一顆明珠~住職の記録~

尽十方世界一顆明珠。日々これ修行です。いち住職の気ままなブログ。ときどき真面目です。

ただいま~!タイ旅行、取りとめのない雑感とイメージ・・・

2008年03月03日 | 思い・お寺の活動
先日タイより帰国しました

2月25日~28日の3泊4日。

お寺用に企画した年配者向けの短い旅でしたが、今回の旅行でタイにはかなり鮮烈な印象を抱きました。

まず一言で言えば・・・。

タイの光ってすごい!!!

半端なく眩しい

照りつける日差し、

緑輝く自然と、色鮮やかな花々、

熱帯の豊かな果物、

国力が惜しみなく注がれた豪奢な仏教寺院、

王様の色レモンイエロー、

タイの国花ゴールデンシャワー(この花、ほんと綺麗)、

子供たちの愛らしい笑顔(最高に可愛い)、

タイの人々の仏教に帰依する心、お釈迦様への熱い思い

そしてタイ女性のありえない美しさ・・・。

眩いばかりの溢れる光がガツンと私の心を直撃する

国全体が黄金色の光でキラキラと輝いている

しかし反面、影も強烈でした・・・。

ボロボロの貧しい家屋、

「しぇんえん、しぇんえん(千円)」を連呼する物売りの人々、

身体が不自由な乞食たち、

ゴミが散乱する川や排気ガスで薄汚れた町並み、

ありえないほど絡まったカオスと化した街の電線、

体が売り買いされる怪しく悲しい夜の街・・・。

ときに明確に峻別され、ときに混在する光と影のコントラスト。

それにしてもタイの人々の顔はとてもゆったりとして穏やかだった気がします。

またタイ語の響きがとても印象的でした。

鼻が詰まったようなタイ語には、己の人生や世界に対する気負いが感じられない。

カッ(ぷ)カッ(ぷ)カッ(ぷ)・・・

カエルのような・・・と言ったら失礼だろうか・・・

一種の諦観(あきらめ)のような響きさえある。

やわらかく、やさしく、私の心を癒す・・・

そしてほんの少し悲しい気持ちにさせる不思議な響き。

愛おしい国をまたひとつ見つけました

いつか自由旅行もしたいな。。。

サワッディーカッ(プ)

なんて可愛らしい響きだろう・・・

台湾人は台湾人

2008年03月03日 | 台湾
独り言。

台湾人は台湾人であって、中国人ではない。

台湾の人々を構成する、本省人、外省人、客家人、原住民、華僑や東南アジアの人々などなど。

み~んな台湾人であって中国人ではない。

というのが俺の考え。

そして、それはほとんどの台湾人の考えだと思う。

だけど、台湾の正式な国名は「中華民國」ということになっている。

だから、紛らわしいんだけど・・・。

まあ、國名についての議論は置いておこう。


でも、少なくとも大陸の中国人と、台湾人はまったく違うし一緒にしちゃいけないのだ。

台湾は中国の一部ではない。

なぜなら中国と台湾は、別々の文化、別々の歴史、別々の価値観、別々の国家体制をもって成立しているのだから。

別に中国や中国人が嫌いなわけじゃない(中国共産党政府は嫌い)。

中国や中国的なものはむしろ好きだ。

だが、事実は事実としてありのままに見なければいけないだろう。

相手は一緒にされたくないのに、強引に一緒にすることを「侵略」という。

過去に日本が犯したこともそうだ。

二度と同じ過ちは繰り返してはならない。


台湾人は台湾人。

日本人は日本人。

中国人は中国人。

チベット人はチベット人。


ここのところをハッキリさせたい!

互いの立場の違いを尊重することによって、はじめて調和と平和が図られる。

中国と台湾を混同している無知な日本人よ!

眼を開きなさい!


※この日記では議論は望みません。
 批判や反対意見は削除することがありますのでご了承ください。