平成徒然草~つれづれなるままに日暮里~

酒とギャンブルとストレスの日々

先週の公営レース(浦和記念など)

2006年11月29日 | 結果
11月22日(水)は公営・浦和競馬場で「第27回彩の国浦和記念(GⅡ)」(3歳以上、ダート2000㍍)が行われた。スタートでクーリンガーが出遅れ。逃げた大井のケイアイミリオンが2周目3、4コーナーの残り400㍍あたりで引き離し、2着に1馬身1/2差を付けて優勝した。11頭立て6番人気。優勝騎手は今野忠成(川崎)。勝ちタイムは2分06秒5(晴・重)。2着は2番手追走で粘った名古屋のキングスゾーン。中団から追い上げたJRAのレマーズガールが1馬身差3着。1番人気の川崎・ビービートルネードは中団のまま勝馬から1秒差の6着。
ケイアイミリオンは父アフリート、母トーダンサー(母の父ヌレエフ)、牡8歳、鹿毛。大井・中村護厩舎。馬主は亀田守弘氏。生産牧場は鹿行牧場。11カ月の休養明けながら地元重賞の埼玉新聞杯、報知オールスターカップに次いで3連勝でグレード競走制覇。

翌23日は、兵庫県の園田競馬場で「第8回兵庫ジュニアグランプリ(GⅢ)」(2歳、ダート1400㍍、12頭立て)が行われ、好スタートを切った1番人気のJRA・トロピカルライトが逃げて快勝した。優勝騎手は福永祐一。勝ちタイムは1分28秒0。直線は差を広げ、2着との着差は4馬身。中団に抑えて向正面で上昇、3コーナーで早くも2番手に上がった北海道のトップサバトンが2着。懸命に前を追ったが、2着確保が一杯。3着は3/4馬身差でJRAのスナークトモクン。
トロピカルライトは父Mizzen Mast、母Tropico Cielo(母の父Secreto)、牡2歳、芦毛。美浦・二ノ宮敬宇厩舎。馬主は臼田浩義氏。米国産。

さあ新阪神

2006年11月28日 | 予定
今週は開催替わり。
東は中山開催。西は芝外回りコースが新設された阪神競馬場が4月以来の開催で、これは楽しみ。ローカルの中京も始まり、中央競馬は3場開催となる。

重賞競走は12月3日(日)に阪神で、芝外回りコース新設記念とサブタイトルが付けられた2歳牝馬のGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズ。
同日、中京では父内国産馬限定のGⅢ中日新聞杯。
中山では2日(土)に長距離のGⅡステイヤーズステークスが行われる。

平地のオープン特別は一つだけ。3日に中山で古馬牝馬のマイルのハンデ戦「ターコイズステークス」が組まれている。

このほかの注目レースは2、3日に阪神で開催されるワールドスーパージョッキーズシリーズの4競走。

《今週のグレードレース 11月27日~12月3日》
○2日(土)、中山「第40回スポーツニッポン賞ステイヤーズステークス」GⅡ、3歳以上、芝3600㍍
○3日(日)、阪神「阪神競馬場芝外回りコース新設記念第58回農林水産省賞典阪神ジュベナイルフィリーズ」GⅠ、2歳牝、芝1600㍍
○3日(日)、中京「第42回中日新聞杯」GⅢ、父内国産馬3歳以上、芝2000㍍、ハンデ

先週のレース(マイルCSなど)

2006年11月23日 | 結果
11月18日(土)に東京競馬場で行われた「第11回東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅢ)」(2歳、芝1800㍍、12頭立て)は、2番手に付けたフサイチホウオーが競り合いを制して1番人気に応えた。優勝騎手は安藤勝己。勝ちタイムは1分48秒7。直線、逃げたトーセンクラウン(4着)の内からドリームジャーニー、外からフサイチホウオーとフライングアップルが抜け出して残り200㍍から3頭の争い。最後に叩き出されたフサイチホウオーが1/2馬身抜け出して1着。2着は中団の外目に控えて外を伸びたフライングアップル。一旦、勝馬を交わしたように見えたが、差し返された。ハナ差3着のドリームジャーニーは、一言で言うとチグハグなケイバ。ゲートは上手く出たが、ダッシュが付かずスタートは最後方。その後巻き返し先団4、5番手に上昇。3、4コーナーでは再び位置取りを下げ、上がり3ハロンレース最速の33秒7で追い込んだ。
フサイチホウオーは父ジャングルポケット、母アドマイヤサンデー(母の父サンデーサイレンス)、牡2歳、鹿毛。栗東・松田国英厩舎。馬主は関口房朗氏。生産牧場はノーザンファーム。新馬戦に続いて2連勝。

同日、京都競馬場で行われた「トパーズステークス」(3歳以上、ダート1800㍍)は、向正面で中団からスルスルと進出し、3コーナーで4番手に上がったカフェオリンポスが直線伸び、ラッキーブレイクの猛追をハナ差凌いで優勝した。15頭立て9番人気。優勝騎手は四位洋文。勝ちタイム1分50秒9。2着ラッキーブレイクも向正面では勝馬と同じ位置。インから先に位置取りを上げた勝馬を、直線外から強襲したが届かず。3着は1/2馬身差で、好位3番手で粘ったメイショウホウオウ。1番人気のオースミヘネシーも向正面では1、2着馬のすぐ後ろ、ほぼ同じ位置。4コーナーで2着馬の後方からさらに外を回って追い込んだが切れず、1着から0.4秒差の7着。
カフェオリンポスは父グランドスラム、母コニャックレディ(母の父オリンピオ)、牡5歳、美浦・松山康久厩舎。馬主は西川光一氏。米国産。

19日(日)に東京競馬場で行われた「霜月ステークス」(3歳以上、ダート1400㍍、ハンデ)は、中団に控えたボードスウィーパー(54㌔)が直線、馬場の中程を豪快に伸び、2着に3馬身差を付けて快勝した。16頭立て11番人気。優勝騎手は石橋脩。勝ちタイムは1分22秒9(雨・良)。上がり3F35秒5はレース最速。2着ミリオンベル(55㌔)は勝馬より少し前の位置取り。直線良く伸びてゴール前でスリージェム(55㌔)をアタマ差捕らえた。勝馬とは切れの差。1番人気でトップハンデ57㌔のニシノコンサフォスは、逃げるスリージェム(3着)と並走の形でレースを進めたが、直線は一杯。勝馬と1.1秒差の11着。他のトップハンデ馬はタイキエニグマが6番人気で5着(勝馬と0.6秒差)、トウショウギアが4番人気で8着(同0.8秒差)。
ボードスウィーパーは父エンドスウィープ、母マキシマムデニール(母の父ノーザンテースト)、牡5歳、鹿毛。栗東・野村彰彦厩舎。馬主は㈲サンデーレーシング。生産牧場は白老ファーム。

同日、京都競馬場では「第23回マイルチャンピオンシップ(GⅠ)」(3歳以上、芝1600㍍、18頭立て)が行われ、2番手の絶好位から馬なりで4コーナーを回った1番人気のダイワメジャーが優勝した。優勝騎手は安藤勝己。勝ちタイムは1分32秒7(雨・良)。後方グループから最速の上がり34秒5で勝馬を追い詰めたダンスインザムードはクビ差及ばず2着。逃げ馬から7番手、後方グループの先頭で2着馬の1、2馬身前の位置からからジワジワ追い込んだシンボリグランが1馬身1/4差の3着。以下、マイネルスケルツィ4着、キンシャサノキセキ5着。唯1頭の外国馬コートマスターピース(英国)は2番人気で7着。このレース、パトロールフィルムを見ると向正面は馬場のインがかなり悪いようで、逃げ馬は内埒から5、6頭分外を走っていた。直線は競輪を見ているよう。2着馬は追い込んで来る勢いで3着馬を弾いているし、勝馬は2着馬が来たところでブロックしているように見える。
ダイワメジャーは父サンデーサイレンス、母スカーレットブーケ(母の父ノーザンテースト)、牡5歳、栗毛。美浦・上原博之厩舎。馬主は大城敬三氏。生産牧場は社台ファーム。天皇賞・秋に次いでGⅠ連勝。GⅠは3勝目(ほかに皐月賞)。
マイルCSの売上は166億5914万円余で前年比83.6%とダウン。雨の影響もあって入場人員は2割以上落ち込んだ。

JCウイーク

2006年11月19日 | 予定
今週はJCが行われるが、公営にも注目のレースがある。
22日(水)は浦和でGⅡ浦和記念、翌23日(祝・木)は園田で2歳GⅢ兵庫ジュニアグランプリ。

東京、京都はいよいよ今年最後の開催。
25日(土)は東京でGⅠJCダート。この日京都ではGⅢ京阪杯。
26日(日)はもちろん東京でGⅠJC。

平地のオープン特別は、25日に京都で「京都2歳ステークス」、26日に東京でマイルの「キャピタルステークス」、京都で2000㍍のハンデ戦「アンドロメダステークス」が行われる。

《今週のグレードレース 11月20日~26日》
○22日(水)、浦和「第27回彩の国浦和記念」GⅡ、3歳以上、ダート2000㍍
○23日(祝・木)、園田「第8回兵庫ジュニアグランプリ」GⅢ、2歳、ダート1400㍍
○25日(土)、東京「第7回ジャパンカップダート」GⅠ、3歳以上、ダート2100㍍
○25日(土)、京都「第51回京阪杯」GⅢ、3歳以上、芝1200㍍
○26日(日)、東京「第26回ジャパンカップ」GⅠ、3歳以上、芝2400㍍

先週のレース(エ女王杯など)

2006年11月18日 | 結果
11月11日(土)に京都競馬場で行われた「第8回京都ハイジャンプ(J・GⅡ)」(3歳以上、芝3930㍍、12頭立り)は、最初の障害越えで先頭に立った1番人気のスプリングゲントが、2着に8馬身差を付けて優勝した。5カ月の休養明けも快勝。これで障害は6戦全勝。優勝騎手は小坂忠士。勝ちタイムは4分28秒3(雨・稍重)。最初の1周はノボリハウツー(5着)とともに3番手以下を離す展開。2周目で引きつけて、最後突き放した。2着は直線追い込んだマルブツトップ。2周目でノボリハウツーを交わして2番手に上がったタニノエタニティが粘って3着。着差は1馬身3/4。
スプリングゲントは父オペラハウス、母スプリングマドンナ(母の父ニッポーテイオー)、牡6歳、鹿毛。栗東・野村彰彦厩舎。馬主は加藤春夫氏。生産者は堀弘康氏。

同日、福島競馬場で行われた「第42回福島記念(GⅢ)」(3歳以上、芝2000㍍、ハンデ)は、中団に付けて、直線大外を伸びたサンバレンティン(55㌔)が優勝した。16頭立て4番人気。優勝騎手は佐藤哲三。勝ちタイムは2分03秒9(雨・重)。向正面で1番人気のワンモアチャッター(57㌔)が動いて先に前に出たため、3、4コーナーでその外(大外)を回り、差し切った。2着は1馬身1/4差でフォルテベリーニ(53㌔)。6番手から直線渋太く叩き出されてきた。ワンモアチャッターはクビ差の3着。トップハンデ58㌔のヴィータローザは2番人気で11着と凡走。
サンバレンティンは父スペシャルウィーク、母アンデスレディー(母の父ノーザンテースト)、牡5歳、栗毛。栗東・佐々木晶三厩舎。馬主は吉田勝己氏。生産牧場はノーザンファーム。

同日、東京競馬場で行われた「第42回京王杯2歳ステークス(GⅡ)」(2歳、芝1400㍍)は、向正面で4番手から4コーナーでは2番手に上がったマイネルレーニアが叩き合いを制して優勝した。14頭立て3番人気。優勝騎手は松岡正海。勝ちタイム1分22秒6。向正面2番手から一旦下げたのか下がったのか、4コーナーでは先行3頭から少し離れた4番手にいたマイネルフォークが追い上げて2着。着差はクビ。直線で各馬が外にコースを取る中、その最内を伸びたマル地・アロマンシェスが1/2馬身差3着に食い込んだ。1番人気の新潟2歳Sの覇者・ゴールドアグリは立ち遅れて後方から。徐々に位置取りを上げて来たが、3着から2馬身1/2差の4着まで。
マイネルレーニアは父グラスワンダー、母チェリーラブ(母の父サクラユタカオー)、牡2歳、栗毛。栗東・西園正都厩舎。馬主は㈱サラブレッドクラブ・ラフィアン。生産牧場は岡田スタッド。同馬はダリア賞の勝馬で、新潟2歳Sは3着だった。

12日(日)は東京競馬場で、公営盛岡競馬場とのカップ交換レース「オーロカップ」(3歳以上、芝1400㍍、ハンデ=「オーロ」とは、盛岡競馬場の異称オーロパークのこと)が行われ、向正面3番手から直線入り口では先頭に並び掛けていたトップハンデ56㌔の1頭ダイワバンディットが快勝した。18頭立て11番人気。優勝騎手は公営川崎の今野忠成。勝ちタイムは1分21秒9。直線、左ムチから途中で右ムチに代え、後続を完封。2着は1馬身1/4差でコイウタ(53㌔)。後方待機から直線外を追い込んだ。大井の内田博幸鞍上で、公営騎手が1、2着。3着は外人リース・イネスのマイネサマンサ(55㌔)。着差は3/4馬身。1番人気のフォーカルポイントは(55㌔)は後方5、6番手の位置取りで伸びず、1着から0.6秒差の9着。他のトップハンデ馬は、タニノマティーニが12番人気で8着、ダンスインザモアが6番人気で11着。
ダイワバンディットは、父ボストンハーバー、母テキサスロバリー(母の父ミスタープロスペクター)、牡5歳、鹿毛。美浦・増沢末夫厩舎。馬主は大城敬三氏。米国産。

同日、京都競馬場で行われた「第31回エリザベス女王杯(GⅠ)」(3歳以上牝、芝2200㍍)は、1位入戦の1番人気カワカミプリンセスが進路妨害で12着に降着、繰り上がったフサイチパンドラが優勝した。1頭取り消して15頭立て7番人気。優勝騎手は福永祐一。勝ちタイムは2分11秒6。シェルズレイが離して逃げ、2番手ライラプスの後ろも切れて3番手にアサヒライジングという馬順で縦長、バラバラの展開。フサイチパンドラは、中団というより後方グループに位置し、直線外から追い込んだ。2着は後方3、4番手から大外を最速の上がりで追い込んだスイープトウショウが2着。3着は4コーナーで内から2頭目を突いて伸びたディアデラノビア。着差はクビ-クビ。以下、4着アサヒライジング、5着アドマイヤキッス。カワカミプリンセス(走破タイム2分11秒4)はフサイチパンドラの後方から直線に向いて鋭く伸びたが、ヤマニンシュクルの前をカットし、バテてきた芦毛のシェルズレイも弾いていた。ヤマニンシュクルは右前浅屈腱不全断裂で競走能力喪失。
フサイチパンドラは父サンデーサイレンス、母ロッタレース(母の父ヌレエフ)、牝3歳、栗毛。栗東・白井寿昭厩舎。馬主は関口房朗氏。生産牧場はノーザンファーム。
エリザベス女王杯の売上は184億8757万円余で前年比98.4と微減。

2場開催に

2006年11月12日 | 予定
今日で3回福島が終了、今週末から2場開催。
メインはGⅠマイルチャンピオンシップ(19日京都)。
東京は18日土曜に2歳の東京スポーツ杯(GⅢ)。
重賞はこの2つ。

平地のオープン特別は2競走で、いずれもダート戦。18日(土)は京都で中距離の「トパーズステークス」、19日(日)は東京で短距離のハンデ戦「霜月ステークス」。

《今週のグレードレース 11月13日~19日》
○18日(土)、東京「第11回東京スポーツ杯2歳ステークス」GⅢ、2歳、芝1800㍍
○19日(日)、京都「第23回マイルチャンピオンシップ」GⅠ、3歳以上、芝1600㍍

先週のレース(JBCなど)

2006年11月11日 | 結果
11月2日(木)公営川崎競馬場のスパーキングナイターで行われた「JBCマイル(第6回JBCスプリント)(GⅠ)」(3歳以上、ダート1600㍍、14頭立て)は、内田博幸・ナイキアディライトの逃げを新進の女性騎手・山本茜のキングスゾーンが気合を付けて突つき、向正面での動きも激しく、見応えのあるレース。中団で1コーナーを回り、向正面では外に出した佐藤哲三・メイショウバトラーが3、4コーナーでカマして直線でリードを広げたが、これに1番人気のブルーコンコルドが猛然と襲いかかり、完璧に捕らえて優勝した。ブルーコンコルドは後方からのケイバで、1コーナーで外に出す時にグレイスティアラ(6着)を弾いて審議になったが、向正面で進出し、直線追い出されると豪快に伸びた。圧勝。優勝騎手は幸英明。勝ちタイムは1分39秒6。前年の名古屋JBCスプリントに続いて2連覇。2着は2馬身差でメイショウバトラー。3着も2馬身差でリミットレスビッドが入り、JRA所属馬が上位独占。
ブルーコンコルドは父フサイチコンコルド、母エビスファミリー(母の父ブライアンズタイム)、牡6歳、鹿毛。栗東・服部利之厩舎。馬主は㈱荻伏レーシング・クラブ。生産者は川上悦夫氏。

3日(祝・金)昨日と同じ川崎競馬場で行われた「第6回JBCクラシック(GⅠ)」(3歳以上、ダート2100㍍)は、2周目3コーナーで先頭に立ったタイムパラドックスがそのまま押し切って優勝、前年の名古屋に続いてJBCクラシック連覇となった。14頭立て5番人気。優勝騎手は岩田康誠。勝ちタイムは2分16秒1。マズルブラストが逃げ、1周目のホームストレッチでペースを落とすと外から2番手に進出、3角先頭もタイムパラドックスが自分でレースを運んだ印象。1番人気のシーキングザダイヤは、1枠から好スタートを切るも、控えてインの好位追走。絶好の位置取りにも思えたが、直線差が詰まらず、1馬身1/2差2着と完敗。3角でマズルブラストが下がった時にやや不利があったかどうか。3/4馬身差3着は追い込んだ大井のボンネビルレコード。後方から2周目向正面で外を上昇、直線、豪快に伸び、ハードクリスタルをクビ差捕らえた。ボンネビルレコードの騎手・的場文男は1つ前のレース、地元重賞の「ローレル賞」でも豪快なアクションで追い込み、エイコークックを勝利に導いた。なお、このレースは2周目3コーナーでタイムパラドックスが先頭に立った時にマズルブラストが2度程飛び上がるようなシーンが映し出され、審議になったが、降着にはならなかった。ちなみに社台系の愛馬会の会員であれば誰でも知っていることだが、マズルブラスト(11着)は「社台サラブレッドクラブ地方競馬オーナーズ」の所属馬である。
タイムパラドックスは父ブライアンズタイム、母ジョリーザザ(母の父アルザオ)、牡8歳、栗毛。栗東・松田博資厩舎。馬主は㈲社台レースホース。生産牧場は白老ファーム。松田博資調教師は、第2回のアドマイヤドンからJBCクラシック5連勝。

翌4日(土〉、京都競馬場で行われた「カシオペアステークス」(3歳以上、芝1800㍍)は、スローペースを押さえ込んで外の4番手から直線叩き出されたスーパーホーネットが2着に1馬身差で優勝した。13頭立て6番人気。優勝騎手は公営名古屋の安部幸夫。勝ちタイムは1分46秒8。中団やや後方から4コーナーで大外を回って追い込んだ1番人気のホッコーソレソレーが2着。勝馬のイン3番手で粘ったイースターが3/4馬身差3着で、3頭の3着争いを凌いだ。ハナ差4着に最後方から最速の上がり32秒5で追い込んだアサカディフィート。
スーパーホーネットは父ロドリゴデトリアーノ、母ユウサンポリッシュ(母の父エルセニョール)、牡3歳、鹿毛。栗東・矢作芳人厩舎。馬主は森本悳男氏。生産牧場はガーベラパークスタッド。

5日(日〉、東京競馬場で行われた「第44回アルゼンチン共和国杯(GⅡ)」(3歳以上、芝2500㍍、ハンデ、14頭立て)は、アドバンテージ(最軽量50㌔)とメジロコルセア(53㌔)の2頭が3番手以下を5馬身程離して逃げる展開。4コーナー馬群が縮まり、中団から進出したトウショウナイト(57.5㌔)が直線早めに抜け出して1番人気に応えた。優勝騎手は武士沢友治。勝ちタイムは2分31秒0。トップハンデ58㌔のアイポッパーが後方から最速の上がりで勝馬を追い込んだが、クビ差届かず2着。2着馬と同じような位置から外を追い込んだドラゴンキャプテン(51㌔)がクビ差3着。
トウショウナイトは父ティンバーカントリー、母ミッドナイトオアシス(母の父ジャワゴールド)、牡5歳、栗毛。美浦・保田一隆厩舎。馬主は藤田衛成氏。生産牧場はトウショウ牧場。

同日、京都競馬場で行われた「第11回ファンタジーステークス(GⅢ)」(2歳牝、芝1400㍍)は、抑えて5、6番手の外から3、4コーナーで上昇し、直線残り200㍍過ぎで先頭に立ったアストンマーチャンが2着以下に5馬身差を付けて快勝した。14頭立て3番人気。優勝騎手は武豊。勝ちタイム1分20秒3(晴・良)はレコード! 勝馬より前でレースを進め、残り800㍍あたりでは2番手に上がったイクスキューズが2着。後方から追い込んだ1番人気のハロースピードは1馬身1/2差の3着。殿から最速の上がりで追い込んだハギノルーチェがハナ差の4着。
アストンマーチャンは父アドマイヤコジーン、母ラスリングカプス(母の父ウッドマン)、牝2歳、鹿毛。栗東・石坂正厩舎。馬主は戸佐眞弓氏。生産牧場は社台ファーム。

また、福島競馬場で行われた「福島2歳ステークス」(2歳、芝1200㍍、15頭立て)は、2番手で直線に向いた1番人気のクーヴェルチュールがアルシラートの追い込みをハナ差凌いで優勝した。優勝騎手は中館英二。勝ちタイムは1分09秒3。最速の上がりで後方から追い込んだエミネンツァベルタが1馬身3/4差の3着。
前走1位入線も11着降着の鬱憤を晴らしたクーヴェルチュールは、父ブラックホーク、母ヒカリクリスタル(母の父ラッキーソブリン)、牝2歳、黒鹿毛。美浦・国枝栄厩舎。馬主は㈱ヒダカブリーダーズユニオン。生産牧場は富菜牧場。

秋の福島は最終週

2006年11月05日 | 予定
福島は今週が最終週。11日(土)にGⅢ福島記念が行われる。
土曜は3場すべてで重賞があり、東京はGⅡの京王杯2歳ステークス、京都はJ・GⅡの京都ハイジャンプ。
12日(日)は、京都でGⅠエリザベス女王杯。

平地のオープン特別は、12日に東京で短距離・ハンデ戦の「オーロカップ」が組まれている。

《今週のグレードレース 11月6日~12日》
○11日(土)、東京「第42回京王杯2歳ステークス」GⅡ、2歳、芝1400㍍
○11日(土)、京都「第8回京都ハイジャンプ」J・GⅡ、3歳以上、芝3930㍍
○11日(土)、福島「第42回農林水産省賞典福島記念」GⅢ、3歳以上、芝2000㍍、ハンデ
○12日(日)、京都「第31回エリザベス女王杯」GⅠ、3歳以上牝、芝2200㍍

先週のレース(天皇賞・秋など)

2006年11月04日 | 結果
10月26日(木)、公営札幌競馬場で行われた「第33回北海道2歳優駿(GⅢ)」(2歳、ダート1700㍍)は、好スタートから中団に控え、3、4コーナーを馬なりで先団に取りついた公営北海道のトップサバトンが、前を行く3頭の外に出して直線追われると勢い良く伸び、2着に4馬身差を付けて快勝した。強い内容。13頭立て7番人気。優勝騎手は井上俊彦。勝ちタイムは1分48秒7。外の3番手に付けて4コーナー手前で先頭に立ったアンパサンドが2着で道営勢がワンツー。1番人気のJRA・ミスティックベルは2着馬の後ろの位置取りも3、4コーナーで何度かムチが飛んだように、直線で2着馬に並ぶところまで行ったもののそこまで。最後は1/2馬身差を付けられた。
トップサバトンは父タヤスツヨシ、母トップオブザスカイ(母の父スカイウオーカー)、牡2歳、鹿毛。北海道・國信滿厩舎。馬主は木谷ツヤ氏。生産牧場は㈲石川牧場。

28日(土)に東京競馬場で行われた「第11回武蔵野ステークス(GⅢ)」(3歳以上、ダート1600㍍)は逃げるサンライズキングの2番手に付け、直線余裕を持って抜け出したシーキングザベストが2着に3/4馬身差で優勝した。16頭立て2番人気。優勝騎手は勝浦正樹。勝ちタイムは1分35秒3。中団から馬場の中程を追い込んだサンライズバッカスが2着。3着は1馬身1/4差で後方から最速の上がりで追い込んだフィールドルージュ。1番人気のフサイチリシャールはインの3番手で粘ったが、ゴール前失速し1着から0.4秒差の5着だった。
シーキングザベストは父シーキングザゴールド、母マッキィ(母の父サマースコール)、牡5歳、黒鹿毛。栗東・森秀行厩舎。馬主は吉田和子氏。アイルランド産馬。

同日、京都競馬場で行われた「萩ステークス」(2歳、芝1800㍍、8頭立て)はタキオンプリンセスが大逃げを打ち、バラバラ縦長の展開となり、6番手から大外を回って追い込んだ1番人気のフサイチオフトラが、最速の上がりで差し切った。優勝騎手は公営大井の内田博幸。勝ちタイムは1分47秒1。直線は内からキングスデライト、ケイアイマイスキー、マルカハンニバル、フサイチオフトラの4頭の争いとなり、キングスデライトが脱落、ゴール前はマルカハンニバルとフサイチオフトラの一騎討ちでハナ差フサイチが差した。ケイアイマイスキーは1/2馬身差3着だったが、勝馬と同じ上がりを計時。
フサイチオフトラは父ブラックホーク、母ダンシングサンデー(母の父サンデーサイレンス)、牡2歳、鹿毛。栗東・大久保龍志厩舎。馬主は関口房朗氏。生産牧場は社台ファーム。同馬はレース後、左トウ骨の骨折が判明。長期休養を要すと思われる。
     
京都のメイン「第49回スワンステークス(GⅡ)」(3歳以上、芝1400㍍)は、4、5番手の外目に付けたプリサイスマシーンが直線伸びて突き抜け、接戦を制した。18頭立て14番人気。優勝騎手は松岡正海。勝ちタイムは1分20秒3。2着は1/2馬身差で中団から馬群に入れてゴール前一伸びしたシンボリグラン。3着も1/2馬身差で、中団のインに抑えて2着馬と同じ位置からやはり直線で馬場の中程を突いて伸びたアグネスラズベリ。1番人気のオレハマッテルゼは3番手の好位追走も直線の伸び一息で、逃げたステキシンスケクン(4着)を交わすことも出来ず勝馬から0.3秒差の5着に終わった。プリサイスマシーンは父マヤノトップガン、母ビーサイレント(母の父サンデーサイレンス)、牡7歳、鹿毛。美浦・萩原清厩舎。馬主は池谷誠一氏。生産牧場は白老ファーム。

29日(日)、東京競馬場で行われた「第134回天皇賞・秋(GⅠ)」(3歳以上、芝2000㍍)は、インティライミが離して逃げ、縦長の展開。好発、好ダッシュで外枠ながら逃げ馬から4馬身位後方の2番手に付けたダイワメジャーが直線、坂を登って追い出し、後続を抑えて優勝した。1頭取り消して16頭立て4番人気。優勝騎手は安藤勝己。勝ちタイムは1分58秒8。中団のインから直線でダイワメジャーを目標に追い込み、インから馬体を併せに行ったスウィフトカレントが1/2馬身差2着。3着は、2着馬より3馬身程後方に付け、直線馬群の中に入れて最速の上がり34秒2で伸びた3歳馬のアドマイヤムーン。着差は3/4馬身。1番人気のスイープトウショウは、2着馬の1馬身後方からのケイバも、いつもの切れを欠き、勝馬から0.4秒差の5着。このレース、カンパニーが外枠発走。
ダイワメジャーは父サンデーサイレンス、母スカーレットブーケ(母の父ノーザンテースト)、牡5歳、栗毛。美浦・上原博之厩舎。馬主は大城敬三氏。生産牧場は社台ファーム。
天皇賞・秋の売上は217億1648万円余で前年比82.0%と大きく落ち込んだ。