平成徒然草~つれづれなるままに日暮里~

酒とギャンブルとストレスの日々

本物が飲みたい

2012年02月29日 | 酒場
2月も寒かった。
春近しを思わせるくらい暖かな日もあったが、月末も雪が降り、積もった。
気象情報は、雪の予報は当たったが、降る時間や積雪量の予想は大きく外れた。
首都圏では雪によるけが人が多かったとニュースが伝えた。

29日は川崎競馬場でエンプレス杯が行われる予定だったが、開催か中止かの決定を昼過ぎまで引っ張った挙句、中止になった。
もう少しでも発表が遅かったら出かけるところだった。

前回のブログでも書いたが、ノンアルコールビールの人気が高まっているらしい。
本当に高まっているのか、税制上儲けが大きいので業界が高めようとしているのか微妙だが、メーカーによっては新製品の投入などもあってメディアでの宣伝は明らかに多い。
そうした中で気になるのは、ノンアルコールビールが「スッキリしていておいしい」というコメントだ。
スッキリしているなら“ビール”の味ではないだろうと感じるつれ日は、そんなものは「見た目がビール」かもっと言えば「子供ビール」としか言いようがない。
「甘くない」というコメントもあったが、ビールと異なる甘みは感じる。

まだまだメーカーがこれからノンアルコールビールの新製品を出すなら、第2世代は、コクも味も本物のビールに近づけてほしいがどうだろう。もちろん発泡酒や第三のビールも。

寒かった2月だが、何軒か初めて訪ねる酒場に出かけた。老舗酒場も多く、安く飲めて、落ち着ける店が多かった。
昨年の3.11地震によく耐えたな、と思える店もあるのだが、常連さんの話を聞いたりしていると帰りたくなくなるような店ばかりだった。
にぎやかだが、のんびりと飲める。
実際にこうした酒場は、映画やドラマのロケにも使用されている。

ノンアルコールビールは、やっぱり健康でなければいけないことを教えてくれたが、いい店で酒を飲むとなおさらそう思う。というわけで、2月はこんな店で飲みました。
浅草「Boo」(スタンディングバーで角ハイ。「浅草バーマップ」を貰ったからには他の店にも行きたくなってしまう。浅草界隈だけでなく、三ノ輪、蔵前、浅草橋、向島の店など30店掲載)
浅草(都営)・田原町「桐」(4人で芋焼酎のボトルを3本開けてしまい、次の店以降の記憶がところどころない)
一之江「カネス」(今井街道沿いの老舗酒場。店内は映画「百夜行」公式サイトの予告編でチラッと確認できる。トロリーバスの懐かしい写真を見ながら焼酎お湯割りと煮込み)
上野「銀座ライオン」(昼ビール。ランチに付いていた小鉢の洋風スジ煮込みが旨かった)
木場「河本」(年季の入ったカウンターでホッピー。若者かガテン系向きの脂たっぷりのモツ煮込みは、薄味で脂のいい甘みがある)
銀座「ブラッスリー・レオ銀座店」(生、生、生! エーデルピルスがなかったので、エビススタウトクリーミートップ)
錦糸町「太田屋」(カウンターでホッピーと煮込み。とても落ち着いた店)
船堀「伊勢周」(改装したようで店は新しかったが、店内にはメニューがビッシリ。生でレバー串揚げが旨かった)
南千住「三好弥」(瓶ビールでレバニラ炒め。もやし、ニンジン、ニンニク、生姜が入ってボリューム満点。この店もつい最近ロケで使われた。その間は看板が「宝食堂」に変わっていてビックリ)
三ノ輪「おじゃり」(ウーロンハイで焼き鳥。レバーなど美味しい。塩で食べる焼き鳥は塩加減が強いのが残念)

NAB0.00

2012年02月21日 | Weblog
最近の報道は、流行語を借りれば、“直ちに”信用していいのか分からないが、ノンアルコールビール(NAB)の市場が拡大しているらしい。
正式にはビールテイスト飲料と言うのだろうか?
しかし、これだと発泡酒や第三のビールなどのビール風飲料とも混同しやすいので、NABという方が分かりやすい。

ノンアルコールビールには僅かにアルコールが含まれているホッピーなどもあって、アルコールゼロばかりではない。
しかしホッピーは、アルコール含有率が1%未満なので清涼飲料水ということだから、ますます厄介だ。
従って、アルコールゼロのノンアルコールビールをNAB0.00と呼ぶことにする。

で、いずれにしても肝心なのは味である。飲み口である。
ビールと比べたNAB0.00の感想を書くと次のとおり。
独特の甘みがある。苦味に乏しい。後味が悪い。以上。
それにしても飲んだ後、舌に残る嫌味は何なのだろうか、気になる。

今のところ、見た目がビールだ。
本物のビールをいつまでも飲んでいられるように健康に気をつけていよう。
これがNAB0.00を飲んだ後、直ちに感じた実感である。