ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

西上州・入山川裏谷急沢

2010年08月20日 | 沢登り
2010年8月20日(金)

天候:曇り時々晴れ
メンバー:弓さん

弓さんとは久々の山行である。
曇り基調の天気で、そんなに暑くなく快適であった。
やはり夏は沢ですな!

この時期にここを訪れる人はあまりいない。標高低いので暑いし、何と言ってもヒルっち。
私は今回おへその下をばっくりやられていたが、悪いのを吸い取ってもらっと思えば
何でもない。丹沢のよりは小さいし。。。
さて、松本を6時出発。軽井沢ICから入渓点へ向かう。
鉄塔があり、入山川の堰堤あればそこが入渓点。車はこんな感じのところに止める。


駐車ポイント

そこから少し下へ行ったところのガードレールの間から入山川に降りる。
すぐに入渓点。伏流しており水流はないが滝の音が聞こえる。
すぐにF1(5m)である。


F1

F1、2、3と快適に越える。水流はこの沢にしてはあるほうか。
しばしで3段大滝が見えてくる。


3段大滝

下は快適に越えられる。右の灌木を登っていくが、グズグズで悪い。
木や岩も怪しいので慎重に行く。
何とかここを越えて1本。
その後は、この沢特有の柱状節理の発達した滝が現れる。


柱状節理の滝

階段状になっているので快適に越えられる。
3段大滝の上の2段の滝は、下はサクッと越えて上は左壁行けるが巻いてもよい。
リングピンが1本打ってあった。
これを越えると、3m~5m位の滝がいくつも現れるが、柱状節理で快適に越えられる。
その上にナメが現れる。この沢以外と滑っていなくフリクションがよく効き快適。
左から入ってくる枝もナメがきれい。
と、沢を塞ぐように大滝が現れる。


柱状節理の大滝(20m)

ここは右から高巻く。最初の巻きよりグズグズしていなくていい。
ここで1本。木々の間から上信越道も見える。だいぶ上に来た。
この上は、ナメナメである。
結構立っているのでスリップに注意しながら行く。


上のナメ

数百mはあるか。逆層気味であるが、スタンスはあるのでゆっくりと上がっていけば問題なし。
西ゼンとかのいい練習になるかも。
しばしで4mの滝が現れる。弓さん右から行ってみるもだめ。


4m滝

左から上がれる。
その上はすぐに三俣となる。


三俣

右俣と中俣の間の尾根に上がってもいいが、中俣を詰めてみる。
ナメも傾斜を増し、ナメの涸れ滝を最後に水流はなくなる。
そこから上は落ち葉と浮き石のグズグズルンゼ。すぐに二俣となるが、右を行く。
急傾斜のルンゼを行くとしばしで尾根上のコルに出た。
そこを左折。踏み跡を行くとナイフリッジ上があってひと登りで谷急山山頂だ。
妙義山塊の最高峰である。


谷急山山頂(1162m)

山頂は、三角点と非常に小さい看板が一つある。晴れていれば360度の大展望であるが、
残念ながら今回は下が少し見えた程度。
どうも雲底高度が1000m位にあるから仕方ない。
ここまで3時間。お昼にする。
さて下山であるが、山頂から明瞭に右へ行っているのが登山道である。
左へ踏跡があるが、これが入渓点へ戻る尾根である。
急傾斜で結構はっきりした踏跡を行くと、ナイフリッジになる。
なかなか高度感があっていい。


ナイフリッジ

左が岩壁となっている。
ここを過ぎてもう一段したにも同じようなところあり。
とにかく急なので一気に標高が落とせていい。
左側に柱状節理の岩峰があるが、これがなかなかお目にかかったことのないものであった。


柱状節理の岩峰

これを過ぎると下界も近い。尾根が広くなったあたりから少し左に振ると出合に出る。
あとは、入山川を渡って車へ戻る。1時間半くらいであった。

帰りは、松井田の「峠の湯」へ寄って汗を流し、横川SAでご飯食べて帰路につく。
横川で俳優のN塚さんをみた。いい車乗ってるね。

さて、明日はカモシカでフリマ。その準備に取りかかる。


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