小網代の「丸十丸」にて開催された、「和竿でカワハギを釣る会」に参加させていただいた。
横浜カワハギ釣り研究会の長谷川会長をはじめとする、和竿愛好家が集う和気あいあいの釣り大会。
この日は、大型3尾の総重量を競うことになった。
大型3尾の勝負となれば、基本的には運任せ、となるのだが、釣り師として、たとえ些細なことでも工夫を凝らして挑みたいものである。
大型狙いの際の持論は、<大型を選んで釣ることはできないけれど、小型を避けることはできる>。
すなわち、大きめのハリを使ったり、小型カワハギのアタリを合わせなかったりといった具合。
で、結果は、自分的にはまずまずといったとkろだが、80人中の上位12人には入らなかった。
全体的によく釣れていただけに接戦だった、ハズである。
この日の楽しみは、「汐よし」さんんに作っていただいた新しい和竿の初使い。
もちろんスピニングタイプで、リールシートの位置が前作より若干上に移動している。
しかし、このわずかな差が使用勝手としては大きな違いとなって現れる。
キャストがしやすくなり、飛距離がグーンと伸びる。
リールシートからグリップエンドまでの長さについては、毎度悩むところだが、カーボンロッドに比べ重量の重い和竿の場合は、長めにとっておいた方が扱いやすくなる、ということである。
カーボンロッドの場合は、後でいくらでも移動できるが、和竿の場合は、節の位置の関係で後の移動は難しい。竹選びの段階で、リールシートの位置がある程度決まってしまうからである。いや、正確には、リールシートの位置を決めてから、竹を選ぶ、ということになるのだ。
いずれにせよ、新しい竿には、満足。「汐よし」さんの竿作りにかける執念には頭が下がる。何より、竹選びの目と、火入れの技が見事だ。
また、宝物が一つ増えた心境である。
大会の方は和気あいあいと、台風による風の影響も少なく、無事終了した。
大会運営に尽力くださった方々には、この場をもって御礼申し上げます。
下の写真は、上位入賞者4名。おめでとうございます。そして、お見事でした。