日本大会が終わって・・・すでに1か月以上が経過しました・・・・
もう、既にいろいろと記憶が薄れてきたので・・・メモ的に書いておきたいと思います。
(すでに書いたこともありますが・・・)
レスキューBについてですが、今回はなかなか素晴らしい運営だったと思います。
日程は3日間で、1日目は練習(競技はなし)、2日目は2回の競技、3日目は1回の競技が行われました。(つまり、競技は合計3回)
1日目にくじを引いて(チームキャプテンに引かせて)1回目と2回目の競技順を決めました。(1回目と2回目の競技順は同じ)
3回目の競技順は、1回目の競技が終了した後に、1回目の競技の得点の高いチームから順番に好きな競技順を選ばせました。
競技の成績(順位)は、3回の競技の合計得点で決めました。
同点の場合の判断については、事前にレスキューの技術委員のブログに以下の情報が掲載されていました。
レスキューB:
1)競技時間の合計が短い方を優先とする
リタイアとタイムアップは同じ8分扱いとするが、順位決定にはタイムアップ優先とする
2)迷路から脱出出来た回数の多い方を優先とする
3)競技進行の停止回数の少ない方を優先とする
4)被災者の発見数の多い方を優先とする
5)被災者の誤発見数の少ない方を優先とする
これのおかげで、(順位決定戦などは必要無く)順位がすんなり決まったようです。
この順位を決める条件ですが・・・
これ、上から順に判断していくんですよねぇ。
正しく判断されたような・・・されなかったような・・・
例えば
Aチーム:スタートしてすぐにリタイア。(得点:0、競技進行停止:0回)
Bチーム:何度も競技進行停止をしたけど、8分間頑張った。(得点:0、競技進行停止:5回)
2回目までの競技結果を見ると、Aチームの方が上位に記載されていました。
でも・・・条件1)で、得点は同じ(0点)、時間も同じ8分だけど、「タイムアップ」優先でBチームの勝ちじゃないのかなぁ。
これは質問しておこう・・・
(⇒質問したけど、返答なし・・・)
まあ、私、個人としては「同じ得点であれば、時間が短い方が勝ち」と考えていますけどね。
それから、学会賞はなくなりました。
そうすると自動的に、学会賞の受賞チームが世界大会への優先権をもらえる(もらえた)話も終了です。
別に学会賞を無くす必要は無いと思うのですが・・・
(私が毎回、「学会賞の受賞チームに世界大会の優先権を与えるのであれば、選定の基準や、選定理由を明確にして、誰もが納得するようにして欲しい」という要望を。しつこく出したからかもしれません。 結局、学会賞については、誰が、どのような理由で選定したのかは謎のまま、闇に葬られた、ということでしょうか!?)
ルールとしては、2013年ルール(1年前のルール)を採用していました。
だから・・・昨年の世界大会に参加したチームは、やっぱり有利ですよねぇ。
だから、「花鳥風月」は競技をやる前から既に有利な状況でした。(笑)
アリーナは、これまでと同じものを使用していたので、壁の高さは30cmだし、被災者は相変わらずセラミックヒータで、やっぱり温度が55度まで上がっていました。
2013年ルールから、廊下が無くなったのですが・・・そんな変更はできず、無理やり1×1の部屋とみなしていました。(つまり、1階には4×4の部屋が2つ、その間に1×1の部屋が1つで、合計3つの部屋がある)
瓦礫としての楊枝やスピードバンプは普通に使われていましたが、大きな障害物は置かれませんでした。 (なんとなく、壁と障害物の20cmの隙間をロボットが進まなければならない、ことが理解されていないようでした)
黒の領域は、画用紙が使われており、固定のものと、サイコロで設置場所を選択するものがありました。
被災者の設置してある床には半径10cmの円が描かれ、被災者発見か誤発見かを判断できるようにしていました。
レスキューBは、ルールが単純だし、審判として判断に迷うようなところは(ほとんど)ありませんでした。
終了ボーナスは、1タイル進んで1タイル戻っても認められました・・・が、今回はそのような決め撃ちチームはおりませんでした。
(ロボットがスタートタイルに戻ってきて停止して、5秒間停止するとボーナス獲得)
スタッフはチーフを除いて8人~9人いたので、主審と副審の組が3組確保できていたので、全然問題ありませんでした。(むしろ、なかなか効率の良い人数でした。)
3回の競技ともに、競技前にコースを変えました。(つまり、3回共コースが違う)
レスキューBのアリーナは1つしか無いので、練習も競技もその1つのアリーナで実施します。
競技の始まる20分前に練習を終わらせて、スタッフがコースを変えました。
コースを変えた後に、チ-フがチームキャプテンを呼んで、スタート地点を示しました。
2013年ルールでは、スタート地点は1つ目の部屋の外側のタイルになります。
じゃあ、一つ目の部屋って・・・どの部屋も1つ目の部屋になりうる、という解釈でした。
1回目は、1階の傾斜路の接続していない部屋がスタート地点になりました。
2回目は、1階の傾斜路の接続している部屋・・・3回目は2回の部屋がスタート地点になりました。
競技は、あらかじめ決められた時間(時刻)に開始されました。(10分刻み)
チームがアリーナに来ても来なくても、決められた時刻になったら、8分の計測を開始しました。
8分の持ち時間の中で調整をすることができるのは、ルール通りです。
計測走行の準備ができたら、ロボットをスタート地点に置き、あとワンアクションでスタートできるように準備させた後・・・審判がサイコロを振って、黒の領域の場所を決定しました。
その後に、ロボットをスタートさせました。
競技を3回の合計点にしたことによって、2回の競技が終わった時点で総合的な順位が、ほぼ見えてしまい「面白みに欠ける競技会になってしまった」かもしれませんが・・・
そもそも競技とは、そういうものだと思っています。
だらだらと書きましたが・・・まっとうな競技会であったと思います。
まあ、あいかわらず、観客からは何をしているのか良く分からない競技だったと思いますが・・・
そういえば、来年、世界大会が開催されるタイのLOが見に来ていましたねぇ。
最後に、これは競技会の感想ではなく、ルールの感想ですが・・・
終了ボ-ナスがでかい
⇒ 終了ボ-ナスの有無で大差が付いちゃう。(まあ、それだけ、難しいってことでしょうか!?)
競技進行停止は何らかのペナルティが必要・・・安易に競技進行停止をするチームが多い
⇒ 一回の競技で進行停止20回って、まともじゃないでしょう!? まさに、運を天に任せてロボットは進む・・・