平成徒然草~つれづれなるままに日暮里~

酒とギャンブルとストレスの日々

吉田類考

2013年05月08日 | Weblog
吉田類考というタイトルは、まるで文化放送の吉田涙子アナウンサーみたいだが、今日が誕生日だと今朝のラジオが伝えていたので、これでいいだろう。
それはともかく、BS-TBSの「吉田類の酒場放浪記」が人気があるらしいということはある程度は分かってはいたが、どうも想像していた以上のようだ。

どこがいいのかというと、飲兵衛のオヤジが、ただ大衆酒場で飲み食いし、常連客と他愛のない話をするだけの番組なので、これといった理由を探すのが難しいのだが、だからこそ今そういうのが受けているのだと思うしか無い。
しいて上げれば、「めっちゃ美味い」や「超うめ~」などと大袈裟に言わないところや、おでんや鍋を食うと毎回「アチチ」となり、毎度カラシやわさびを付けすぎてツーンとなってコメントできなくなってしまうのだが、それがあざとく、見えないところかもしれない。
理屈っぽくなく、自然なところが、毎度同じパターンなのに飽きがこないということになるのだろうか?

居酒屋や酒場を見かけると番組のテーマ曲が頭に浮かんでくるし、一人飲みの帰りなどは、つい後ろに手を組んでしまう。

味覚・嗜好の変化

2013年01月27日 | Weblog
子供の頃には好き嫌いが多かった。
野菜類の多くが苦手だったし、魚の光り物も受け付けなかった。
だが、いつの間にか好き嫌いが極めて少なくなった。

嫌いなものが食べられるようになるいくつかの傾向を思い出してみると、単に歳を重ねるに従って味覚が変わった、酒を呑むようになって嗜好が変化した、美味いものを食べたらそれまで嫌いだったもののイメージが一変した、などだろうか。

もっとも最近になって苦手になったものもある。
脂たっぷりのモツ煮込み。
これはもういけない。
一人では頼まないようにしているが、下調べなしで店に入ると出されることがある。
そういうわけで、最近はまず「ビールに煮込み」と言うのを極力避けているが、つい口走ってしまう。
慣れは恐い。

悪魔の街

2013年01月21日 | Weblog
映画の話を連投。
「悪魔の街」。鈴木清順監督の1956(昭和31)年の作品。

騎手を買収して八百長をするようなヤクザな男(ノミ屋か予想屋か分からないが演じるのは河津清三郎)が、終いには警察に協力するという何とも鈴木清順監督らしいよく分からない映画。

興味は映画の舞台とも言える当時の大井競馬場と併設の大井オートレース場(後に移転して伊勢崎オート)が出てくること。
この頃は競馬場の周りに何もない。

映画自体は全然大したことないと言わざるを得ないが、昔の競馬場を見る事に価値がある。

たそがれ酒場

2013年01月19日 | Weblog
年が明けて1回くらいはブログを書いていると思い込んでいたが、そうではなかった。
これが今年最初のブログ。

酒場ではなく映画の話。
内田吐夢監督の「たそがれ酒場」を観る。

全編、酒場のシーンだけ。
酒場から一歩も外に出ない。
酒場に集まる様々な人間が描かれる凄い映画だった。

1955(昭和30)年の映画。
舞台となる酒場は、酒場といっても最近使われる飲み食いだけの「昭和酒場」とはちょっと違う。
ステージがあって歌を歌ったり、ストリップショーがあったりとか。

つい画面に映る品書きの料金を見てしまう。
昨年亡くなられた津島恵子がストリッパー役で出演していて、裸にはならないのだが、スタイルがいい。
こういう映画を見ると、酒場が出てくる古い映画をもっと見たくなってしまうなぁ。
そういえば、「洲崎パラダイス赤信号」(1956年)にも小さな酒場が出てくる。

大盛無料はインフレの先駆けか?

2012年12月04日 | Weblog
デカ盛りブームであるかどうかに関しては、気にしていないので正確かどうかは自信がないが、大きなトンカツを1000円程で提供している店がメディアで紹介された時に、レポーターが盛んに「これはお得」と言っていたことに違和感があった。
それだけ必要な客にとっては確かにお得感があるのかもしれないが、一方で大きいものを押し付けられている気がしたからだ。

その後、ラーメンの新店(特につけ麺系の店)に入ると、ほぼ100%大盛無料の店に当たった。
滅多に大盛りを頼まないつれ日にとっては、大盛りを食べる客の分まで払わされているような気がしてならない。

そうした店は、スープをダブルかトリプルにして工夫しているかも知れないが、従来の店に比べると価格設定がやや高めだ。
価格の高騰は、ラーメンに関してはバブルが続いているだけなのかとも思っていたが、どうもそうではないのではないかと思うようになってきた。

今日入った立ち食いそばの店は、大盛無料だった。
立ち食いそば店で、大盛無料は初めてである。
平均的な同系店より値段はやや高めで、ついにここまで来たか、といったところだ。

大盛が必要でない者にとって、立ち食いそばまで実質値上げということになってしまうと、期待したいのは牛丼店だ。

そういえば、評論家などが牛丼チェーンの低価格競争は、いいことが一つもないなどと言っていたことがあったが、これはインフレ志向を煽動していただけだったのではなかろうか。
消費税が上る前にジワッと価格をあげてしまおうという作戦と見た。
その前に復興増税も負担になってくるので、牛丼チェーンには、しばらくがんばってもらいたい。

馬と酒

2012年11月27日 | Weblog
日曜の中央競馬GⅠジャパンカップは、直線での1、2着馬の競り合いが審議となり、着順が確定するのが大幅に遅れた。
フジテレビの競馬中継番組で、某政党のような名前の「みんなのKEIBA」の放映時間内に払戻金の発表が入らなかった。
しかも延々と審議していたが、結局は降着なしの裁定が下され、加害馬の騎手だけが騎乗停止の処分を受けただけだった。

ハナ差で2位入線となった1番人気のオルフェーヴルが繰り上がることなく2着に敗れたこともあって、指定された5レースすべての1着馬を当てる5重勝馬券「WIN5(ウイン・ファイブ)」は払い戻し上限2億円が2票的中という結果となり、約2億5000万円が来週日曜のWIN5の払戻金にキャリーオーバーされることになった。キャリーオーバー(次回持ち越し)となるのは、今年初めて。
4つ目のレースまで勝ち馬を当てていて、最後のこのレースでオルフェーヴルを買っていて外れた人は、想像を絶するくらいガックリしたことだろう。

競馬の降着・失格制度は、来年はルールが少し変更になり、例え被害馬が落馬したとしても失格にならないケースも出てくるので、今回の裁定(加害馬の着順に関してはセーフ)から受けた印象では、今後はかなり荒っぽいレースが、特に賞金の高額なレースで、増えるのではないかと思わざるをえない。

さて、酒である。
今、冷蔵庫で新商品のビール等が3種類冷やされている。
これから何を飲むか、である。
3種類とは、①イオンの「サッポロ みがき麦」、②サントリーの「カラメルブラウン」、③「セブンプレミアム100%MALT」である。

①、②はいわゆる新ジャンルというビール系アルコール飲料。③は正真正銘の安い国産ビールだ。
何を飲むか、あるいは何から飲むかの決め手だが、特にない。
ただ、この中でおいしいのは③ではないかと思う。
そうでないと「ビール」である意味が無いからだ。
だが、本当のところは飲んでみないと分からない。

人によっては、何をつまみにするかで選ぶだろう。
しかし、つれ日はそんな肴に合った酒を飲むなどというのんびりとした選び方はできない。
貰い物でもあれば別だが、どうせ乾き物で飲むのだから。

そうすると最後の決め手は、パッケージデザインである。
缶の絵。
どれに力が入っているか。
しかし、この中にいいデザインのものはない、と感じた。
困っている。
今夜は満月だが、このままだと明日になってしまう。

ビール類に例えると

2012年11月23日 | Weblog
昨日のブログで第三のビールと書いて思い出したのは、最近メディアで良く使われている第三極という言葉だ。
どういうわけか、ビール類に似ていることが分かった。
例えるとこうなるような気がする。

不味いビール…○民党
発泡酒…民○党
第三のビール…第三極
第四のビール…その他連合
ノンアルコールビールテイスト飲料…それ以外

さて、12月はどれが人気を得るか?
寒くてビール類の季節ではないかもしれないが、どうだろう。

そう言えば、今週の「吉田類の酒場放浪記」は、23区内の店が一軒も紹介されなかった。

11月26、27日

2012年11月22日 | Weblog
ビールが相次いでビールなどの新製品を投入すると報道された。

26日(月)は、イオンで第3のビール「サッポロ みがき麦」を発売。
350ml缶が100円、500ml缶が140円。

27日(火)は、セブン&アイ・ホールディングスで、PBビール「セブンプレミアム100%MALT」を発売。
350ml缶が198円、500ml缶が258円。

メディアでは、低迷ビール会社の「苦渋の決断」などと評しているが、そんなことより大事なのは味。
旨いかどうか。
安くて旨ければそれでよし。

ビールならスーパードライより旨いかどうか、非ビールならホッピーより旨いかどうか。
というのは、ちょっとおかしいか?
ビールならハートランドに近いかどうか、非ビールなら麦とホップに近いかどうかくらいにしておきますか?

ま、どっちにしても26日以降が楽しみ。
イオンということは、「マルエツ」や「いなげや」、「ミニストップ」や「まいばすけっと」でも売るのでしょうか?
セブン&アイ・ホールディングスということは、「イトーヨーカ堂」や「セブン・イレブン」で売るんでしょうな。
どこでも同じ値段で…

油淋鶏

2012年11月12日 | Weblog
文化放送「くにまるジャパン」の『おもしろ人間国宝』で、大衆食堂研究家が紹介していたJR・鶯谷駅前の「信濃路」は今、これが旨い。
油淋鶏(ユーリンチー)400円改め350円!

第四のビール

2012年11月07日 | Weblog
どうやら景気は後退局面に入ったようだ。
減速傾向としてきたものを、ようやく事実上悪化していると認めたということだろう。

もっとも、これまでも数字のマジックとも言える実感なき景気上昇だったりしていたわけで、何を今更感が強い。
大体、政治も行政も、ブレーキのない大ギアの自転車のようなものだから、何をやってもこんなものだろう。
今トピックな大学認可問題にしても、いかがなものか? 先々の見通しがキチンとあってやっているのかは全く分からない。

そういうわけで、第四のビールだが、ついさっきまでこういう言い方があるのを知らなかった。
というのは、本日発売のサッポロ「百年麦芽」についてネット検索していてようやく気がついた。
俺も相当のんびりだ。

サッポロビールの商品情報を見ていると、ビール類の種別では、「ビール」「発泡酒」「新ジャンル」とある。
で、「百年麦芽」は新ジャンルなのだが、これをもう少し掘り下げると、「その他の醸造酒(発泡性)(1)」「リキュール(発泡性)(1)」に分かれる。
この前者を第三のビール、後者を第四のビールとしているようだ。
細かいことを言うと「(発泡性)(1)」というのも良くわからないが、税法上の区分をきちんと表示しなければいけない決まりらしい。

何を言いたいかというと、新ジャンルのくくりで第三のビールだと思っていたものが、実は第四のビールだったということ。
ちなみに、サッポロでは、発泡酒は「北海道生搾り」1種類。
新ジャンルのうち、第三のビールと言われている〈その他の醸造酒(発泡性)(1)〉は「ドラフトワン」のみで、それ以外の「麦とホップ」や「金のオフ」などはすべて〈リキュール(発泡性)(1)〉の第四のビールと思われる。

ま、問題は価格と味なので、そんなことはたいして関係無さそうなのだが…
と言ったところで、今宵は「百年麦芽」でささやかな宴。
ボジョレーヌーボーを心待ちにしている人たちと比べると、遥かに見劣るかもしれないが、これでいいのだ。
プシューが楽しみなのだ。

※文字化けしてしまったので、文中の(1)は、正しくは○に1。