欧米市場は今週からイースター休暇のシーズン入りで、米国議会も休み。市場参加者も減少しており、それもあって貴金属全般にポジション調整的な売りが勝った。
シリア攻撃については米側としては現状では拡大を考えておらず、北朝鮮に対応の矛先を向けている。報じられているように週明け早々に、寄港先のシンガポールからオーストラリアに向かっていた原子力空母カールビンソンが急遽北上を命じられ朝鮮半島近海に向け航行中 . . . 本文を読む
先週7日のアジア時間午前に、にわかに発生したシリアミサイル攻撃というニュースに、「一般的に“有事の金高”は長続きしない」と書いた。
7日のNY市場のオープン時の1270ドル超への上昇は、シリア問題ではなく米雇用統計での雇用者増加数が前月比18万人増に対し9万8000人に下振れしたことに瞬時に反応したロボット・トレードがもたらしたものとみられた。最後は、ダドリーNY連銀総裁の追加利上げに対するタ . . . 本文を読む
ペルシャ湾に展開中の駆逐艦からシリア空軍基地にトマホーク59発による攻撃。米中首脳会談中(ディナー中)の出来事で、終了後にトランプ大統領が記者会見。サプライズとなった。
シリアへの米側のスタンスは、化学兵器使用で独自制裁に変わったとの話は、すでに伝わっていたが、率直に言って、これほど早く動き出したのはサプライズだった。
シリアに関係して今やアサド政権の後ろ盾となっているロシアが、どう反応するのか . . . 本文を読む
「株価は通常の評価基準からはかなり割高」とは、日本時間4月6日の未明に発表された3月のFOMC議事録要旨の内容にあったもので、数名(some)がこう主張したと。
この話を受けて、それまで堅調に推移していたNY株は急反落状態となり、金利も低下、金は午前の下げ幅をすべて回復し、全値戻しとなった。
過去最高値圏で滞留する株価の水準については、以前から割高との指摘があったが、増益予想や経済指標の良さか . . . 本文を読む
ここにきて米長期金利の低下が目立っている。それに呼応するように金にはファンドの買いが入っている。利息を生まない金は、米長期金利と逆の値動きとなることが多い。米債(米国債)には、年後半にかけて金利上昇を予想するファンドの先物売り(ショート=空売り)が膨らみ、1月初めには金額ベースでネットで(つまり売り越し額が)1007億ドルと2008年以来の水準に達していた。トランプ政権の目玉政策である、大型減税 . . . 本文を読む
3日に発表された全米を網羅するISM製造業景況指数は、57.2と高水準で、環境が整っていれば追加利上げを考えるような好調さを表す内容だった。しかし、高水準ながら7ヵ月ぶりに前月を下回り、個別項目では生産指数の落ち込みが目立った。
昨日のNY市場は、この結果が判明した後に直ぐに長期金利の低下が始まったが、おそらく市場は米製造業センチメントがピークアウトした可能性を懸念しているものと思われた。過去 . . . 本文を読む
今週は米国関連で重要指標の発表が多い週。7日金曜日の雇用統計はいうまでもないが、本日のISM製造業景況指数を始め連日、注目指標が並ぶ。また先週につづきFRB高官の発言も予定されている。政治がらみでは、6、7日に組まれている米中首脳会談。話し合いの内容と同時にトランプ大統領がどのように接するのか、細かなところでは双方の夫人を伴った食事の回数まで話題となっている。比較の対象は日米首脳会談。「難しい会 . . . 本文を読む