もうやんのカーメンテナンス&カーライフメモ!

メンテナンスからちょっと気になることまで、車に関するもうやんのメモ帳。

アコードワゴン CF6、AT(オートマチックトランスミッション)の不具合。

2020年06月29日 | Weblog


↑前回の上抜きATF交換風景。

この頃のホンダ車で頻発するAT(オートマチックトランスミッション)の不具合、いろいろと噂には聞いていたが、自分だけは大丈夫という何の根拠もない勝手な思い込みで過ごしてきた。
だがしかし、ついに自分のアコードにも訪れてしまった。

  • きっかけ

冬の寒い日にエンジンをかけ、時間もないので大した暖気もせずに走り出すと、どうもアクセルを踏んでも動きが緩慢で変速にタイムラグがある。
シフト時にも「コン」とちょっと大きめのショックがある。
しばらく走るとトランスミッションにもオイルが回って普通に走ることができるようになる。
その頃は寒いからだとさほど深刻に考えもせず、やがて暖かくなると症状は薄れていった。

そしていつ頃からか、2速から3速に変速時にタイムラグがあり、2~500回転エンジンが吹き上がる明らかな「滑り」の症状が出るようになってしまった。
エンジン回転を2,000回転以下に維持してじわじわと加速していくと症状は出ない。
ガバッとアクセルを踏み込むと症状が出てしまう。
その症状も冷間時のみで、エンジン(というかATF)が温まると収まる状態だった。

先日DラーにEPSのParmanent DTCをリセットしてもらいに行った時、DラーのメカニックにこのATの症状を聞いてみた。
DTCには故障コードが出ていないので、冷間時ATFが回らず油圧が上がらないので滑るのではないかとのこと。
とりあえずATFを交換してみたらどうですか…との助言だった。

  • とりあえずATFを交換することに

過去のメンテナンス履歴を見てみたら、約6万kmと9万kmでそれぞれホンダ純正のATF-Z1の4L缶を使って交換している。
1回で約2.5L使うので、2回目は1.5L強を新油に交換する感じ。
全量交換とは言えず、部分交換なので交換後のオイルも黒ずんだ色だった。
そして現在は約134,000kmなので4.4万kmのインターバルになる。

いつものようにネットでいろいろとググっていたら「ホンダオートプレイス店長の小言」 というブログが、経験豊富でかなり有益な情報を提供してくれていた。

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ショップ紹介|創業平成7年以来一貫としてホンダ車専門店として日夜頑張っております。 スタッフ全員ホンダディーラー出身で構成しており、 メカニックも常駐しておりますので、アフターも万全な態勢をとっております。 ホンダオートプレイス 東京都公安委員会 第308799602222号 〒208-0011 東京都武蔵村山市学園2-24-1 TEL : 042-563-0452 FAX : 042-563-0457

この店長さんによると、ホンダのATF交換は必ずホンダ純正品を使用、内部洗浄の全量交換がふさわしいが、とりあえず4L缶×2缶=8Lで約3回交換して様子を見たらどうか…という書き込みがあった。

というわけで、ホンダ純正ATF「ATF-Z1」4L缶×2で交換して様子を見てみることにする。


アコードワゴンCF6 EPSエラーコードのリセット&トルクセンサ中点書き込み

2020年06月28日 | Weblog
  • データリンクカプラー4番と9番の短絡でトルクセンサの中点書き込みができない

さて、前回EPSのトルクセンサの中点書き込みを邪魔したもの、大昔のEPSエラーコードの履歴だ。
このエラーコードを何とか自力で消去したい。
そこで考えたのが自分でデータスキャナーを購入すること。
でもデータスキャナー高いし、もし購入してもOBDⅡ規格とはいえ1998年の古い車に使えるかどうかわからない。
そこでもし使えなくても後悔しない(多分使えなかったらオークションに出すけどね)程度の安いOBDⅡスキャンツールを購入することにした。
それで果たしてデータ消去ができるのかどうかもわからないが…。
車のデータをいろいろとモニタリングすることもできるので、使えるのであれば買って損はなさそうだ。

  • ELM327mini OBD2スキャンツールを購入

同年代のアコードワゴンで使用できた事例がないか検索していたら、下記リンクのアメブロでアコードワゴンに接続してアプリTORQUEでデータのモニターができたという記事を発見。

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昨日のとは別機種の小さな ELM327mini が届きました。ELM327mini 日本語説明書付き 新たに注文したELM327mini (V1.5)です。車のOBD2コネクターに取付け、エンジンを始動し、アプリのTORQUEを立ち上げてみました。

ということで、1998年のCF6でも使用できそうなので、Amazonで「Zappa ELM327mini OBD2スキャンツール BLUETOOTH V1.5 日本語マニュアル(青)」を1500円で購入した。


↑ Zappa ELM327mini OBD2スキャンツール BLUETOOTH接続で V1.5が安定しているらしい。
ただ、iOSには対応しないので、iPhoneで使うならWi-Fi版を…。 


↑一応日本語のマニュアルが付属しているので接続は簡単にできそうだ。

↑データリンクカプラーにELM327mini OBD2を接続する。


↑Androidのスマホは持っていないので、ノートPC(Windows)にBluetooth4.0のドングルを挿して接続した。
Bluetooth接続はWindowsをある程度使いこなせていれば簡単にできるだろう。

↑Windows 用のアプリは「Car Scanner ELM OBD2」をインストールした。
ただ、言語が英語のため悪戦苦闘する(Android版は日本語表示があるのに)。
オールセンサーを確認すると各センサーがデータを読み取って問題なく表示されている。


↑ 故障診断コード(ダイアグノティック・トラブルコード)を表示して読み込むと、DTCは「0」で表示なし。
EPS警告灯の不良コード履歴の表示もされていない。

果たして自分の設定が悪いのか、それともこのアプリでは表示されないだけなのか、正直全くわからない。
ネットでググっても引っ掛からないし…。
どうすればいいのかよくわからない。
万事休すでお手上げだ~。
ということで・・・。

 

  • 困ったときの最終手段、ディーラーに駆け込む

本当はディーラーに駆け込むなんてしたくなかった。
なんか負けを認めるみたいだから…。
まあ、そんなことを言っている状況でもないので、岐阜市上印食のホンダカーズ岐阜 岐南店へGO!
実は最も手っ取り早い方法なんだけどね。

↑ ここはマイ・アコードワゴンの出身地、久々の里帰りだ。(画像はGoogleから拝借)

正直いつぶりか覚えがないくらい久々にディーラーを訪れた。
受け付けてくれた店員さんに概要を説明して、呼んでくれたメカニックに、順序だてて説明しているつもりが、なんか支離滅裂になってしまった。

ハンドルが右に切れていく症状がある

アライメントを測定・調整した

EPSに不具合の疑いがあり、右に切れる症状は直らなかった

過去にO2センサーの点検をしてEPS警告灯が点いてしまった

O2センサーは新品交換した

現在は警告灯は復旧しているが、不良コードの履歴が残っている

ステアリングトルクセンサの中点書き込みをしようとした

不良コードの履歴が残っていてできなかった

不良コードを消去したい

 

これまでの流れをそれこそ一気に説明したので、ちゃんと理解してもらえたかどうかわからなかった。
「とりあえず見せてもらいます」と、故障診断をしてもらった。


↑しばらくしてメカニックがやってきて、現段階では不具合は出ていないとのこと。
そして、過去のDTCデータはリセットしてもらえた。


代金はおいくらですかって聞いたら、今回はサービスで結構ですとのこと。
おっ、サービスでやってくれたぞ。
晴れやかな気持ちで店を送り出されて、しばらく走ったら、あれっ?ハンドル右に切れてくぞ。
EPSスイッチが「+」になっていたから、メカニックが試乗した時に気が付かなかったようだ。
というか自分が何をしてほしかったかが、「EPS不良コードを消してほしい」にウェイトが行ってしまって、右に曲がっていく症状を「中点書き込みをして直してほしい」という方に行っていなかったようだ。
どうやら私の説明が悪かった。
店に戻ろうかどうしようかしばらく考えたが、不良データの履歴が消去さえされていれば、自分でトルクセンサの中点書き込みをすればいいだけの話なのでそのまま帰宅した。
これで中点書き込みができなかったら本当にガックリだが、果たしてどうなるのか。

  • ステアリングトルクセンサの中点書き込みを実施

微妙な心持ちで帰宅して、さっそく中点書き込みをする。
手順は参考にした(前回リンクを張らせていただいた)サイトから抜粋させていただいた。
一部手順に誤りがあるかもしれないので、あくまでも参考にとどめて、もし中点書き込みをされるのであれば自己責任でお願いしたい。
(一部省略あり)

①フロントホイールを直進位置に合わせる。
②SCSラインをボディアースに短絡させる。
③ステアリングホイールを直進位置から左45°転舵して保持する。
④IGスイッチをON(Ⅱ)にする(エンジンは始動させない)。
 EPS警告灯は点灯して4秒後に消灯する。
⑤EPS警告灯が消灯した後、ステアリングホイールを直進位置に戻し手を放す。
 EPS警告灯は4秒後に再点灯する。
⑥EPS警告灯が再点灯した後、ステアリングホイールを再度左45°転舵して保持する。
 EPS警告灯は4秒後に再消灯する。
⑦EPS警告灯が再消灯した後、ステアリングホイールを再度直進位置に戻し手を放す。
 EPS警告灯は4秒後に2回点滅する。
⑧EPS警告灯が点滅した後、消灯し続けることを確認する。
⑨EPS警告灯の消灯を確認した後、SCSラインをオープンにする。
⑩IGスイッチをOFFにする。


↑わかりやすく図式化したのがこんな感じ。

で、手順通りやったつもりがダメ。
あれ~、ダメなのか?と、もう一度細かく手順を確認してトライしたら今度は成功した。
とにかくここ数日のモヤモヤとしたわだかまりがスッキリとした。
は~、やったよ、よかった~。
トルクセンサーやEPSユニットの交換も脳裏をよぎるような展開だったので、ホッと安堵した。
近所をぐるっと試運転してみたが、EPSスイッチを「-」(軽い方)にしても、右にはハンドルがとられることなく直進し、ハンドル操作も軽々で、久々に本当のパワステの恩恵を受けた実感があった。

ということで、ハンドルが右に切れていくというEPSの不具合は、ステアリングトルクセンサーの中点書き込みで解決した。
(割と単純なことを長々と引っ張ったな~。)

次回はまた別の問題が・・・。


アコードワゴンCF6 EPS(電動パワーステアリング)の不具合を検証する。

2020年06月27日 | Weblog
  • 私の過去の記事・・・これが後に足を引っ張ることに?

現在でもスマホでgooブログの自分のサイトを見ると、人気記事の上位に「CF6、EPS警告灯 点灯・・・もしや故障?」がある。
2011年3月の記事である。
O2センサーの点検が原因で警告灯が点灯したなどという顛末だとは、よもや世の人たちは思わないのでご来訪いただいているのだと思うが、正直EPSの警告灯が点灯して悩んでいる方々が多いことの証拠だろう。

一応その記事をリンクしておく。

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O2センサーのテスターによる点検後、EPS警告灯が点きっぱなしになった。 最初O2センサーの点検との関連がつかめず青くなった。 EPSの修理が数万円の出費と知っていたから・・・。 EPSとはエレクトリック・パワーステアリングの略、電動パワーステアリングである。
 
  • 「EPS(電動パワーステアリング)」の不具合の検証
さて、この度アコードワゴンCF6が直進時にハンドルが右に切れていってしまうという症状に陥り、柳津町の「ピットワンタイヤーズ」でアライメントを測定・調整していただいた。
その際、ハンドルが勝手に右に切れていくのはアライメントが原因ではなく、「EPS(電動パワーステアリング)」の不具合だろうということをメカニックの方にご指摘いただいた。

意気消沈して帰ってきて、とりあえず現状を把握したいので前輪をジャッキアップしてエンジンをかけてみた。
するとスルスルとステアリングが勝手に回って右にハンドルが切られ、あっという間に据え切り状態になった。
特にパワステのアシストを強くしてEPSのスイッチを「ー」側にすると顕著になる。
電気的なパワーでステアリングが切られているのが良く分かった。
 
  • 同じ症状と思われる症例が続々と・・・
EPSの不具合に関していろいろと検索をかけてみたところヒントになる記事がいくつか見つかった。
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そういえば何度かご商談時にホンダパーツで在庫確認した記憶がある前期用トルクセンサー。 確か欠品で納期未定だったか、、生産予定が無くてこのまま廃盤の流れだったような。。
これはS2000だが、この記事の中に・・・
 
両輪リフトアップしてエンジン始動したらステアが右(だいたい右が多い)に勝手に切れていく。
これ、トルクセンサーの故障です。
 
という記載があった。
え~、パーツリスト検索したらパーツASSYで約2万円する。
まあ、EPSユニット(コンピューター)の交換することを考えたらまだ安いけど…。
もちろん中古パーツはヤフオクなどに見当たらず…。

他にもこんな記事も…。
平成10年式前期型アコードワゴンE-CF6です、中古で購入。パワステについて質問です。購入時からなのですが発進直後にハンドルが右にとられます、左にハンドルを切るときがあきらかに重く(片手では力を入れていないとつらいです、逆に右にきるときは指一本でらくらくです(と言うかほとんどかってに切れていきます)EPSの切り替えは正常、すべてのモードで)発進時から低速走行中はハンドルをしっかり握っていないと右方向へもっていかれてしまい冷や冷やするしまつです。
このOKWAVEの記事の回答に以下のような記載があった。
 
アコードのEPSは正常に作動する為の設定で、ハンドルの中点位置や操舵力を検出するトルクセンサーの設定が必要です。
 
すでに賢明な方は気が付かれたと思うが、どちらの記事にも共通のキーワードが登場する。
トルクセンサーだ。
設定で何とかなるのなら、それで何とかならないものか。

そこで、これもS2000の記事だが…。
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中古で購入したときから、ハンドル(ステアリング)が、右にとられる現象がありました。USSの書類では評価4の修復無し、以前のオーナーの整備履歴からも、ジャッキアップしてステアリング周りを見ても、修復の形跡が見当たりません。
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以前も低速走行時(特に40km/h以下)にステアリングの操作感に、なんとなく違和感があり、中立点の書き込みで解決したのですが、車検時にステアリングセンターを修正した為なのかはわかりませんが、なんとなく同じような違和感を感じました。
これらのサイトで記載されている「トルクセンサー中点書き込み」という作業、やってみる価値はありそうだ。
ただ、この中点書き込みにはホンダPGMテスタ、あるいは外部診断機を接続して行う必要があるようだ。
 

ただ、データリンクカプラー4番と9番を短絡させることでも可能なようで、EPS警告灯の点滅に合わせてハンドル操作をしてトルクセンサーの中点を書き込むらしい。
 
  • トルクセンサー中点書き込みで何とか直らないのか、てか、直ってほしい
今日は朝から久しぶりにビートに。あれ?ビートってこんなにパワー無かったっけ?(笑)なんかクラッチが変!乗り心地と音には違和感はありませんでしたwそろそろトルネオのパワーに慣れてきた頃なので、運転の楽しさを感じさせてくれるビートに余裕のクルージングで快適な走行が出来るトルネオ。
キーを変えたりハンドル変えたりと最近ステアリング周りを触ってましたらハンドルがやたらと重くなる現象が発生。またなんか、やっちゃっのか!?左はましですがハンドル右に切るとやたらと重く、回そうとすると重くなったり急に軽くなったり交互に、ガクッ。。スル~ ガクッ。。と もう事故っちゃう
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不具合症状|電動パワーステアリング EPS故障診断、点検要領 修理内容|参考資料 整備書 回路図 配線図を基に点検
このあたりはトルクセンサー中点書き込みに関して参考になるサイトだ。
 
特に一番下のホンダZに関するサイトは、電動パワーステアリング EPS故障診断、点検要領のサービスマニュアルが転載されていて、特に「不良コードの消去」の項目は実践するうえで大変参考になる。
 
  • 実際にトルクセンサー中点書き込みをしてみた
実際にデータリンクカプラー4番と9番を短絡させて中点書き込みをしようとしたのだが…。
結果は失敗。
実はデータリンクカプラー4番と9番を短絡でIGスイッチ(Ⅱ)で点滅を見ると、上記のサイトに書かれているような長い点滅2回ではなく、短い4回~エラーコードと思われる点滅が続き一巡した後も繰り返し続く。
もちろんハンドル操作での書き込みがうまくいくわけもない。
実は以前のEPS警告灯のコードの消去ができていないため、中点書き込みができない状態だ。
エラーコード4、22、32で一巡するヤツだ。
どうしてもそのコードが表示されて、中点書き込みの点滅になってくれない。
これはデータスキャナーを接続してその不良コードを消去、リセットしてからでないと中点書き込みはできないのか。
結局、大昔のEPSエラーコードの履歴に邪魔をされて中点書き込みは実施できず…。
 
次回に続く・・・。

アコードワゴンCF6(1998年)ホイールアライメント測定&調整。

2020年06月22日 | Weblog
マイ・アコードワゴンCF6、平成10年式と言ってもピンとこなくなってきたので西暦表示することにした。w 
現在の走行距離は134,106km。

  • きっかけ
まだスタッドレスを履いていた頃だから、かなり前にふと気が付いたのが、走行中に手放しで運転すると右に徐々にハンドルが持っていかれる症状。
多分長い間アライメントを取っていなかったので、徐々にか或いは何かの拍子に狂ったのかな…と思っていた。
運転中、右に右に曲がっていこうとするのでとても気になるし、右コーナーではスッと曲がれるが、左コーナーでは逆方向へ力を加えることになるためアクションが大きくなりギクシャクする。
いつかそのうちにアライメントを測定・調整してこの症状を解消したいと思っていた。
 
  • 安くアライメント測定・調整できるお店を探す

安くできるお店をいろいろと検索して、岐阜県柳津町にある「ピットワンタイヤーズ」というタイヤショップでアライメントを見てもらうことにした。
一応キャンペーン中ということで、国産車の測定と調整、アライメントデータをもらって1万円+消費税ということで、とにかく安い。
岐阜県下最安値・・・とショップのサイトにうたい文句がある。
そのせいか5月前半に電話をしたら、予約がいっぱい詰まっているとのこと。
このコロナ禍で空いているものとばかり思って電話したのに、自分の休みの日を候補日として上げていくとことごとくダメ、6月の21日、日曜日にやっと予約が取れた。
ほぼ1ヶ月待ちである。

ピットワンの足回り・タイヤ・車検のピットワンタイヤーズです! タイヤの取り付けは当店にお任せください! タイヤのご購入、お見積りドンドンお待ちしております。持ち込みタイヤの取り付けのみでも喜んでお受けいたします。 インターネット通販やオークション等で購入したタイヤでも取付大歓迎です。 また、ピットワンタイヤーズは車検もお請けしております。
 
  • 2020年6月21日(日)「ピットワンタイヤーズ」に入庫

↑ピットワンタイヤーズ(岐阜県岐阜市柳津町栄町151)。
きれいでおしゃれなお店である。
タイヤショップの対面には自動車修理、販売、板金などのピットワンがある。
 
10時開店の1番手の予約で、少し前に入庫し早速測定してもらう。
「手放しで運転すると、右に曲がっていってしまうんです。」
と言って見てもらうと、すぐに「EPS」に異常があるんじゃないかと指摘された。
車の移動から作業するリフトに乗せてテスターを準備するほんの短い間にわかったそうだ。
ハンドルに負荷がかかっていない状態でエンジンをかけると、すぐに右に切れていくとのこと。
エンジンをかけた途端になるので、まず間違いないとの指摘。
う~ん、なるほど…。
ちょっとネットで調べたら、同じような症状のケースがありますねって言われた。
さすがプロ、症状の分析力がすごいな。
いやはや脱帽である。
 
  • そういえば思い当たる節が…
 

↑アコードワゴンはEPSスイッチでパワステのアシストの強弱を調整できる。
 
そういえば、EPSスイッチを「-」位置(アシスト大=ハンドルが軽い)にしてクリープ現象で動き出すと右方向へどんどん曲がっていってしまっていたのを思い出した。
仕方がないので中立か「+」位置で使用していた。
アシストが小さいと右へ切れていく力も小さいのだ。
それはアライメントのせいではなく、EPSの不具合だったわけだ。
確かに思い当たる節があったのに、それをアライメントのせいにしてEPSと結び付けられなかった自分の愚かさに幻滅した。_| ̄|○
 
  • 調整はどうします?

↑最新式の3Dアライメントテスターにて測定、調整される。
 

↑調整前のデータ…右前輪がトー(トゥ)アウトで、規定値を外れて赤くなっている。
 
EPSの異常があるのはほぼ間違いないので、調整はどうしましょうかって聞かれた。
まぁ、右前輪がトーアウトで前が開いているガニ股のような状態。
このままでは内べりするとのこと。
通常車輪は前側から後ろに常に力がかかりタイヤの前側が外に開くので、どちらかと言えば微妙にトーイン(内股)に調整するもの、トーアウトは調整してもらった方がいいに決まっている。
こちらは乗りかかった舟なのでキッチリ調整してもらいたい。
 
EPSの不具合で右に切れていくのは修理することを前提に無視してもらって、アライメント単独で基準値に調整してもらうことにした。
右に切れていくのを打ち消すように調整してもらっても、EPSの不具合を直したときに今度はアライメントにずれが出てしまうからだ。
 
  • タイロッドが固着していて荒療治

途中ピットからガンガンとハンマーで打撃を与えるような音が…。
何かトラブっているのかなと思ったら、トーを調整するタイロッドの調整部が固着していたそうだ。
アライメントを測定するか、車検のサイドスリップで落ちない限りは調整する機会がないからね。
長期に渡って触ってないので固着は当然のこと、荒療治は致し方ない。
これもプロ任せで見ているだけなのでありがたい。
DIYだったら青くなっているところだ。


↑蛍光灯が当たるときれいに見えるな、マイ・アコードワゴンよ。
 
 
ブログに載せたいので写真を撮らせてくださいと頼むと、保険の関係上ピット作業中は立ち入り不可だそうで、アライメント調整後に撮影させてもらった。
ピット環境の安全もしっかり担保されていて、非常に好感の持てるショップだ。
 
↑前輪調整後のデータ。
右前輪のキャンバーがネガ側に規定値ギリ、サスかスプリングにヘタリがあるかもしれないとのこと。
(そんなことまでわかるのか…)
トーは±0にキッチリ調整された。


↑こちらは後輪の調整後。
キャンバーは調整不可(かなりのネガティブ、ただ…わざとじゃないっすから…)。
トーは基準値にキッチリと調整してもらえた。

調整後、担当されたメカニックさんに試運転してもらったけど、やっぱり右に微妙に切れていくのは気になりますねとのこと。
アクセル踏み込んでスピード出てくると全然気にならなくていいですけど…。
EPS修理してまたセンター出しとか、またなんかあったら寄ってくださいって言ってくれた。
待ち時間にちょっとググったけどEPSのコンピューター交換するにしても、また巨額の出費かな~ってちょっとブルーになった。

その後ピットでしばし雑談に…。
ナンバーが古いですけど何年ですか…から、オイル漏れてますよ…とか、ベルサス・スパーダの当時すごく売れていたこと、17HEXで当時珍しかったこととか。。。
こちらは一応頑張って乗り続けている口だから、そんな風に声をかけてもらえてとてもうれしかった。
もういつまで乗れるかわかりませんが、だましだまし乗りますよって締めくくって帰ってきた。

帰り道、EPSの不具合さえなければ、もっとスッキリ気持ちよく走って帰ってこれたのにと、ちょっと残念だった。
しかしメカニックさんのEPSの不具合の見立てはお見事でした。
 
次回はEPS不具合の考察&解決編。
果たして解決できるのか⁉