の正式版ルール(Final rules)が公開されていました。
どうも、2024/1/22 に更新されたようです。

RoboCupJunior Rescue には3つの競技がありますが、3つとも正式版ルールが公開されました。
(Rescue Line 、Rescue Maze 、Rescue Simulation の3つ)




ということで・・・時間のある時に読もうと思います。

まあ、日本大会は(レスキューは)2023ルールでやると(勝手に)想像しています。

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RoboCupJunior Rescue Simulation Rules 2024 Draft を読んでみた その4

2023-12-27 | Rescue Rules 2024

もう、このシリーズも「その4」です。(笑)


4.6.10.b. ii. Walls are marked by '1'; holes as '2'; swamps as '3'; checkpoints as '4'; starting tile as '5'; connection tiles from 1 to 2 as '6', 2 to 3 as '7', 3 to 4 as '8' and 1 to 4 as '9'; wall tokens as the corresponding wall token code (H,S,U,F,P,C,O) and any other tiles/edges/vertices should be '0'.
壁には「1」のマークが付けられます。 穴は「2」です。 沼地は「3」。 チェックポイントは「4」。 開始タイルは「5」です。 接続タイルは 1 から 2 が「6」、2 から 3 が「7」、3 から 4 が「8」、1 から 4 が「9」となります。 対応する壁トークン コード (H、S、U、F、P、C、O) としての壁トークン、およびその他のタイル/辺/頂点は「0」である必要があります。
マッピングボーナスで、作るマップの要素の説明です。
で・・・今回の2024年ルールで「エリア1とエリア3の接続タイル」「エリア2とエリア4の接続タイル」が追加になったのですが、それが定義されていません。 もうすでに数字は使い切っているので、アルファベットを追加するのでしょうか?
とにかく、ルールを変更したのなら、ルール全体で整合性を取ってくださいよ!


さて、今回の2024ルール(DRAFT)で最大のハチャメチャぶりを発揮するのが下の図(2023ルールから変わっていないのですが・・・変わっていないことが問題!)

4.6.10の下の図


これが、ルールにマッチしていません。

ルールにマッチしていないところ その1
ルール4.6.10.c.ではエリア4は「0(ゼロ)」で埋めると書かれています。しかし上の図ではエリア4の領域は「*」で埋められています。
「0」なの「*」なの、どっちなんだい?

ルールにマッチしていないところ その2
ルール2.3.4には、「エリアとエリアの接続タイルには2つの壁がある」と書かれています。 でも上の図では、エリアとエリアの接続タイルに壁が1つしかありません。
接続タイルには2つの壁が必要なんだよね!?

ルールにマッチしていないところ その3
エリアとエリアの接続タイルに被災者(壁トークン)が設置されると、ルール4.6.8に定義されているエリア乗数の説明と合わなくなります。(だから、接続タイルには得点イベントを設定できないハズ) 上の図では、接続タイルに被災者(壁トークン)が設置されています。
これは、矛盾ですねぇ・・・これ、Forumでも確認したのに、修正されていません。

ルールにマッチしていないところ その4
ルール2.5.3では、エリア4の出入口(にある接続タイル)の次のタイルはチェックポイントがあると書かれています。しかし、上の図では、エリア4の出入口の次のタイルが、チェックポイントタイルになっていません。

ちゃんと、ルールにマッチした絵(図)にしてくださいよ。
そして、Forumで指摘して、間違っていることを認識したのだから、ちゃんと修正してくださいよぉ!


5.1.1. The competition will consist of multiple rounds of which the worst one or more will be omitted from the final score. The worst round is defined by the lowest normalized field score of the team.
競技会は複数の競技ラウンドで構成され、そのうち最低得点の 1 つ以上が最終スコアから除外されます。 最悪得点のラウンドは、チームの最低の正規化されたフィールド得点によって定義されます。
1回の競技の得点は field score(フィールド得点)と書かれています。 
でも・・・ルール4.6.12ではrobot score(ロボット得点)と書かれています。
field score と robot score の、どっちが正しいの?(おそらく field score が正しい)
これも、今回、Rescue Line や Rescue Maze と用語を合わせる変更をしたけど、一部の修正し忘れと思われます。
しっかり、作業してくださいよ!(そして、しっかりチェックしてくださいよ!)

いや~ 長かった!

とにかく・・・ルールに合っていない図や絵が掲載されているルールは、ダメでしょう!
いくら DRAFT版でも、さすがに、これは酷過ぎますよねぇ。
RoboCupJunior の Rescue Committee は、一体どうしちゃったの?
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RoboCupJunior Rescue Simulation Rules 2024 Draft を読んでみた その3

2023-12-26 | Rescue Rules 2024

RCJRescueSimulation2024RulesDraft.pdf(Last updated: 2023-10-08 ) を読んでみて・・・の第三弾です。

3.6.1. Teams must make modifications within the schedule of the tournament, and teams cannot delay tournament play while making modifications.
チームは競技会のスケジュール内で変更を行う必要があり、変更を行っている間、チームはトーナメントのプレーを遅らせることはできません。
これだけ読むと、全くの意味不明の文章です。
チームは変更しなければならない・・・何を変更するのでしょうか?
と、クエッションマークが頭に立ちますよね!
これは、Rescue Simulation のルールを作るのに参考にした Rescue Maze のルールから 3.5.1に該当する項目を削除してしまったので、意味が分からなくなってしまいました。「ルールに違反している場合は」という説明が抜けてしまっています。 だから「ルールに違反している場合は、チームは変更する必要があります」ということです。
いや、これ、誰も疑問に思わないのでしょうか?(不思議)

で・・・ロボットを作る Rescue Line や Rescue Maze は、作ったロボットがルールに違反していたら変更(修正)するまで競技に参加できない・・・と言うのは分かるのですが・・・ Rescue Simulation で、「変更するまで競技に参加できない」というのは、どういう状況に発生するのでしょうか? 想像ができないのですが・・・


4.2.2. The referee performs all operations of the simulation environment in-game, such as loading programs and operating LoP.
審判は、プログラムのロードや競技進行停止の操作など、ゲーム内のシミュレーション環境のすべての操作を実行します。
競技用のプログラムのロードを審判が実施するのはオンライン競技会の場合であって、オンサイトの競技会の時は(ルール4.4.1に書かれているように)チームがプログラムを実行します。ということで、ルールが正しくありません。
もっとちゃんと整理してよ!


4.3.8. * Teams must submit the source code and any other required documents before a particular day set by the RoboCupJunior Rescue Committee. Organizers will share details through the Official RoboCupJunior Forum.
チームは、ロボカップジュニアレスキュー委員会が設定した特定の日までに、ソースコードとその他の必要な書類を提出する必要があります。 主催者は公式ロボカップジュニアフォーラムを通じて詳細を共有します。
ここにも、チームが提出したソースコード(プログラム)やドキュメントを公開するって、書かれています。
勝手に公開しないよね、ちゃんとチームに公開の許可を得るよね・・・
と、私が書くのは・・・
Rescue Line のルールでは、ちゃんと
 The organizers will not share the source code with other teams without the team’s permission. 
チームに許可をとってから公開する、と書かれているからです。だから、Rescue Simulation でも、公開するのなら、ちゃんとチームの許可を取ってよ! (Rescue Line や Rescue Maze と書き方を合わせてよ・・・)


4.4.1The next team in line should prepare the computer submitted at the beginning of the previous team’s round to run the program as a client to the game server. The referees will give a maximum of 2 minutes.
次の順番のチームは、前のチームの競技ラウンドの開始時に提出されたコンピューターを準備して、競技サーバーのクライアントとしてプログラムを実行する必要があります。 審判はその作業に最長 2 分を与えます。
 ちょっと翻訳した日本語がアレですが・・・
前のチームの競技が始まったら、次のチームが競技サーバに接続したりして準備をする、と書かれているのですが、前のチームの準備中に、(競技中の)さーバーにアクセスしたりしません(やらせません)よね。
ここも、ちゃんと整理してくださいよぉ!


4.4.4. The game time allowed is 8 minutes in real time (not simulated time). Since this is a simulation, an additional one-minute real-time will be allowed. Thus, judges will terminate the controller when 9 minutes of real-time expire.
許可される競技時間は、リアルタイムで 8 分です (シミュレーション時間ではありません)。 これはシミュレーションであるため、追加の 1 分間のリアルタイム時間が許可されます。 したがって、9 分間のリアルタイム時間が経過すると、裁判官はコントローラーを終了します。
ここは、私の英文解釈能力が無いだけのことかもしれません。
競技時間は実8分・・・これは分かりました。
で、さらに実時間の1分が追加されて9分・・・なんで追加されるの?
シミュレーション上の8分が実8分よりも遅い(長い)かもしれないから?

だとすると、PCの性能によって、シミュレーション上の8分が終わる前に(実9分が経過してしまって)途中で競技が中断(終了してしまうかもしないってこと? 良く分かりません)


この4.4章に書かれている内容についてですが・・・
4.4.1 4.4.2では、チームがPCを競技サーバに接続したり、チームのプログラムをサーバに」接続したりします。
ところが4.4.6では、審判がプログラムをロードすると書かれています。
4.4章の中で書かれていることが矛盾していませんか!?

おそらく、4.4.1~4.4.3はオンサイト競技会の場合で、4.4.6はオンライン競技会の場合を想定してると思われます。(4.4.6は2021年のオンライン大会の時の記述が残ったままなのだと思われます)


4.5.2. The Robot can be installed in any direction.
ロボットはどの方向でも設置可能です。
 競技進行停止後の再スタート時に、ロボットの方向を自由に決められる、と書かれていますが・・・実際は競技システムが(ロボットの方向を)勝手に決めます。(だから、ルールのここの記述はおかしいです)
これも、Rescue Maze のルールが、(見直しをされず)そのまま残っているのだと思われます。(Rescue Maze は競技進行停止からの再スタート時に、チームがロボットの方向を自由に決められる)


4.6.3a. For wall tokens located on a tile on a linear wall or adjacent to a linear wall (even diagonally),
 リニア壁またはリニア壁に隣接する (斜めであっても)タイルにある 壁トークンの場合
これまではリニア壁、フローティング壁と壁をベースにしていましたが、今回から(壁ではなく)タイルをベースにする考え方に変更しましたよね。 にもかかわらず、「リニア壁」「フローティング壁」の記述が残ってしまっています。 
ちゃと、ここも変更してくださいよ!
ここは
リニア壁→リニアタイル
フローティング壁→フローティングタイル
ですね。
いや、こんな単純な間違いをしないでよ・・・


4.6.7. However, the total points will never go below zero points.
ただし、合計得点が0点を下回ることはありません。
合計得点がマイナスになることはありません・・・これだけ読むと、普通なのですが・・・
4.3.3 The score of the game will be -50 points.
ここに書かれているマイナス50点はどうなるの?(0点になるの?)
う~ん よくわかりません。

ということで・・・ハチャメチャなルールは、まだまだ続きそうです・・・

続く・・・

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RoboCupJunior Rescue Simulation Rules 2024 Draft を読んでみた 続き

2023-12-25 | Rescue Rules 2024

RCJRescueSimulation2024RulesDraft.pdf(Last updated: 2023-10-08 ) を読んでみて・・・の続きです。

2.3.7 の下の絵


Rescue Maze と同様に、スタートタイルの壁を挟んで隣のタイルは、(この絵では Floating tileになっていますが) Linear tile ですよね!
それから、この絵の説明の中、 colour と表記されています。本文では color  なので、ちゃんと統一して欲しいです。


2.3.8 が削除されました。ここには「走行可能な通路は幅12cm 」という書かれていたのですが、それが無くなったので、通路はロボットの幅(8cm)ギリギリかもしれません。 
つまり、壁の状況を把握して、「ここは通路」「ここは通路ではない」の判断をすることはできなくて・・・とりあえず進んでみて・・・ロボットが詰まれば「ああ、ここは通路ではない」と判断することしか出来ないってことなのかなぁ?


2.3.9 が削除されました。 ここには、「エリア4はフィールド全体の4分の1以下」と書かれていました。 まあ、あんまり影響ないですかねぇ。


2.4 The colors of the passages are as such: 
• Between Area 1 and 2: Blue 
• Between Area 2 and 3: Purple 
• Between Area 1 and 3: Yellow 
• Between Area 3 and 4: Red 
• Between Area 4 and 1: Green 
• Between Area 1 and 4: Orange
ハチャメチャさの本領発揮です!
エリア1とエリア3、エリア2とエリア4の接続タイルが追加されたハズ・・・なのですが・・・最後に書かれているのは「エリア1とエリア4」???
「エリア4とエリア1の接続タイルは緑色」「エリア1とエリア4の接続タイルはオレンジ色」この2つの違いはが分かりません。 
これ、「エリア2とエリア4」の間違いですよね。 「エリア4とエリア1」の表記も、整理されていません。(普通なら「エリア1とエリア4」ですよね)
この表記ミスとか・・・公開前に、Committeeの中で、誰も確認も指摘もしないのですかねぇ !?


2.5.2. Silver tiles will be placed randomly throughout the field.
フィールド全体に銀色のタイルがランダムに配置されます 
赤色になっているので、なにか修正したみたいですが・・・おかしいのは変っていません。 
「銀タイルはランダムに配置される」と書かれていますが、銀タイル(チェックポイント)はランダムには配置されません。(コース設計者が、きちんと設計して配置されますよね。) 
なぜ、このおかしなルールが修正されないのか謎です。


2.6.1. All these items will be placed in random locations in the field with the following restrictions.
これらのアイテムはすべて、以下の制限付きでフィールド内のランダムな場所に配置されます。
この章は、沼地、障害物、穴なので、これらの配置についてです。 
で、これらの配置がランダムに配置されるって・・・「ランダムに配置」が好きですねぇ! 
勿論、ランダムには配置されませんよね。(ちゃんと、コース設計者が設計した通りに配置されますよね)
それとも、2024年ルール用のコース管理ツールには、チェックポイントタイルや沼地、障害物などをランダムに配置する機能があるのでしょうか?


2.6.3 a. May be fixed to the floor.
床に固定してもよい。
(Google先生の)翻訳が微妙に違うかもですが・・・「障害物は床に固定されている」訳ではないってこと⁉
と言うことは、ロボットが押すと、障害物が動くかもしれないってこと !?
(まあ、そんなこと無いと思いますが・・・)


2.6.3 d. が削除されたので、障害物を置く場所の制約が無くなりました。(どこにでも置けるってこと)


3.5.5  All teams have to submit their source code before the competition. The organizers will share them online after the competition such that other teams can draw inspiration and learn from them.
すべてのチームは競技会の前にソースコードを提出する必要があります。 主催者は競技後にそれらをオンラインで共有し、他のチームがインスピレーションを引き出し、そこから学ぶことができるようにします。
う~ん、これも、前回指摘して、修正する・・・と言う回答があったはずなのですが・・・修正されていませんねぇ。
チームが事前に提出した、コード(プログラム)はオンラインで共用する、と書かれていますが・・・チームが提出したコード(プログラム)は、勝手に公開されちゃうの? そんなことないよね!
勝手にチームのプログラムが公開されたら困りますよね。(チームに「公開してもいい?」と確認して許可を得てから公開することになっているようなのですが、このルールの記述が間違ったままになっています)

う~ん、まだまだハチャメチャなルールは続きそうなので、今回はここらで終了にします。

続く・・・

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RoboCupJunior Rescue Simulation Rules 2024 Draft を読んでみた

2023-12-24 | Rescue Rules 2024
RoboCupJunior のレスキュー競技の2024年ルールですが・・・Rescue Line 、Rescue Maze と読んでみたので、最後は Rescue Simulation(DRAFT版) のルールを確認してみます。

確認したのは RCJRescueSimulation2024RulesDraft.pdf(Last updated: 2023-10-08 )」です。

以下私が「んっ!」と思ったところです。 

Before you read the rules の
Sections of the rules that apply specifically for in-person competitions and online competitions will be marked with a " * ". 
対人競技とオンライン競技に特に適用されるルールのセクションには「 * 」のマークが付けられます。 
相変わらず、「*」のマークの意味が分かりませんねぇ。 「*」が付いていると、オンサイト競技もオンライン競技の両方に関係する・・・じゃあ「*」が付いていないと、両方には関係しないの?
そもそも、もう(コロナ禍が過ぎたので)世界大会はオンライン競技じゃないから、オンライン競技については書く必要が無いよね!

Before you read the rules の最後の文章
There are two kinds of wall tokens - letter victims and hazmat signs. Terms 'WT' or 'wall tokens' will be used throughout this document to refer to both hazmat signs and letter victims.
壁トークンには、文字の被災者と危険物標識の 2 種類があります。 「WT」または「壁トークン」という用語は、この文書全体を通じて、危険物標識と文字の被災者の両方を指すために使用されます。
これまで、被災者は単に victim だったのですが、今回初めて letter victim と表記されました。(だったら、Rescue Maze も visual victim ではなくて letter victim に統一しましょうよ)
また、得点要素として、文字の被災者と危険物標識がありますが、これらをまとめて「壁トークン(wall token : WT)」と、表記することになりました。
この用語の整理で、ちょっとスッキリしましたね。

ただ、Scenario の長い文の中に(変更部分だから) wall tokens が赤色で記載されているのですが・・・他にもいくつか wall tokens の表記があるのに、赤色になっていません。
やっぱり、このルール、整理不足でしょうか・・・


で・・・この Scenario の下にあるフィールドの全体図(絵)ですが・・・


ルールにマッチしていませんよね。
ルール2.4で「エリア2とエリア3の接続タイルは紫」と規定されているのに、上の絵では赤になっています。 そして上の絵では、エリア1とエリア3の接続タイルが紫になっています。
ということで・・・ルールにマッチした絵を掲載して欲しいです。(逆に、ルールにマッチしていない絵を掲載してはダメでしょう!)

さらに・・・このフィールドの絵ですが・・・まじまじと見ると・・・銀のタイルと(エリア2とエリア3の間にある)赤のタイルは、ありえない(設置できない)位置にあると思います。

(そろそろ、ハチャメチャさが爆発してきます・・・)

2.1.4. * The organizers will collect all the teams' simulation software before the competition is recorded.
The recordings will be used as competition runs and showcased during the competition.
競技運営者は、競技が記録される前に、すべてのチームのシミュレーション ソフトウェアを収集します。
録画は競技の実行として使用され、競技中に披露されます。
この2.1.4ですが、競技前に各チームが作成したプログラムを集めると書かれています。 でも・・・2.1.3でチームはプログラムを提出するのではなくて、チームが使用しているPCをサーバにLAN接続することで競技を実施します。
なので、2.1.3で競技を実施するのなら、2.1.4でプログラムを収集する必要は無いよね!
2.1.3と2.1.4が全くかみ合っていません。
ということで、全く意味が分かりません!


2.3.6. Tiles that lead to the starting tile consistently following the leftmost or rightmost wall are called 'linear tiles'. The tiles that do NOT lead to the starting tile consistently following the leftmost or rightmost wall are called 'floating tiles'.
左側または右側の壁に沿って進むと開始タイルに続くタイルは、「リニアタイル」と呼ばれます。 左側または右側の壁に沿って進んでも開始タイルにつながらないタイルは、「フローティング タイル」と呼ばれます。
Rescue Mazeと同じように被災者の得点区分が壁からタイルに、整理されました。(実質的には、Rescue Simulation には立体交差が無いので、変更する必要は無かったのですが、統一感を持たせた変更として歓迎します。)


2.3.7. Black holes will affect the determination of the tile type (linear or floating) since they can be considered virtual walls.
黒の穴は仮想的に壁とみなすことができるので、タイルの種類(リニアまたはフローティング)の決定に影響します。
黒のタイル(穴があいている)は、通常は hole と表記されているのですが、なぜかここだけ Black hole と書かれています。 なんだかロボットが吸い込まれて二度と戻ってこないような感じですね・・・(笑)


まだまだありそうなので、今回はここらへんでいったん終了にします。

続く・・・

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RoboCupJunior 2024 Final Rules

2023-12-14 | Rescue Rules 2024
いつのまにか・・・サッカーと OnStage は、正式版ルール(Final Rules)が公開されていました。
ページの更新日付を見ると、12/1なので・・・もう半月前ですね。



で・・・
サッカーと OnStage は、正式版ルールが出たのですが・・・レスキューだけ、まだです。
いったい、いつになるのでしょうか?
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RoboCupJunior Rescue Line 2024 Rules についての質問 無線通信

2023-12-12 | Rescue Rules 2024
RoboCupJunior Rescue Line と Rescue Maze のルールで

Rescue Line だと 3.2.4
Rescxue Maze だと 3.2.6 
に、無線(電波)の使用について書かれています。
無線の使用は General Rules に従うと書かれているのですが・・・RoboCup 2023 の前に、とつぜん Rescue Committee が「1つのロボットの中の複数のコントローラ間での無線通信を許可する」と言い出しました。(書かれました)

Forum

で、この件については、最後に
we can reference this post as reference for any possible clarifications needed. We will formally incorporate the changes in the 2024 rules.
必要な説明については、この投稿を参考として参照してください。 この変更は2024年のルールに正式に反映される予定だ。
と、2024年ルールに反映する、と書かれていたのですが ・・・2024年ルール(DRAFT版)では当該箇所は変更されていませんでした。

ということで、
2024年ルールのDRAFT版を読んだけど、Rescue Line 3.2.4 、 Rescue Maze 3.2.6 は変更されていません。Final版で変更されるの? と質問してみました。

質問したのが11/12で・・・
長いこと返事が無かったのですが・・・

ちょうど一か月して12/12に返事がありました。

Thanks for bringing this to our attention. We updated the 2024 draft rules and will be posted in the official release. This is going to be the new rule for both line and maze:
ご指摘いただきありがとうございます。 2024 年のdraftルールを更新し、正式リリースに掲載される予定です。 これはラインとメイズの両方の新しいルールになります

3.2.4 Wireless communication is only allowed for the SuperTeam Challenge and must be used as described on the RoboCupJunior General Rules – RoboCupJunior 1[RoboCupJunior General Rules]. Robots performing other types of wireless communication need to be deleted or disabled. If the robot has other wireless communication equipment or is on a game different than the SuperTeam Challege, the team must prove the wireless communication is disabled. Non-conforming robots may be immediately disqualified from the tournament.

3.2.4 無線通信はスーパーチーム チャレンジでのみ許可されており、ロボカップジュニア一般規則 – ロボカップジュニア 1 [ロボカップジュニア一般規則] の説明に従って使用する必要があります。 他のタイプの無線通信を実行しているロボットは削除するか無効にする必要があります。 ロボットが他の無線通信機器を備えている場合、またはスーパーチーム チャレンジ以外の競技の場合、チームは無線通信が無効になっていることを証明する必要があります。 不適合なロボットは直ちにトーナメントから失格となる場合があります。

後半が、Final rules に掲載する文案と思われます。(つまりルール3.2.4をこう変えるよ)
で、無線通信は SuperTeamsのみ使用できる。ということです。(逆に SuperTeams 以外では、無線通信は使用できない)

ということは、もともとの質問のあった、1つのロボットに2つのコントローラーがあって、それらの通信に無線を使っていいか(例えば EV3 を2つ搭載したロボット)と言う質問に、2023年はOKだったのに、また2024年からNGになりました。
(あのOKは何だったの? 適当な回答するなよな!)

う~ん いまいちスッキリしません・・・
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RoboCupJunior Rescue Maze Rules 2024 Draft を読んでみた 続き

2023-12-02 | Rescue Rules 2024

続きです・・・

3.2.1. The height of a robot must not exceed 30 cm.
ロボットの高さは 30 cm を超えてはなりません。
この項目は変っていないのですが・・・2.2.6で立体交差の下の高さが25cmと書かれているので、ロボットの高さは、実質的に高さ25cmに制限されると思われます。


3.4.9  の下に 3.4.1 と 3.4.2 がまた出てきます。
単に、項番の編集ミスと思われます。
おそらく 3.4.1 → 3.4.10 、3.4.2 → 3.4.11 でしょう。

いや、こんな単純な間違いは公開する前に確認してくださいよ、ねぇ!


4.6.2. Points are rewarded for each Successful Victim Identification in the field.
 a. For victims located on a linear tile.
    i. For visual victims: 10 points
    ii. For colored victims: 5 points
 b. On floating tiles
    i. For visual victims: 30 points
    ii. For colored victims: 15 points
フィールドで被災者の発見に成功するごとに得点が与えられます。
  a. リニアタイル上に位置する被災者の場合 [9] 。
    i. 文字の被災者の場合: 10 点
    ii. 色の被災者の場合: 5 点 
  b. フローティングタイル上に位置する被災者の場合 [10]
    i. 文字の被災者の場合: 30 点
    ii. 色の被災者のの場合: 15 点
被災者の得点の種別(得点)が、壁でなくタイルで判別するように変更されました。
それは良いのですが・・・a. と b. で表現が異なるのが気になります。 (何でa.は tile で単数形で b.は tiles で複数形?) a.の表記に合わせると 
b. For victims located on a floating tile
になると思うのですが・・・
やっぱり、整理されていない感が・・・


4.6.2の下の説明
They can be changed during the run via a dice roll to keep the maximum score consistent.
最大スコアを一定に保つために、得点走行中にサイコロを振ることで変更できます。
この文の意味が分かりません。 主語のThey は、前の文にある「黒タイル」のことなのでしょうけど、サイコロを振って黒タイルの位置を変えるのはわかるのですが・・・最大得点を一定に保つために変更する訳では無いし、得点走行中に変更して良いわけでもないですよね。
おそらく、「得点走行中に」ではなく、「得点走行が始まったら」ということなんだろうなぁ。 それから「最大得点を一定に保つため」ではなく、「黒タイルの位置を変更をしても最大得点が変らないように」ということなんだろうなぁ・・・


4.6.5
被災者によって必要なレスキューキットの数が決められていますが、2024年ルールで整理されました。
① H(の被災者)と赤(の被災者)が(レスキューキット)2個
②Sと黄が1個
③Uと緑は0個
まあ、なんとなく、スッキリです。


4.6.7. Successful Speed Bump Crossing. For each tile with speed bumps passed, a robot is awarded 5 points.
スピードバンプの横断に成功。 スピードバンプが設置されたタイルを通過するごとに、ロボットには 5 点が与えられます。
これ、昔から表現が変っていないと思います。
この文を読むと・・・スピードバンプをロボットが乗り越えないと、得点にならないように思えますよね。 でも、実際はスピードバンプを乗り越えたかどうかは関係ありません。 設置の仕方によっては、(ロボットが)スピードバンプに触れていなくても、得点になる場合があります。 
どうなると得点になるかというと・・・単純に「スピードバンプのあるタイルに visit する」その後に「別のタイルに visit する」これで、スピードバンプの得点になります。
と言うのが(誰でも)分かるような文章にして欲しいです。


以上です。

※Rescue Line と共通のことは省略しました。
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