平成徒然草~つれづれなるままに日暮里~

酒とギャンブルとストレスの日々

5月23日(木)

2013年05月24日 | 今日の酒
晴れ。

三浦雄一郎、80歳でエベレスト(=チョモランマ)登頂、最高齢記録更新。
株価急反落!

といったニュースは置いておいて、本日最大のニュースは、馬券配当金脱税訴訟の判決。
その内容は、報道を総合すると概ね以下のとおりだろう。

1.有罪(懲役2月、執行猶予2年)
2.儲けは一般的には「一時所得」だが、今回のケースは「雑所得」
3.従って、今回のケースは外れ馬券も「経費」に参入
4.課税額は5200万円(検察側の主張は約5億7000万円)

報道によっては、“実質勝訴”“ファンも歓喜”などという見出しを掲げていたが、「有罪」なのにそれはいかがなものか、と言わざるを得ない。

まず、今回のケースに限っては、「雑所得」であるという点。つまり、通常は外れ馬券は、経費に認めませんよということ。
もう一つは、(配当金の蓄積額ではなく)実質の儲け分約1億4000万円に対し、5200万円の課税をした点。つまり、儲けの約4割が取られてしまうということ。

ハナッから2割5分取られているのに、儲けに対してさらにその約4割も持って行くとは、「阿漕」でしょう。どこが“勝訴”“歓喜”なんだよ。

断片的な報道しか見てないので、詳細は把握していないが、実態を軽視し、強引に法運用しようとしているような裁判長の発言もありそうなので、この事件についてはもうしばらく注意したい。
この問題は制度上不完全なところがあるので、スッキリ整備する方向がお互いにとっていいはずなのだが、このまま放置されるのかどうか。
電投資金が減る一方のつれ日にとっては、配当課税は遠い国の話のようだが…

今日の酒。
ウイスキーハイボール