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亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

ショートの増加、ETFの減少に関心が高まって来た

2011年01月27日 18時28分29秒 | 金市場

FOMCについては他でいろいろ書かれていると思うので改めて。結果的には「市場は景気見通しの上方修正にからめ、正常化へのステップを感じさせる内容を織り込みつつあるので、むしろ慎重な“モノ言い”となると金などは反発という可能性もある」としたが、声明文発表後の動きはそうなった。しかし、目先はこの持続力が問題となる。

 

その金価格だが、さすがに年始からの金市場の動きは、とりわけETFの残高減少が目立ってきたこともあり、27日付でFT(フィナンシャル・タイムズ)が記事にしている。昨日ここに31トンの解約について「ヘッジファンドの中で手放しているところがありそうだ」と書いたが、本日のFTの記事はクレディスイスのアナリストの発言を引用して「ヘッジファンドが『1つか2つ、長期的な出口戦略の検討に入った』と話す」としていた。まぁ、検討に入ったと売っているは異なるので、足元の動きを言っているわけではないが、ヘッジファンドも多いので、こうした動きのあるのは事実だろう。これとは関係ないが、ジョージ・ソロスが投資から引退すると伝えられていた。これも本人が運用の現場にはかかわらないということなのか、全面的に手を引くのかという面で情報不足。

 

コメックスでのショートが増えているとここに書いたが、FTもその点を取り上げていて「ここにきて新規のショートが増え2005年以来の最大」としている。これもここまでがロングに傾いていただけで、見通しに強弱感の対立が生まれつつあるとすれば、むしろ相場にとってはイイ話という捉え方もできよう。このショートの背景に何があるのか要素を考えている。

 

本日はこれより再び外出につき、後ほど時間があれば追加しましょ。


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