平成徒然草~つれづれなるままに日暮里~

酒とギャンブルとストレスの日々

太田系・吉田系

2010年02月26日 | 酒場
新潮新書の「グルメの嘘」が面白かった。この本で指摘されるような店(店名は明らかにされていないが)、つまり著者が行くような高級店に行くことは無いが、書かれている事はラーメン店や居酒屋にも言えるのかなと思わせるところがある。ガイドブック的なものに批判的な情報がほとんど出てこないのは、仕方ない面もあるのだろうが、残念ながら評論家やライターによる「宣伝」がほとんどなのかもしれない。ラーメン店はちょっと怪しいのではないか、と疑い始めている。酒場はそうではないと思いたいが、どんなもんだろうか。少なくとも案外評判のいい店でメディアに出てこない店は、取材拒否している可能性もあると思っている。

飲食店は自分で行って確かめるのが一番なのは間違いない。味は人それぞれの好みであるということを言い訳にしてはいけないとは思うが、CP(コストパフォーマンス)にしても、その感覚は難しい。

味覚はいい加減と言えば、いい加減なものだろう。珈琲ホッピーは悪くないと思うのだが、いつの間にか消えてしまったようだ。甘いカクテルはポピュラーにはならないのだろう。寒い時期は、ホットバタードラムなどとてもおいしい。最近飲んだ市販されているものではサッポロの「ショコラ ブルワリー」という缶ビールが、濃厚なココアとビールのカクテルといった塩梅でおいしかった。珈琲ホッピーは作り方が分かるので自分で作って飲めばいいだけだが、チョコビールはアイスココアとビールを混ぜて同じ味になるかは自信が無い。と、ここまで書くとまるで千駄木の「居酒屋兆治」だね。

酒場というジャンルで言えば、大雑把に高級店は「太田系」、大衆的な店は「吉田系」と言い換えると飲み仲間には、どのような店であるか通りが早い。概ね@1000円~2500円なら吉田系、2500円~5000円で太田系というように考えている。だけれども、何人で飲むかによってもCPは変動する。あるいは、一人で行って軽く飲むのには都合がいいが、2~3人で少し長い時間飲んでいると一品は安くても割高になってしまうという場合も実感としてあるのだ。

そういうわけで、前回のブログ以降こんな店に行きました。
銀座一丁目「ブラッスリー銀座ライオン 銀座二丁目店」(外は北風ピープーだろうが氷雨だろうが、暖かい店内で冷たい生ビールをゴックン)
新馬場「牧野」(刺身でも焼きでもやっぱり穴子。太田系の店だが2~3人で行くとよい。17時30分開店と同時に入りたい)
泉岳寺「やまや」(吉田系の小さな店だが、ボリュームがあるものも多いので1人より2人がベスト。茹でたハチノスは何とも言えない味と食感だった。トイレが店の外にあって鍵を借りて用を足す)
田原町「なみき亭」(つまみ類が充実している下町中華食堂。それでもまず「餃子にビール」かな)
南千住・浅草(東武線)「天信」(橋場という鉄道の駅から遠い場所にあるので、わざわざ飲みに行く人は少なそう。一品のボリュームがあるし、タクシーを使うことも考慮して、1人より2人以上で小上がりで飲むのがいい。吉田系)
三ノ輪「たかはし」(下町のとんかつ屋。揚げ物2種のセットメニューでビールをプハー)

麦とホップ

2010年02月01日 | 酒場
1月は飲みに出る回数は少なくは無かったのだが、新年の顔合わせもあるので、馴染みの店に行くことが多かった。

先日、散歩の途中に鶯を見た。
梅も咲く頃になって春が近づいているのが分かる。
しかし、いろいろな店に出かけるには、もう少し暖かくなってからになりそう。

スーパーに発泡酒を買いに行って、営業マンらしき人に新しい「麦とホップ」を奨められて購入。
家にあった従来のものと飲み比べるが、違いが良く分からなかった。個人的には、従来のものの方が、わずかに甘味が感じられる分、軍配を上げたいがどうなんだろう。

前回のブログ以降こんな店に行きました。
金町「トック」(カツカレーにビール。時々こういう飲み方をするが、「ライス抜きで」とはまだどの店でも言えない。まず、らっきょうなどでビールを飲み始めるのも良い)
府中本町・府中競馬正門前「かめや」(競馬場西門前に居並ぶバラックの飲み屋の1軒。最終レースまで馬券を買ってやられてしまい、既に店内は満席になっていて路上で飲む。寒いのを我慢してお湯割り。刺身が旨かった)
南千住「植木屋」(寒い日にもんじゃや鉄板焼きでビール。この日はコンビーフもんじゃ)