もうやんのカーメンテナンス&カーライフメモ!

メンテナンスからちょっと気になることまで、車に関するもうやんのメモ帳。

KYB(カヤバ)のシザースジャッキを使いやすく改造してみた。

2022年02月23日 | Weblog
  • きっかけ

もう20年以上前から使用しているカヤバのシザーズジャッキ、使い勝手はいいんだけどジャッキアップする部分が金属なのでジャッキアップポイントを痛める可能性がある。
今まではフロアジャッキと併用していろいろ考えながら使っていたけど、子供が使うことやN-ONEのちょっと広いジャッキアップポイントにも使いやすくすることを考えてラバーパッドに交換することにした。


↑あまり使い勝手がよくない真ん中のヘッド部分をラバーパッドに交換する。

  • ジャッキを加工して準備する


↑ドリルでもんでもよかったのだが、リベットを確認したかったのでヤスリでひたすら削った。
リベットはアルミの8mm径のものが使われていた。


↑リベットが外せたら今度は台座の回り止めの突起部分を平らになるまで削る。


↑台座部分をまっ平にして、ひたすら磨いてツルピカのきれいな状態までにできた。

  • ラバーパッドを用意する

ラバーパッドはそのままポン付けできるALPHAさんとかの製品もあるが、ちょっとお高いのでとにかく安く上げることを考えてジャッキスタンドのものを流用することにした。
アストロプロダクツやストレートさんで扱っているジャッキスタンドのラバーパッドアダプターも安くてよいのだが品切れで手に入らず、エマーソンのラバークッションの台座部分をちょん切って使うことにした。


↑エマーソンEM-250、1336円+送料990円だったが、
ネットショップのポイントで格安ゲットできた。


↑台座部分を使うので金ノコで切り落とす。


↑溶接部分が肉盛りしてあるので結構削らなければいけなくなった。


↑グラインダーで大まかに削ってから、ひたすら人力でヤスリがけして平坦にしていく。


↑固定には平薄リベット8×12(8㎜径、長さ12㎜)、
プッシュナットSPN-8(いずれもステンレス製)を使用した。


↑ラバーパッドはリベットの逃げを彫刻刀で加工して作っておく。


↑台座がほぼ平坦にできたので、
ラバーを仮止めして飛び出たビスを金ノコで切り落として平坦に整える。


↑真ん中に鉄鋼用ドリルで8mm径の穴を開けて、シャーシブラックで塗装して組み付ける。
リベットを通してからラバーパッドをビスで固定。
これで準備は整った。

ここまでほぼ人力のヤスリがけでとても疲れた。
次の日も腕や手指が痛かった。
安く上げようというケチケチ精神も程度の問題だよね。

  • ラバーパッドの取り付け


↑回転の滑りをよくするためにグリスを薄く塗って組み付けた。


↑リベットにプッシュナットを差し込んで固定する。


↑ラバーパッドを引っ張ってみて抜けないか確認して完成。

  • 車にやさしいシザースジャッキ完成!


↑苦労の末、なんとか完成にこぎつけた。


↑浅い溝、深い溝を回転させて使い分けできる。


↑N-ONEに実際使ってみると深い溝でジャストフィットする。
溝の幅もちょうどよかった。


↑今まで使っていたケースが使えなくなり、かなり大型(仮)に…。
ちょうどいい大きさのケースがないかな~。

  • 改造してみて・・・

もうちょっとお金を出せばここまで苦労することもなかったのに、無駄に労力を使った~。
結果的には至極マトモなジャッキに改造できてよかった。
何十年も現役で、正直KYBのシザースジャッキ、コスパ最高。
でも、改造したからにはまだまだ活躍してもらわないとね。