もうやんのカーメンテナンス&カーライフメモ!

メンテナンスからちょっと気になることまで、車に関するもうやんのメモ帳。

MOVE(L175S) 楽ナビのタッチパネル交換修理してみた。

2021年07月17日 | Weblog
  • きっかけ

子供の車、MOVEにはカロッツェリアの楽ナビAVIC-HRZ900が付いている。
この車は中古で買ったから定かではないけれど、2009年初年度登録でナビは2009年10月発売の商品なので、ナビは前オーナーが新車の頃に取り付けて12年くらいたっているようだ。
子供の車なので以前からそうだったのかよくわからないが、タッチパネルがほとんど反応しないのでなにをしようにも都合が悪い。
たまに地図が勝手にどんどん明後日(あさって)の方向へスクロールして行って収拾がつかなくなるし、なにより設定ができないので困る。
うちの奥さんがなんとかならないかって言うので、リセットしたら直るんじゃないのって、右下の小さいポッチを針金の先で押してオールリセットしてみた。
しかし全く状態は変わらず、リバースに入れるとバックカメラが連動してバックモニターとして使えていたのまでリセットされてしまって、バックモニターとしても使用できなくなってしまった。
ありゃりゃ、これは余計に状態が悪くなってしまったぞ。
バックカメラの設定を弄りたいけど弄れないもどかしさ、さて、どうしたものか…。

  • タッチパネルを手に入れDIYで修理する

ネットで検索すると、どうもタッチパネルが反応しなくなるのは、古くなったナビにはよくあることのようだ。
検索画面の上位に「DIY修理用楽ナビタッチパネルを販売中!1枚4,000円 ...」というのがヒットしたので開いてみると、林商店さんというメーカーさんが楽ナビ用の社外タッチパネルを通販で販売していて、丁寧に修理の解説までしてくれていて、修理できなかった時のトラブルシューティングやサポートまでしてくれている。
なんとも懇切丁寧なメーカーさんがあったもんだ。
タッチパネルの金額も4000円とお手ごろだし、自分で直せば工賃はかからないし、俄然DIYで修理する気満々になった。

AVIC-HRZ099,HRZ900,HRZ990 DIY交換用タッチパネル
HDD楽ナビHRZ099~990はオプションだった地デジが内蔵され、性能にうるさい方でも納得できるモデルです。現存台数も多いカーナビですね。
しかし年数が経ってくると残念ながらタッチパネルのズレはあたりまえになってます 💧よくできたナビなのに使いっぱなしはもったいないと思います。
楽ナビ本来の操作性を自分の技で復活させてみせてみませんか?
販売価格は1枚4,000円、代替えFFC付4,100円(税込み・全国送料無料)


↑新品の画像を取り忘れたため、林商店さんのサイトでお借りした。


↑作業はパソコンでタッチパネル交換手順を見ながら進める。 

AVIC-HRZ099,HRZ900,HRZ990のタッチパネル交換手順
タッチパネル交換手順の一例をご紹介いたします。
※しっかりした0番と1番のプラスドライバーが必要です 。
作業される方はすべて自己責任となりますのでご了承ください。
こちらで使用するタッチパネルは4,000円(送料、税込み)で販売中です。
  •  楽ナビを取り外す


↑ダッシュボードに傷がつかないように養生テープを貼って作業する。


↑内装外しのヘラで浮かせておいて、ナビの外枠と左右のルーバー部分を手前に引っ張って取り外す。


↑電源を切った時に前面パネルが閉じないように(ディスクのエジェクト状態を保つように)指を入れながら電源を切る。


↑左右4本のビスを外してナビを引き出し配線を外す。


↑この配線を外して元通り配線する自信がない。泣きそう。。。


↑とにかく付箋と養生テープでどの配線を外したかメモりながら取り外した。

 

  • 楽ナビを分解しタッチパネルを交換する


↑配線が外れたら、場所を部屋に移して楽ナビを分解していく。
まず、モニター画面を取り外して分解する。


↑モニターは本体にネジ2本で固定されているのでこれを外す。


↑ネジを外した部分の金具を外側に広げるようにして外す。


↑ケーブルがつながっているので無理に引っ張らずに、コネクターのカバーを外しロックを倒して(解除して)フラットケーブルを外す。
ロックの状態も詳しくサイトに載せてくれているのでわかりやすい。


↑モニター裏側のプラスネジ8本を精密ドライバーで外す。


↑矢印の部分(爪)をマイナスドライバーで押しながらカバーをずらして外す。


↑矢印のケーブルを外す。
右側のタッチパネルのコネクターは白い部分を手前にずらすとフリーになる。
左側のモニター下のスイッチ類の配線ケーブルは上へ起こすとフリーになる。


↑モニター枠から液晶モニターを持ち上げて外す。


↑なんか液晶モニターの右下にすごくキタナイ汚れが・・・。
コーヒーでもこぼしたんかって感じの汚れがこびりついている。


↑しっかり張り付いているので無理に剥がそうとせず、ロータリーカッターで液晶とタッチパネルを剥がす。


↑新品タッチパネルを用意して、ほこりなどが入らないように十分注意しながら液晶モニターと重ねる。
エアーダスターでほこりを飛ばしながら行った。
(画像は林商店様のサイトより借用しました。)


↑液晶モニターの左側・上側とタッチパネルの左側・上側を面一にそろえて重ねて持ち、モニター枠に収める。


↑新しいタッチパネルと、スイッチのケーブルを元通りに接続して、タッチパネルケーブルが長くなっているので噛み込みを防ぐため黄色い絶縁テープで基盤の上に貼り付けて止めておく。


↑タッチパネルとモニター枠の隙間に異常がないか確認して元通り組み付けていく。


↑ケーブルの長さがに余裕がないので、ここにケーブルを収めてロックするのは至難の業。

画像をよく見てもらうとわかるが、接続のガイドにもなっているケーブルの補強シートがずれている。
経年劣化でノリが弱まってベトベトに軟化してダメになっていた。
そのあたりを注意しつつはみ出たノリもブレーキクリーナーでふき取りつつ何とか収めてロックした。


↑所定の位置にセットしてロックしても、ちゃんと接続できているかどうかは通電してみないとわからない。


↑元通りカバーを取り付けモニターを固定する。


↑これでタッチパネルは交換できたが、動作確認するまでは気が抜けない。


↑なんとか元通り車に組み込み電源ON。
ちゃんと映ったので一安心。
あとは、タッチパネルがちゃんと動作するかだが…。


↑ちゃんとタッチパネルが反応してくれた。


↑これで設定画面にも行けるようになったので、バックカメラの設定も復旧できた。

 

  • 修理をしてみて・・・

液晶画面はそのままだけど、その前面のタッチパネルが新品になったので、画面がきれいに明るくなって気分もいい。
何よりあの難関の細かいケーブル接続の作業を乗り越えての完成は達成感が半端ない。
日頃から自作パソコンとか、ノートPCの修理とかやってるから、フラットケーブルとか触る機会は結構多いけど、狭い限定されたスペースの中で細かい作業をするのはやっぱりたいへんだね。 
なにはともあれ修理できてよかったよかった。


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