これまで、ジャパンオープンや世界大会で、ちょこっとだけレスキュー実機リーグを見たりしていましたが・・・1つの競技をじっくり見たことが無かったし、ルール自体をよく知らなかったして、良く分かっていませんでした。
しかし今回、縁あって、レスキュー実機リーグの会場にお邪魔することになったので・・・
ここぞとばかりに、レスキュー実機リーグを堪能しました。(笑)
ルールについて、会場に貼ってありました。
まあ、これだけの説明で、完全にルールが分かるわけではありませんがねぇ。
競技の時間は15分で、ロボットはスタート地点からスタートします。
ジュニアとの大きな違いは、ロボットは自立型では無く、遠隔操作することです。(いわゆるリモコンです。)
しかし、操作者は、フィールドが見えない場所でコントロールをします。
操作者が得られる情報は、ロボットに取り付けられたカメラの映像だけです。
だから、とっても少ない情報だけで、ロボットを操作して要救助者を発見しなければなりません。
要救助者を発見したら、その位置、体温はあるか、動いているか、呼吸しているかなどを確認し、記録していきます。
ロボットが進むフィールドは・・・ジュニアのレスキューとは比較にならない、凄い障害物で構成された迷路になっています。
当たり前ですが、フィールドを破壊するのはダメです。
今回初めて見たのが・・・吊り下げスタートです。
高いところから、ロープでロボットを吊り下げて、フィールドに下ろしてスタートします。
今回は、新潟工科大学の"NIIT-BLUE"と、長岡科学技術大学の"Nexis-R"が挑戦していました。
ロープで吊り下げて、ロボットがフィールドに下りたら、ロープを引き抜くのですが・・・ロープが絡まったりして結構大変です。
それから・・・
上の説明で、「遠隔操作」と書きましたが・・・実は、自律制御のロボットもあります。
どうも、「遠隔操作ロボット」と「自律制御ロボット」の2種類があるようです。
チームによっては、どちらかだったり、両方のロボットで参加しているチームもありました。
「遠隔操作ロボット」と「自律制御ロボット」の活動するフィールドは別々になっており、「自律制御ロボット」の活動するフィールドは、あんまり凸凹もなく、タイヤのロボットが多かったです。
左右の壁の位置を把握し、壁に取り付けられた要救助者(熱源)を発見します。
あれっ、何だかレスキューBに似ていますねぇ。
これは、逆で、レスキューBがレスキュー実機リーグの「自律制御ロボット」をモデルにしたそうです。
ロボットは、フィールドのマップを作って、その中に発見した要救助者の場所をマークします。 そのマップを操作者のPCに転送します。
これは・・・なんとなく、ジュニア卒業者が入りやすいかと・・・
ちなみに・・・同じ会場で、YがレスキューBのデモやっていたのですが・・・
一番熱心に見たり質問してくれたのは、実機リ-グで「自律制御ロボット」をやっているチームのメンバーでした。
やっぱり、似てますよね。