一顆明珠~住職の記録~

尽十方世界一顆明珠。日々これ修行です。いち住職の気ままなブログ。ときどき真面目です。

冬至

2006年12月22日 | 思い・四季
今日は冬至。

一年でいちばん日が短い日。

ニュースで、今日の日没は、根室で15:45、与那国島で18:06だと言っていた。

同じ日本でここまで違うのには驚く。

それにしても、根室の人たちは気の毒だ。


お日さまが早く隠れてしまうのはもの悲しいもの(もの×2)・・・。


でも明日からは日に日に日が長くなる(お、日×3だ・・・)。

そう思うと少し嬉しい。


今日かぼちゃを食べると一年風邪を引かないと言われる。

今晩、わが家の食卓にかぼちゃは出るだろうか。


<追記>

おかん曰く、かぼちゃは忘れたとのこと・・・少し寂しい・・・


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秋のにおい

2006年09月03日 | 思い・四季
残暑はいまだ厳しいものの、息を吸うと秋のにおいがします。

言葉ではたとえようもありませんが・・・

ふうわりと、優しくて切ないにおいが秋風に運ばれてくる。

「初秋」とは、いい言葉の響きですね。

哀愁の中にもしっとりとした優しさを感じます。


秋にはいろんなにおいがあります。

やはりなんと言ってもキンモクセイの香り。

梨とかぶどう、果物の香り。

秋刀魚(さんま)を焼くにおい。

めったに嗅げないけど松茸の香り。

ふかしたサツマイモのにおい。

運動会の火薬のにおい。

遠足のお弁当のにおい。

文庫本の小説のにおい。

お月様のにおい(ん?)・・・

そんな季節のにおいにいつまでも繊細でありたいと思います。


当たり前に夏が終わり、当たり前に秋になる。

コスモスのように当たり前に生きたいものです。


ちょっとキザにキメた今回の記事でした・・・


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金柑

2006年01月25日 | 思い・四季
こないだ駅の近くの八百屋さんに金柑が出ていたので買って帰りました。

今が旬のものなんですね。

金柑は皮ごと頂けるし、ほのかな苦味と甘みが凝縮していておいしい。

みかんにはない味わいがあります。

種が多いのが難点ですが。

数日前から風邪気味だったのですが、金柑を毎日たくさん食べていたら、治ってしまったようです。

きっと金柑の栄養のおかげでしょう。

昔は母が甘露煮にしてくれたのを食べたりもしましたが、ナマでいただくのもおいしいですね。

金柑さん有り難う。





正月飾り

2005年12月28日 | 思い・四季
今日は、本堂、開山堂大掃除をする。

合間にお客さんも来たりして、庫裏と本堂を行ったり来たり。

廻廊で繋がっているのだが、ゆるやかなスロープになっており、けっこう距離もあ
るのだ。普段の運動不足解消のためにも、意識して体を動かす。

掃除後、各所正月飾りをする。

お寺は、仏様、神様があちこちに安置されており、床の間もいくつもあるので、松、輪飾り、鏡餅をたくさん使う。

さて、正月飾りは、29日、31日には避けるということだ。

29日は苦日飾り、31日は一夜飾りといって、縁起がよくないとされている。

くだらない迷信、俗信と言ったら、それまでだが、やはり多少気になってしまう。

完全に迷信のない世の中も味気ないだろう。

迷信もひとつの文化と言えるなら、固執しない程度に、生活の中に取り入れてみるのもいい。


お正月バージョンのお寺は、松が清潔な気を発してる感じがして好きである。

須弥檀には、境内で採らせていただいた大王松を活ける。こいつがかっこいい。
まさに松の王様である。





クリスマスの思い出

2005年12月24日 | 思い・四季
何歳の頃だろうか。

クリスマスの朝、目を覚ますとベッドの傍らにプレゼントが置いてあった。
あの、すがすがしくて、喜ばしい朝は忘れられない。

ごく一般的なサラリーマン家庭で育った私、

子ども時代は、平凡ながらも、家族でクリスマスを祝った。

ささやかな電飾つきのクリスマスツリーを飾り、
イブには、ごちそうとケーキを食べ、
シャンメリー(子供用シャンパン)を飲み、
あたたかい部屋で家族とゆっくりくつろぐ。

一年中で一番幸せだった。

学生時代は、バイト先で過ごすことが多かった。

ファーストフード(モス)、ファミレス(不二家)。

仕事の後、仲間と一緒に祝う。

ドンちゃん騒ぎ・・・。

だが、当時何に対して祝っていたのか・・・。

謎だ。


イエス・キリスト。

「愛」の結晶の誕生。

人類史に燦然と輝く。

イエスさまの誕生を心からお祝いしたい。

忘年会

2005年12月21日 | 思い・四季
今日は幼稚園の終業式。

そして夜は幼稚園の忘年会。

男子は、私と体操の先生、教材会社の営業さん。
黒一点でないのがありがたい。

お酒を飲む機会が多いこの時期。
体はキツイが、「忘年会」は決して嫌いではない。
いや、好きだ・・・。

酒席、宴席。
二人で飲むお酒、みんなで飲むお酒。
どちらも捨てがたい。
お酒が好きというよりも、酒席がかもし出す和やかな雰囲気が好きなのかも知れない。一人で飲んでもつまらないし、ほとんど晩酌はしない・・・。

ここで一句。

般若湯 智慧つく水(お湯)も ホドホドニ~♪

ホドホドニ~♪は、禅宗で読むお経の中にある陀羅尼である。
宗門の方なら分かるはず(笑)

道元禅師は少しはたしなまれたのだろうか・・・?
日蓮聖人は晩年、薬として召し上がったらしい。
そして、良寛さんはなかなかお好きだったらしい。

それにしても第五不酤酒戒、何とかならないものだろうか・・・。
檀家さんに聞かれたら、「酒は飲んでも飲まれるなということです」と言っている。ん~くるしい・・・

だが、檀家さんは、住職が飲める、酒好きということに親近感を覚えるらしい。
坊さんをしてて飲めないと実際辛いだろうと思う。
日本の坊さんって不思議だ。

在家のみなさん、お酒に限っては大目に見てくださいね