亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

スペインの売却

2007年06月06日 16時49分00秒 | 金市場
金市場の話をするとスペインの中央銀行が5月中に約28トンの売却を行っていたことをウェブサイトで公表、先週末のECB(欧州中銀)自体の予定数量売却終了宣言に勢いづいた市場の気勢をそぐ形となった。スペインは3月、4月にそれぞれ40トンずつ売却しているのでこれで108トンとなった。ワシントン協定(ユーロ導入国を中核にした欧州15の中銀の1年で500トン以内という売却制限協定)では、積極的に売っているのはフランス中銀だが、このぶんで行くとスペインはドイツが実行しない120トン枠を使う方向なのかもしれない。公的売却問題は、秋にかけてIMF(国際通貨基金)の保有金売却問題が蒸し返される可能性があるので、折にふれ市場の話題となりそうだ。

中国株は落ち着いた動き。それにしても6月4日の証券口座開設数24万485口座で大幅ダウンというニュースを目にした。5月の下旬には1日40万口座も新規開設されているという話があったが、なんとこれまでの最高は4月30日の1日108万口座だという。人口が多いと出てくる数字もケタ違いで、今朝この数字を目にした時、三国志の合戦の際の兵士の数を思い出してしまった。とにかく出てくる数字がデカイのだ。どこまで正確な数字なのかもわからないが・・・。

話は変わるけれど、介護保険にからんだ報酬の不正請求。予想はしていたが、挙げられたのがコムスンとはねぇ。以前、あそこの社長に取材をした証券記者氏の話を聞いたことがあるが、あまりいい印象を持たなかったということだった。

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