もうやんのカーメンテナンス&カーライフメモ!

メンテナンスからちょっと気になることまで、車に関するもうやんのメモ帳。

アコードワゴンCF6、Vaioアンサーコールバック取り付け

2005年03月01日 | Weblog

もうやんのアコードワゴンはキーレスを操作してもアンサーコールバックがない。
今の車ではもう付いていないのがめずらしいくらいで、かみさんのMOVEにもごくあたりまえに付いている。
以前から欲しい欲しいと思っていて、『オートメカニック』誌の通販広告のページやオークションなどでいろいろ捜していたが、イマイチ決め手に欠けるので買えずにいた。
二月の半ばにディスカウントショップ『スリーワイ』の広告チラシにアンサーコールバックが3980円で載った。
これは安い、でも配線に一抹の不安が残る。
でも、どうにもこうにも我慢できなくなってついに買ってしまった。
専用の接続ハーネスを使うわけではないので、自分で配線箇所を選定しエレクトロタップでの配線となる。
買ってからインターネットで配線方法をいろいろと下調べをして、何とか先が見えてきたのでいよいよ今日取り付けをした。
アコードワゴンの走行距離は65130km。

今回取り付けたのは㈱ル・モンドVaio事業部というところから出ているもので、部品をとり出してみると、左下がコールバックユニット、右下がコールバックユニットハーネス、左上が・・・(割愛)、まん中が配線用のエレクトロタップ6個、これに取扱説明書とメインユニット固定用両面テープが付く。
取扱説明書には配線の取り付け概要として次のように記載があった。

●ユニット・コールバック(+)出力線(ピンク)2本→車両ハーネス左右ウインカー(+)線各1本
●ユニット・イグニション(+)電源線(白)→イグニションをONにしたときに+12Vを出力する配線
●ユニットの常時電源(赤)線→常時12Vを供給できる配線
●ユニットのアース線(黒)→アースできるボディーなど
●ユニット・ロック信号入力(+)線(緑)→集中ドアロック時にロック信号(+)が出力する配線
●ユニット・アンロック信号入力(+)線(青)→集中ドアアンロック時にアンロック信号(+)が出力する配線

さて、この配線をどこに接続するか・・・、インターネットで検索してみるといろいろと参考になる取り付け例があった。
八木澤さんという自作のアンサーコールバックユニットのキットを製造・販売している方が、そのキットを取り付けた方のレポートのリンクをご自身のHPに掲載されていた。
ここでいくつかの取り付け例を拝見したが、アコードワゴンの場合いずれもウインカー信号はハザードスイッチ後ろのハーネスから、ロック・アンロック信号は助手席前グローブボックス下のヒューズボックスから取っていた。
誰もが同じ方法で配線しているところを見ると、これが多分八木澤さんが推奨され紹介された取り付け方法だと思われた。
しかし今回買った製品の取説には『ハザードリレーからは取らないでください』と記載されていたので、ちょっと考えた。
また、グローブボックス下、ハザードスイッチ付近と取り付け場所があっちこっちだと配線を延長しなければならないので、これも面倒くさいしスッキリしない。
そういう理由から他の方法を考えることにして、また取り付け例を検索した。
そんな中、同じ八木澤さんのHPのオデッセイの取り付けレポートからリンクされていた『GARAGE ODYSSEY』のカベさんのアンサーコールバック取り付けレポートは、非常に参考になった。
カベさんの配線場所は運転席側のドアを開けたところにあるヒューズボックス付近からだった。

オマケにご丁寧にドライバヒューズボックス表側(運転席ドア側)に接続する場合ドライバヒューズボックス裏側(運転席足元側)の場合としてハーネスへの配線図まで記載されていて、なんて気の利くいい人なんだと思った。
このヒューズボックス付近ならアクセスもしやすいので、参考にしてドライバヒューズボックス表側(運転席ドア側)に接続することにした。

私の推理ではアコードもオデッセイも同じホンダ車でエンジン形式も同じなため、配線関係も同じなのではないか・・・という安易な考えだった。
それでもちゃんとテスターで確認するのが、石橋を叩いても渡らないもうやんなのです。

しかし、まずカベさんの配線図記載の①常時電源は配線の色こそ同じだったが、テスターで見てみるとどうも常時電源ではなくACC(キーを一つひねった状態で通電する)電源のようで、常時電源はほかの線を捜すことにする。
常時電源以外は、ドアロック・アンロック信号線、左右ウインカー、イグニションとも微妙にコードの色の違いはあったが配線は同じだったので、そこへエレクトロタップでつなぐことにした。

まずバッテリーの(-)端子をはずしてから作業を始める。
ハーネスが刺さったままだとエレクトロタップの作業がし辛いので、ハーネスをヒューズボックスからはずして配線し、元通りにさし込むことにした。

まずヒューズ横の左下のハーネスのあらかじめテスターで調べておいた常時12V出ているコードにユニットの赤色コードを接続して、緑/青コードと緑/黄コード(左右ウインカーランプ)にコールバックユニットのピンク色のコード2本をそれぞれ接続した。

次に左上のハーネスの緑/赤柄模様のコード(ドアアンロック信号線)にユニットの青色コードを接続、白/赤柄模様のコード(ドアロック信号線)に緑色コードを接続した。

次に真ん中の下側のハーネスの緑/黒コード(イグニション電源)にユニットの白色コードを接続した。
あとはボディーにアース線を接続すればOKのはずだ。
ヒューズボックスすぐそばのボディーのボルトにアース線を接続した。
これでとりあえず配線は完了したので、バッテリーをつないでロック、アンロックを作動させてみた。
すると???反応が明らかにおかしく、アンサーコールバックはせずにユニットからカチカチと意味不明な音がして止まらない???
さてどうしたものか・・・。
配線を間違えたのか何なのかさっぱりわからなかったので、一つ一つテスターで確認しながら配線を確認した。
それで常時電源にテスターを当てたところ、12V出ていなければいけないはずが、出ていないことに気が付いて、これが作動しなかった原因なのではないかということが解かった。
常時電源と思って配線したコードは、どうやら間違っていたようで、他から常時電源は取ることにした。
この近辺で探すのに難航したので、遠回りになるがオーディオから取ることにした。
まずリアコンソールをはずし、コンソールリッドをはずして、オーディオユニットを手前に引き出して、その後ろのオーディオハーネスから常時電源を取った。

以前オーディオを取り付けた時の取り付けキットの説明書があったため、作業は比較的簡単だったけど、かなり大事になってしまった。
オーディオハーネスの黄色コード(常時供給電源線)を一旦はずし、分岐する自作のコードをかませて接続し、その分岐したコードにユニットから延長した赤色コード(常時電源)をギボシ端子で確実に取り付けた。

これでちゃんと動作すれば問題ないのだが・・・。
神に祈るような気持ちでバッテリーをつなぎ、ドアを閉めてキーレスのボタンを押す。
「チカッ」とウインカーが点滅した。
もう一回押すと「チカッ、チカッ」と二回点滅した。
正直ホッとして、やったー!成功した~!と心の中で叫んだ。
とりあえずこれで配線は完了したので、あとは見栄え良く配線を処理することにする。
ヒューズボックスのところから、かなり乱雑にコードが入り乱れていたので、これをフレキシブルチューブでひとまとめにしてすっきりさせた。



これでヒューズボックス周りはきれいに収まったので、あとは常時電源線を他の配線とタイラップで束ねて、アンサーコールバックユニットをヒューズボックス裏側に固定用両面テープで固定した。

あとはコンソールとかをすべて元どおりに組み付けて取り付け終了。
結構もたもたやっていたので、(途中ギボシ端子をカシメる電工ペンチがどうしても見つからず、ホームセンターまで買いに行ったりもしていたため)かなり時間を食ってしまった。
でも仕上がりはまずまず、自分でも満足できる仕上がりとなった。
ロック、アンロックがコールバックされるようになったため、非常に使い勝手がよくなって満足度もかなり高かった。