村越正海の釣り日記

プロアングラ-村越正海の「釣り」「遊び」「自然観察」日記。ある日突然おもいついたことや最新情報も真っ先に。

残りは2日

2006-12-29 19:41:22 | Weblog
結局、三浦半島は風で出られず、急遽小田原漁港の「おおもり丸」さんにお願いして、17人で「06忘年カワハギ釣り会」を行いました。
強風が吹き付けるも、海は穏やかで、まずまずの釣り日和。
が、肝心のカワハギが全く振るわず、大苦戦。
釣り人はもちろん、船頭さんも頭を抱えながらの1日と成りました。
竿頭は、カメラマンの奥井さんで、6尾。
次頭は、テレビディレクターの高野さんで、4尾。
ちなみに、1尾が6人で、オデコが7人という珍しいほどの苦戦ぶり。
珍しいといえば、珍しい参加者もチラホラ。
同じ小田原市在住の夢枕獏さん、落語家の春風亭昇太さん、林家彦いちさん、そして「ザ・フィッシング」でおなじみの水野祐子さんなどなど。
その他の参加者も、カメラマンやら編集者やら、なんと、会社員はたった1人だけという珍しさ。
ちなみに釣り初挑戦の昇太さんは、最後の最後に27・8センチを釣り上げ、大物賞獲得。水野さんも、しっかりカワハギをゲットしていました。
ぼくの釣果は、たった1尾。
それでも、楽しい仲間たちと遊びで釣りをするのは最高に楽しい!
こんなプライベート釣行が、仕事である取材釣行への活力となるのです。
参加していただいた皆さん、どうもありがとうございました。
またまた来年も、遊んでやってください。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラスト4DAY

2006-12-28 10:46:55 | Weblog
昨夜、06年最後の取材地、島根県の隠岐より帰ってきました。釣果不本意ながら、好条件に恵まれ、充実した3日間を過ごせたことに感謝したいとおもいます。
関東の海は大荒れ、だったみたいで、スポーツ新聞の釣況欄は、黒塗り逆三角のオンパレード。
明日のカワハギ釣り会は、果たして大丈夫なのだろうか?
今の時点で案じても仕方ないので、夜の天気予報を確認した上で、船頭さんと相談して最終決定をしようと考えています。
「自然には勝てない!」
カワハギ釣り自体は、おもいっきり楽しみです。

ところで、この1ヶ月半に渡って、本当に色いろな人とお会いし、アドバイスをいただきながら考えてきたことのひとつで、自分自身の中の反省点でもあるのですが、来年以降は一つひとつの仕事や遊びに対して、今よりもっと、時間と労力と集中心をもって挑もうと考えています。
若かりし頃は息つく間もなく仕事に、遊びに、寝る間も惜しんでできる限りの時間を費やしてきましたが、年相応の仕事の仕方や遊び方があるなぁと、この年になってようやく感じるようになってきました。

まだ数日を残した状態で、07年の抱負を語るのは早すぎるようにもおもわれますが、一応記しておきます。

「07年は、しっかり地に足を着け、状況に流されぬよう、自分の本意を自問自答しつつ、仕事や遊びに全力で挑んで行こうと考えています」

釣り人として、ライターとして、そしてもちろん人間として、もっともっと進化したいと願っています。

進化してゆく村越正海(体型ではないですよ)をお楽しみに!
そして、これまで同様、応援をよろしくお願いいたします。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

余すところ今年も10日

2006-12-21 12:34:21 | Weblog
17日の日曜日に八景の「荒川屋」さんで開催された、「シロギス釣りの会」に参加させていただきました。東京湾の腕利きたちが集まる大会に果敢に挑んだわけではなく、ゲスト参加者として、船に乗せていただいたわけなのです。
実は、「荒川屋」さんにおじゃましたのはこれが初めてのことで、少々緊張しつつ訪れたのですが、いやぁ、船頭さんもおかみさんもご家族も、みんな気さくでいい人たちばかりでしたねぇ。何より、ご主人の山下貞光さんは、大学の先輩であることが判明いたしました。しかも、風体がぼくに似ているのです。「荒川屋」さんを訪れた際は、そのあたりとくと観察してみてください。
シロギスの釣果は、25尾で970グラム。とっても楽しい1日でした。
ぼくに声を掛けてくださった秋葉さんは、1本バリで80尾オーバーの爆釣。
この手の釣りでは、名手と呼ばれる人たちの技が本当に光りますね。

昨夜は、平塚市にある行きつけの居酒屋「水連洞」にて、「釣り放談会」なる集まりがあり、服部善郎さんとぼくがゲストで、30人ほどの釣り人たちと大いに語り、大いに飲みました。もっとも服部さんはアルコールは一切受け付けない人なので、ひたすらコーヒーを飲んでいました。服部さんと村越正海という組み合わせは、珍しいような珍しくないような。
このような会でお会いすることもしばしばあるし、一緒の船で釣りをすることも年に何度か、そしてじきじきに誘っていただくこともたまにはあるんですよ。

あまりにも大御所の服部さんと、最前線で戦いつづけるぼくと、釣り業界の明日を話し合うことだって、時にはあります。
若手オールラウンドプレーヤーの出現は、今後あるのかどうか。
釣りを仕事として生きて行こうと考えている人がもしいるのなら、そのあたり、ねらい目かもしれませんね。

服部さんの手掛けた「イレブンフィッシング」が23年。
ぼくも企画会議に参加させていただいている「ザ・フィッシング」が現在進行形で丸23年経過。

今後の釣り番組はどう進んで行くべきなのか。
釣りメディアの価値観も含め、大いに考えさせられる問題であります。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

多くのご意見を寄せていただき、ありがとうございます

2006-12-12 12:31:32 | Weblog
 「交渉難航」および「わが日本国の、自然に対する驚くべき意識の低さ」に対してたくさんのご意見をいただき、心より感謝いたします。引き続き、ご意見ご感想をいただければありがたいとおもいます。
 何より、孤軍奮闘(理解者はたくさんいますが)中のぼくにとっては、皆様からの暖かい励まし、そして歯に衣着せぬ率直なご意見が何よりのエネルギーです。モチベーションを保ちつづけるための、唯一無二のカンフル剤です。
 多くの方々からのご意見、アドバイスを参考にさせていただきながら、今後の方針を、時間を掛けてじっくり考えて行きたいとおもっています。
 
 さて、相変わらず、釣り三昧の毎日を送っています。
 日曜日は、JGFA主催の「服部名人を囲む船釣り会」で、カワハギ釣りへいってきました。船宿は、神奈川県三浦半島の「丸十丸」さん。
 この日は、大型3尾の重量を競う大会でした。しかも、キープは、18㎝以上のみで、最大10尾まで。
 というわけで、大型を狙いつつ、日がなのんびりと釣りをすることができました。
 いつものカワハギ釣りでは、1尾でも多くの釣果をあげようと、のんびりしている間などないのですが、「うーん、これって最高に楽しめるなぁ」とつくづくおもいました。
 当然、ぼくの場合は、あれやこれや、いろいろと試してみました。
 「汐よし」製和竿の両軸タイプ、スピニングタイプを使い分けながら、うむうむ、フムフムと。とっても楽しい1日でしたよ。ちなみに、それでも釣果は20尾ほど。サイズは、20㎝程度ばかりでしたけどね。
 服部名人とは、公私にわたってお付き合いさせていただいていますが、これって、周りから見たら結構異色の組み合わせなんでしょうね。

 先週は、宮崎へ行っていました。
 狙いは、ヒラスズキにスズキにオオ○○。釣れたのは、前2魚種のみ。とはいっても、満足満足。オオ○○は、今後も時間を掛けて気長に狙って行こうとおもってます。
 ところで、宮崎の一つ瀬川の中流部でシーバスを狙ったのですが、そのロケーションが最高でした。
 まるで、オーストラリアでバラマンディを狙っているような雰囲気がムンムン。カメラマンの訓覇啓雄君も、感激しきり。次号『ソルトワールド』の「マイ・オデッセイ」。訓覇啓雄カメラマンの力作である写真にご注目ください。
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

わが日本国の、自然に対する驚くべき意識の低さ

2006-12-04 03:08:31 | Weblog
一昨日、4時間ほどあちこち走ったり歩いたりしつつめぐっていてフト目に付いた悲しい光景。
田んぼの中にあった小さな流れが非情にも埋め立てられ、コンクリートの溝に変わりつつある。

そこには、少ないけれど小ブナが住んでいた。
そこには、少ないけれどオイカワが住んでいた。
そこには、ウナギが住んでいた。
そこには、ヤゴやアメンボウやドジョウも住んでいた。

しかし、すでに細々と生き残っていた全ての生物たちが、1匹残らず死に絶えているのは明らかだった。
埋めた立てられた流れは、バイパス状に迂回していて、コンクリート造りの三面舗装の味気ない溝に変わろうとしている。

こうして、またひとつ、貴重な貴重な自然が失われて行く。
そこは、小田原市内でも数少なくなった自然の小川であったのに……。

子供たちが大勢、その川で遊んでいてくれたなら。
お父さんたちがたくさん、子供を連れてその川を訪れていたなら。
そして何より、大人たちが自然の川を貴重な遊び場として考えていてくれたなら。
きっと、きっと、こんなことにはならなかっただろうに。
こんなことばかりが繰り返されてはこなかったろうに。
「小ブナ釣りしかの川」を見つけるのは、年々大変な作業になってきているのが現実なのです。
こんな非情かつ無謀が堂々とまかり通っていて、絶滅危惧種が云々もあるまいに。
ブラックバスが小魚たちを食べ尽くしてしまうから早急に駆除せよもあるまいに。
京都議定書で定めた排気ガス減少問題もあるまいに。

駆除して欲しいのは、自然を公然と壊し続ける愚か者たち。
年度末になればあいも変わらず、道路をひっくり返しては埋め立て、埋め立ててはまた掘り返すエンドレス(とおもわれる)工事。

そこに膨大なムダ金がつぎ込まれているとだれもが知りつつ、すでに納得したように諦め、恒例行事のように見守ってしまっている自分もまた、病んでしまっているのだろう。

身近な場所の小さな流れ。
小さな流れのささやかな遊び。
小物釣りの楽しさを皆が知っていたなら、きっと、自然が次々とぶち壊されるようなことにはならないハズなのに。

日本中を掘り返し、コンクリートで固め続ける愚行は、いったいいつまで続けられるのでしょう。

自然の中での遊びを知らない大人たちが、次々と自然を壊し、自然の中での遊びを知らない子供たちを作り上げて行くという現実は、いったいいつまで続くのでしょう。


子供の頃、雨降りで外へ出られない日に、そうっと、金魚鉢の魚を釣った経験のある人はいませんか?
コメント (13)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

交渉難航

2006-12-02 02:42:43 | Weblog
皆様からいただいた暖かい励ましのメールと書き込みを陰の力として、12月1日にダイワ精工㈱へいって、来年の契約について話をして参りましたが、はっきりいって感触は芳しくありませんでした。
結果から先に言ってしまうと、来年の村越正海は、[オールダイワ](何から何まで全てダイワ製品を使用していること)でなくなる可能性が高いということ。
詳細については、もう少し気持ちと状況の整理がついてから報告させていただこうと思っています。
何はともあれ、今後ともご支援のほど、よろしくお願いいたします。
皆様からの暖かい声援ほど嬉しいものはありません。
そして、パワーの源は、そこにあります。
コメント (17)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする