この記事は全くの素人がKeePer技研さんのコーティング施工の真似をして作業しているものです。
もちろんKeePer技研さんの非公認ですので、この記事を参考にして作業をされて不都合が起きても何の責任も負えません。
また、矛先をKeePer技研さんに向けられても、KeePer技研さんにご迷惑をおかけすることになります。
単なる一個人の趣味の延長で行っていることですし、記事は個人の見解ですので、決して誰かに責任を追及するようなことはなさらないでください。
もし参考にされる場合はリスクが伴うことを十分認識していただき、全て自己責任でお願いします。
新車を買ったとき誰もがコーティングをすることを考えるんじゃないかと思う。
新車は基本的に傷がない状態だから、コーティングすることできれいな状態がパッキングされて保護できる。
ディーラーでも新車は下準備の必要がないのでしきりに勧められるよね。
稼ぎどころなわけだ。
さて、私はというと、コーティングどうしようかなって思っているうちにはや6ヶ月が経ってしまった。
そうこうしているうちに洗車ワックスや簡易コーティングでスポンジやクロスを引きずったキズがついてしまったし。
は~、どうすっかな~。
コーティングはしたい、でも高い!ということで…
「N-ONE(JG3)に、非公認・無資格・DIYで ダイヤモンドキーパー施工してみた。」
なんか世間がザワつきそうな表題である。
KeePerは多分クルマ好きなら知ってる人は多いだろう。
カーコーティングと洗車の専門店としてポピュラーで、KeePerでコーティングしたよっていう人は結構いると思う。
街のガソリンスタンドでも施工しているところがあるから知名度は高いだろう。
何を隠そう家(うち)の奥さんもキーパーラボで、毎年クリスタルキーパーを施工してもらっている。
キーパーから車が戻ってくると、さすがにヌルッとした艶で仕上がりがよくていいなって思う。
ただ、撥水のもちに関してはちょっと疑問視しているけど…。
で、もうやんのツッコミどころはやっぱり高いっていうところ。
サイズによって価格は大きく変わってくるが、軽自動車(SSサイズ)で下位グレードのクリスタルキーパーでも16600円~、ダイヤモンドキーパー 47500円~、Wダイヤモンドキーパーで68800円~と、結構な金額となる。
クリスタルキーパー安いじゃんって思うけど、1年間ノーメンテっていうだけで、かけたらかけっぱなしってわけではなく、毎年の施工が推奨されるので結構な出費になってくる。
結局定期的なメンテナンスありきだからね。
ディーラーの新車購入時に勧められるコーティングに比べればお値打ちなのかもしれないけど…。
結局それって施工する人の工賃(人件費)なんでしょ?
KeePerの場合はKeePer独自の有資格者が施工するということなので、出来栄えのレベルはある程度保証されるということのようだ。
材料(薬剤やクロスなど)さえあれば自分でやっちゃうのになって思うのがDIY大好きケチケチ男 もうやんなんだけど、いるんだよね同じこと考える人が…。
ネットを検索するとそんな人が結構出てくる。
というか、いるんだよね売ってる人が、キーパーの材料を…。
ネットショッピングサイト、フリマアプリ等で、かなりの量が出品されている。
ここで買って自分でやりゃあ安くなるっしょ。
もし失敗したって自己責任だから誰も責めないしね。
自分で自分を責めるだけだから。
ということで、買ってしまいました。
フリマアプリで。。。
セット内容は…
ダイヤケミカル×1
レジン2×1
ダイヤスポンジ×1
レジンスポンジ×1
黄色スポンジ×1
ダイヤクロス×2
レジンクロス×2
キーパークロス×1
これで11000円、高いか安いかは正直わからないけど、いろいろ比較して一番お値打ちそうだったので決めた。
実際には割引クーポン使ったので9500円(送料無料)だったけどね。
これでうまくいけば十分満足できるお値段じゃないかと思う。
それも、やろうとしているのはダイヤモンドキーパーだから、コスパは高いでしょう。
薬剤に余裕があればルーフだけダイヤモンドキーパーケミカル(以下、ダイヤケミカル)をWにしてやろうかと思っているので、ルーフだけWダイヤモンドキーパー(もどき)というわけだ!!
何をやってもカラスの勝手でしょ。
ダメもとでやってみますよ。
まず下準備にマイクロパウダー(研磨剤)入りの水アカ取りシャンプーを使用して洗車。
どちらにしても塗装面をリセット(コーティングなどをきれいに落とした状態)しなければいけないので、シャンプーである程度汚れと水アカを落とす。
次にKeePerの爆ツヤ(別途購入)で汚れを落としながらコーティングなどの成分を落とす。
爆ツヤは、使用することで汚れを落としてシリコンオフするだけでなく、オーロラマークを消して艶が出るというから不思議なクリーナーだ。
水で流して弾きがあればその部分は再度爆ツヤでこすって弾きがなくなるまでクリーニングする。
爆ツヤでクリーニングが終わったら、再度洗車、今度は研磨したくないのでシュアラスターのカーシャンプー1000を使用して洗う。
ルーフは黒なので傷がよくわかる。
爆ツヤを使う前は、結構荒いオーロラマークがルーフ全体にあったのだが、使用後塗装面の状態が結構整ってきれいになった。
しかし太陽の反射の横にブルーのオーロラマークが出る。
非常に細かい傷であることは確かなのだが、この上にコーティングをかけるのも納得がいかないので、コンパウンドで軽く研磨する。
↑ルーフに青い筋があるのがオーロラマーク、反射の具合で結構気になる。
今回は3Mのコンパウンドの中でも最も粒子の細かいツヤ出し「3M ウルトラフィーナ グロスアップ コンパウンド 5959」を使用した。
このコンパウンド非常に優秀で伸びがよく、Φ125mmのスポンジバフに米粒3粒くらいの大きさで十分研磨が可能、それでいてなかなかコンパウンドが切れない。
ホワイトパールのボディーは傷の有無はほとんどわからないが、こちらも全体を軽く研磨した。
↑短時間の軽~い研磨でルーフのオーロラマークは消すことができた。
↑なかなかコンパウンドが切れないので、ある程度のところでマイクロファイバークロスでふき取った。
↑3Mのウルトラフィーナ、超優秀でおススメ!
↑ほとんど傷が確認できないほど想像以上にきれいに仕上がった。
この後再度洗車してコンパウンドを洗い流し、これでやっとコーティングにかかれる。
今日一日で何回洗車しとんねん。
- コーティングのキモ、ガラスコーティング(ダイヤケミカルの施工)
KeePerコーティングの施工方法については施工マニュアルがネットにアップされているし、YouTubeに参考になる動画がたくさんアップされている。
KeePer技研さん自体が技術コンテストなどの動画をアップしてくれているので、作業の流れ、アイテムの使用方法など非常に参考になる。
登場するのは技術コンテストのチャンピオンなので、その技術は確かなもので参考にして間違いはない。
この動画のおかげで作業を進めるにあたっての後ろ盾というか確信をもらった。
第7回 2020年 キーパー技術コンテスト/ 1年に1回開かれるキーパー技術コンテスト。今年で第7回目を迎えました。 全国各地で選手がお客様のために高められた技術を競い合っています。
クリスタルキーパーとダイヤモンドキーパーの違いは濡れたボディーに施工するか乾いたボディーに施工するかの違いがある。
クリスタルキーパーはボディーに残った水と反応させてコーティングを硬化させるので拭き取りが終われば次のステップに移れる。
一方ダイヤモンドキーパーは乾いたボディーに塗布して空気中の水分と反応させて硬化させる。
そのためダイヤモンドキーパーは1時間以上は放置して硬化を待たなければいけない。
ただ、水シメという方法で時間短縮も可能。
使用するダイヤケミカルの量も、ダイヤモンドキーパーの方が原液を塗り広げる分たくさん必要になるようだ。
今回は洗車後完全に水分を拭き取った状態でダイヤケミカルを塗布して、時間をかけて硬化を待つことにする。
ダイヤモンドキーパー相当の施工をするわけだ。
まず1層目のガラス被膜の塗布、拭きあげを行う。
ダイヤケミカルはマイクロスポンジに2往復Wの文字を描くようにスプレーして、50㎝四方の小スパンに縦横に塗り込んでいく。
次に乾いたダイヤクロスで拭き上げ、別の乾いたダイヤクロスで仕上げる。
↑乾きが早い気もするが、2枚のクロスを使って段階的に拭きあげることで、ムラなくきれいに仕上がる。
気温は20℃前後で薄曇りだったが、ルーフ部分は若干熱を持っている状態で日の高いうちはちょっと施工をはばかられた。
それで、昼間のうちはボディーの日陰になっている部分から施工して、日が傾いてきてからルーフ部分を施工した。
ソリッドの黒で汚れや傷が目立つルーフはダイヤケミカルを2度塗りした。
1回目を塗布拭き取り後、1時間ほど放置して2回目を塗布して仕上げた。
(マニュアルによると、Wダイヤモンドは1回目のダイヤケミカルの塗布から3時間以上置いて2回目塗布、1時間以上置いてレジン2施工とあるのだが…。)
これでより厚いガラスコーティング被膜が形成されたと思う…、というかされたハズ。
時間短縮のための水シメという手もあったのだが、若干作業に不安があるので自然硬化を待つことにした。
とにかく時間がかかり今日中に終われるのか少々焦ってきた。
全体に塗布、拭きあげが終わったら拭き残しがないか確認して次の工程に進む。
↑ムラもなく、いい感じにガラスコーティングまで仕上がった。
次に2層目の撥水効果の被膜を形成するレジンコーティング(レジン2)を施工する。
レジン2のスプレーはまずよく振ってからレジン用スポンジに大きく2往復させて(Wの文字を描くようにして、スポンジにケミカルがしみ込んできたらVの字に)スプレーし、ボンネット1/4を1スパンとして塗り広げ、レジン2が乾く前に乾いたレジンクロスを使用して拭きあげ、別のクロスで仕上げる。
(N-ONEだったらボンネット1/2~1/3くらいの面積で1スパンでいけるかもかもしれない。)
↑上半分がレジン2未施工で、下半分がレジン2施工後、施工後は明らかに色が濃く深みがある。
↑こちらもレジン2 施工前、施工後の比較、違いがよくわかる。
この作業を全体に行い、拭き残しがないか確認したらコーティング作業は完了である。
実はちょうどこのコーティングを施工しようと思ったとき、家の奥さんがTanToのボディーを傷つけられたって騒いで言ってきた。
いたずらでボディーをガリガリってやられたって言うけど、見てみたら助手席側の前ドアから後ろドア、そしてガソリン給油口の辺りまで、薄~い線傷がス~ッとついている部分と薄れて付いていない部分が断続的に続いていて、意図してガリガリやったのならず~っと傷が続いているはずだからいたずらとは違うだろう。
バックとかの金具が接触してできたひっかき傷のように見える。
それも白くなってはいるけどとても細くて浅~いキズで、コンパウンドで何とかなりそうだったので、傷はその日のうちにさっさと研磨してきれいにした。
それでまたKeePerに部分施工頼まないといけないのかなぁって言うので、ちょうど自分のN-ONEコーティングするから薬剤が残ったらやってやるよって…。
なんて優しいんだよ俺はっ、少しは感謝してほしいよな…。
N-ONEの施工が終わった次の日に左側ドア2枚とその後ろ(フロントフェンダーを除く)左側面全体をサクッとコーティングした。
全体を洗車、左側面の作業箇所を爆ツヤでクリーニングして再び洗車、左側面のみ濡れた状態でダイヤケミカルを塗布して拭き上げ、同じくレジン2の塗布・拭き上げという流れで、クリスタルキーパーの行程を施工した。
洗車後の水滴が残った状態でダイヤケミカルを塗布すると、ケミカルの伸びが良くてかなり作業が楽だった。
ダイヤモンドキーパーの行程よりもおてがるで簡単、明らかに作業性がいい。
↑ヌルテカを超えたヌルッ、ビカッと輝くボディーが無茶苦茶きれいだ。
↑やっぱりブラックはきれいに映り込んで鏡面仕上げがわかりやすくていいね!
いや~、正直大満足です。
やっぱりきれいな自分のクルマ見るのうれしいっす。
納車直後の状態に戻った、いや、それ以上の状態に仕上がったような気がするね。
やればやっただけの結果は得られるんです。
それは素人とかどうとか関係ないです。
ただただ愛車への愛です。
↑ルーフの鏡面の映り込みがとてもきれいだ。
↑う~ん、ホワイトパールはコーティングの具合がわかりづらいのが残念。
木曽三川公園までチョイ乗りして撮影したけど、白い部分はイマイチきれいさが伝わりにくい。
今後は撥水のもちなど検証したいと思うけど、いや~絶対洗車のみで我慢できそうにない。
奥さんがKeePer LABOで、メンテナンスは洗車のみでワックスやコーティング剤は使わない方がいいですよって言われたって言っていたけど、きっとガラス系の簡易コーティング剤使っちゃうだろうな~。
何はともあれ、KeePerさん 非公認・無資格のダイヤモンドキーパーDIY施工は、自分的には大成功でした。