に関しては既に知られている通りですね
スキームは以下の通り
アリペイ移管前の出資
アリペイ移管後の出資
でまぁ、中国中央銀行の決済機関に対する外資規制の影響でアリペイを分離せざるを得なかった、てのも業界の人ならご存知かと思います。
タオバオに関しては、ECプラットホームなので外資投資規制はなかった。だから、ヤフーはタオバオの株式を増やすことによって、アリペイが抜けた保証を要求する可能性があるとの事。
でまぁ、結局ヤフーに対してアリババがいくら払ってごめんなさいするかってとこなんですが、ヤフーがアリババに投資した140億円の中にどれだけタオバオやアリペイが評価されていたのかがわかんない。
で、上のスキーム変更時にアリババが譲渡したアリペイの株は3.3億人民元(40億円程度)との事なのでこれが基準になるのか。
はっきり言って、タオバオは収益化を目指して、有料のタオバオモールを作り6万店程度は既に出店、いまだに毎日結構な数で店舗を増やしている。C2Cの方も、何かというと課金するようになり、従来は無料だった送り状への印刷やら、顧客データを見るところまで課金してきている。広告打たなきゃ儲からないような仕組みになって、やたらイベント行って広告代を取る一方、むちゃくちゃな条件を参加者に要求してきており、こっちはかなりムカついています。でもまぁ、タオバオは規模の割には売り上げもまだ少ないんですよね。
一方アリペイはすごいポテンシャルを持っており、中国国内の売掛金問題を避けるために、タオバオや他のおおてECサイトが使うだけじゃなく、実態としてはリアルビジネスの世界でも決済手段として普及が進んでいます。僕らが実店舗に卸売りをするときもアリペイで決済はしていますし、そんなのは当地では当たり前になっている(日本企業の利用度は少ないと思いますが)。そういう背景もあり、ユーザーの所得レベルははっきり言ってタオバオより数段良い。タオバオでもの買わない人もアリペイは使う(ECサイトという意味じゃないですよ、ECはB2C独立もタオバオも似たり寄ったり、勘違い話が日本では流れていますが)。
だから、アリペイが40億円なんて信じられない。はっきり言って、アリババ本体とタオバオ合わせても企業価値はアリペイの方が上のはず。
て個人的には思うんですが、興味深いです。
で、付け加えると中国投資の怖さの一つですね。これで40億円でけりついたら、ヤフーもそうですがバンクも泣いちゃいますね。
http://www.donews.com/net/201105/469655.shtm