今年はじめに持ち主を失った亡きお義父さんの愛車平成9年式カルディナFZ(シルバー)の買取査定をしてもらってきた。
走行距離は87,000kmを越えている。
車検は去年の7月に受けたばかりでたっぷり一年半くらい残っているので、査定ゼロということはないだろうと思っていたが・・・。
いろいろな相続の手続きも一段落してきたところで、いつまでも放置できない車をもうそろそろ何とかせねばと思っていたところ、たまたまインターネットのダイレクトメールに数社の有名買取専門店の無料一括査定というのがあって、ちょうど都合がよかったのでネットで一括査定の申し込みをしてみた。
すると数分後にまず一社から電話があり「当社での無料査定をご利用いただきましてありがとうございます。・・・」
実に素早い・・・。
店頭での査定を採りつけるセールスがすぐにあって驚いた。
そしてその電話を切ってからまた数分後にもう1本。
そのDMでは3社からの査定を受けるようになっていたが、その日のうちに3社とも概算見積もりと査定をうちでして欲しい旨書かれたメールが届いた。
概算見積もり査定額の結果は0円~15万円というところだったが・・・。
その頃もうやんはカルディナのバンパーのこすり傷の板金修理の真っ最中だったので、今忙しいのですぐには査定してもらえないが、必ず査定に行くからと返事をしておいた。
かくも各社車の買取に躍起になっているとは思いもよらなかった。
それでその板金修理も落ち着いて、先週の日曜日(一週間は日曜日からだから今週のか)の午前中おくさんと二人で丹念に内装を掃除して磨き上げた。
におい消しのファブリーズもシュッシュッっとやって、外回りの傷はともかく、内装はとてもきれいになって気持ちよくなった。
今週の月曜日、早朝から洗車してくだんの3社に順番に査定に行く。
事前に連絡をしておいたが、確認の連絡まで来る。
本当にうるさいくらいだ。
まず一社目○リバーさんから・・・。
11時に約束してあって、ほぼ時間通りについた。
早速査定してもらったが、電話では目一杯用意させていただくと調子のいいことを言った言葉とは裏腹に、わざわざ本社からの査定通知を持ってきて見せてくれた。
全て本社決済で動いている印象で、店長決済では動けないよう。。。
査定はやはりと言うか・・・、ズバリ0円だ。
担当したセールスさんも苦い顔である。
こことあそこが・・・、と査定0をアピールしてくれた。
査定が付かないのは予測していたが、何とかならないものかとお願いしてみるも、ちょっと待ってください、と言っては席を立つ。
そんなことが数回あったので、この一社でえらく時間を食っている。
もういちいち消えなくていいからぶっちゃけの話してよ・・・と心で叫んでいるのだが、一向にいい方向へ話は進んでいかない。
結局明確な数字は得られないばかりか、オークションに出しても儲けが出そうにないので代車として使わせてもらう方向で今すぐ意思表示してもらえないだろうか、とわけのわからないをおっしゃる。
今ここで売ると言ってもらえれば、本社と掛け合っていくらかつけてもらう、と言う。
何言ってんだよこの人は・・・。
いくらか提示もしないで売りますって言えるかよ!
とりあえず他回ってから考えさせてくださいと言って帰ってきた。
とにかくパフォーマンスはいいからはっきりしてくれって感じ。
全く話にも何にもならない。
小一時間拘束されたので家へ帰ってご飯を済ませてから2軒目○ーチスさんへ、ここはひところ騒がれた○イブドアオートが社名変更したところだ。
ま、そんなことは高く買ってもらえれば問題ではないので査定してもらいに行く。
3~4時頃に行く予定をしていたが、電話を入れたらすぐにでもOKといわれたので1時頃店に着く。
担当したのは店長さんだ。
一通り査定してもらって話を聞くと、やはりメリットは長い車検だけで、後はマイナス面ばかりが目に付くとのこと。
オークションに出しても3~4万円以下では赤字になるので難しいと、同型車のオークションの実際の取引結果をプリントアウトしてきて見せられる。
特に運転席ドア下のサイドパネルの凹みが大きなマイナス要因になったようだ。
確かにアンダーパネルは袋状になっているし硬い部分なので叩き出すこともできず 修理代がかさむようだ。
同じことを○リバーさんでも言われたが、自分も車には多少詳しいのでよくわかる。
叩き出すとしたらフックになるようなものを溶接してスライディングハンマーで引っ張り出すしかなさそうだ。
査定結果としては1万円、すぐに決めてもらえれば1万5千円。
約束済みなのでもう一軒は回りたいからと即決を断って店を後にした。
もし他の店もなんともならないようでしたらもう一度声をかけてくださいと言われる。
印象は悪くないけど、金額が金額なのでとてもまた来ようという気にはなれない。
さて奥さんの実家の方へ移動しながら途中の道沿いにある○-UPさんへアポなしで飛び込む。
ここはもともと○OYOTA系のディーラーだ。
丸ちゃんとユンソナがCMやってるとこ。
ボディーのあちこちに傷が点在するので、(傷を)一箇所にまとめておいてもらえばよかったのにね~と笑って言われた。
ここもやはりオークションに出すようだが、2万円という査定をくれた。
なかなか担当してくれた方も好印象で、額もぶっちゃけの価格をはじめからくれるので、話していても気持ちがいい。
(2万円なのに)現在の最高値なのでひょっとしたらお世話になるかもしれないので、よろしくお願いしますと言って帰ってきた。
ここは、たくさん回って納得いくところで売ってください・・・と余裕すら感じる発言だ。
なんか懐の深さを感じる。
でも2万円だからね・・・。
隣町に移動して、いつも仕事で行く店の本当に目と鼻の先の○ックウェーブさん。
ここも予約が入れてあったので、店は混んでいた(?)がすぐに査定してくれた。
ドリンクはフリーで缶のものをご自由にどうぞと言われたが、もうすでにここまででコーヒーとお茶でおなかはガブガブだ。
ここも査定額は2万、即決価格でプラス5000円てところ。
けっこういい感じなのだが即決はしたくない。
実は奥さんの実家近くに中古車販売の大きな店があるのでそこも回りたいと密かに思っていたから。
まあ、ここまできたら4軒回るのも5軒回るのも一緒、もうそんなに苦でもないしまだ4時くらいだから行けそう。
もう一軒回るからと店を後にした。
さて最後は○ーロッツさん、ここも○OYOTAディーラー系○-UPである。
ここでどういう結果が出ても終わりにしようと決めていた。
担当したのはたまたま店の外にいて声をかけてくれたセールスさん。
早速査定をしてくれた。
店はかなりの混みようで、その間コミックの「バカボンド」の一巻を読み終えてしまった。
コーヒーの紙コップの底が見えた頃、セールス氏が戻ってみえておもむろに査定額を言う。
49,200円・・・えっ、やった。
すごじゃん。
でもこの半端な金額は何だ?
と詳細を聞くと、買取査定38,000円とリサイクル料11,200円だそうだ。
きりのいいところで5万円と言いたいところだったが、ちょっと驚いて交渉するのを忘れてしまった。
帰り際、いつもお世話になってます・・・とポツンと言われ、えっ?いつもお世話なんかしてないぞ・・・と聞き返すと、納車したのがそのディーラーだったらしい。
おかげで、買取の査定額もよかったのかもしれない。
正直ここが最も有力で用意する書類ももらって帰ってきた。
奥さんの実家に寄ってお義母さんに報告したけど、まああっちこっちぶつけてあったからしょうがないね。
買ってもらえただけ良かったよと言われた。
確かに・・・。
今回査定に回ってみて買い取り専門店は旧年式車には渋いのがよくわかった。
ディーラーは下取りだけかと思っていたが、意外に好感触の査定を出してくれたので見直した。
まあ、数打ちゃ当たるってのもあるかも。
最後の○ーロッツさん回るのと回らないのでは天国と地獄だもんナ。
やはり即決は避けて、できるだけたくさんの店に聞くだけ聞いてみるべきだなと思う。
査定額はそれぞれの店でまちまちだったが、帰る時は全ての店でちゃんと車を出すまで見送ってくれたのは、お客様を大事にする気持ちの表れか、マニュアルにちゃんとあるのか知れないが、非常に気持ちが良かった。
金額も大事だけど、人の印象も大事だね。