もうやんのカーメンテナンス&カーライフメモ!
メンテナンスからちょっと気になることまで、車に関するもうやんのメモ帳。
 



先日、ブレーキキャリパーのオーバーホール時に発見したドライブシャフトブーツ(アウター)の破れ。
被害が大きくならないうちに交換である。
もっとも、幅広ビニールテープで応急処置は施しておいたので慌てなくても大丈夫。
のんびり構えての修理である。
4月29日 昭和の日、走行は104964kmである。


↑パックリと開いた口、意外と大きくて驚いた。

早速オークションで安く落札し取り寄せた分割式のドライブシャフトブーツ。
以前右側が破れた時に使用したパロートのネオブーツのOEM商品、
PITWORK(日産自動車)のAY18Q-31511である。
いろいろ調べて最安値の3650円でゲットした。
但し、送料が600円と決済の手数料がかかっているので4408円を出費した。
交換の手間を考えると安い買い物だ。


↑内容物は全く同じである。

交換歴があるので、さほど悩むことなくサクッと交換である。
そもそも分割式のブーツで悩むことはないのだが・・・。

交換方法は重複するので割愛した。
下記のリンクを参照されたし。
CF6 ドライブシャフトブーツ交換



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さて、リアに続きフロント側のキャリパーのオーバーホールをする。
フロントのブレーキキャリパーのキットは純正品番「01463-S87-A00」(¥1760+税)で、これを2セット用意した。
フロントはリアに比べ数百円高い。
確かにシール、ダストブーツはフロントの方が大径ではあるが、部品点数はリアの方が多い。

リア同様まずキャリパーからブレーキホースを切り離して、ゴム片とシャコ万でブレーキホースからの液漏れを止めておく。


↑キャリパーボルトを外して本体を切り離す。


↑ブレーキホース取り付け部から空気入れのホースをあてがって空気を送り込む。

人力で送り込む空気入れでも十分にピストンを押し出すことができる。
徐々にピストンが押し出されてきて、「ポン」と言う音とともにピストンが抜ける。
ピストンが勢い良く飛び出るので木片などで備えておく。

抜けたピストンを綺麗にウエスなどでふき取る。
リア同様とても綺麗な状態で一安心。

キャリパー本体も綺麗に洗い、よく乾燥させておく。


↑シリコングリス「KS62M」をつけたピストンシールをねじれないように奥の溝へはめる。


↑ダストブーツに「コスモラバーグリス」をなじませて手前の溝へはめる。

これからが大変である。
ダストブーツを伸ばしながらピストンをはめ込む。
あまり引っ張るとダストブーツが外れてしまうのでそのあたりの加減も難しい。
ある程度ブーツを引っ張りながら下側をまず入れ、上側を爪で引っ掛けてグッと手前へ引っ張ってくる感じ。
しばらく悪戦苦闘すれば・・・何とかなるものである。


↑ここまでこればもうできたようなもの。


↑まっすぐにピストンを押し込んでいきブーツをピストンの溝にはめ込む。


↑スライドピンを抜く


↑きれいにして「ニグルーブRM」を塗りつける。


↑スライドピンのダストブーツの中にもグリスを入れて元通りに組み付ける。


↑元通りにブレーキホースを取り付け、キャリパーボルトを締め付けて完成である。

後はエア抜きをして終わりだが、ネットでいろいろ検索していたらブリーダープラグのエア噛み込み防止方法が記載してあった。
ブリーダープラグは緩め具合が微妙で、エア抜きをしているとプラグ取り付け部からエアを噛み込んでいるのではないかという疑惑が、今までにも何度かあった。
それをシリコングリスを塗ることで防ぐというもの。
これならこのブリーダープラグ取り付け部分からエアを噛み込むことはないだろう。


↑ブリーダープラグにシリコングリースをてんこ盛り。

これでブレーキキャリパーのオーバーホールはなんとか完了した。
エア抜きは多少不安があるので、明日にでも追加で行おうかと思う。

実はこのブレーキキャリパーのオーバーホールをしている最中、ドライブシャフトブーツの破れを発見した。
所々にグリースが飛び散っていたので発見できたのだが、まだ破れたばかりのようだ。
それもそのはず、まだついこの間、車検の点検をしたときにはなんともなかったのだから、ここ一月ちょっとの間に破れたようだ。
一瞬、以前分割式のネオブーツで修理した方かと思ったが、修理していない方だった。
やはりこの手のものの寿命って左右で大きな差はない。
まあ一年ちょっとのインターバルはあったのだが、走行距離にしたら5000km位だからよくできたものだ。
やはり同時交換しておいてもあまり無駄ではないことになる。


↑幅広のビニールテープで応急処置。

応急処置に破損部分に幅広のビニールテープをぐるぐると巻いてタイラップで縛っておいた。
近々修理することになるのだから、とりあえず泥や水が入らなければ良い。
しかし、今回ブレーキキャリパーのオーバーホールをして思わぬ発見ができてよかった。
夏タイヤに交換するときに発見できたとは思うが、見逃したら半年とか放置される可能性は大だから・・・。

メンテラッシュは続く。。。 



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2011年4月17日現在、もうやんのCF6の走行距離は104884kmである。
今回は、平成10年新車購入時から現在までノーメンテだったブレーキキャリパーをオーバーホールすることにした。
これは以前から10万kmをめどに実施しようと思っていたのだが、
ブレーキキャリパーをオーバーホールすれば当然ブレーキラインのエア抜きをしなければならないので、
ブレーキフルードの交換をする車検を期に実施しようと思っていた。
しかし3月何かとあわただしく、車検が間近に迫っていたので交換を保留していた。
車検も通して一段落したところで空気が乾燥した晴天の連休にいよいよ決行することにしたのだ。

まず部品の調達から。
リアのブレーキキャリパーのキットは純正品番「01473-SV4-000」(¥1470+税)で、これを2セット部品販売の(株)名神で購入。
CCIのGCブレーキフルードDOT4を余裕を持って2L、カーマホームセンターで購入した。(1L=¥1480 税込み)
ブレーキフルードは、当然4輪ともに使用を前提としての購入だ。


↑まずは、ブレーキホースを切り離す。


↑ブレーキホースからのフルードの漏れを止めるためゴム片をかませてシャコ万で締め上げておく。


↑パーキングブレーキのケーブルを外す。その後、そのステーも外しておく。


↑キャリパー本体の上下固定ボルト2本を外す。


↑ブレーキピストンを抜く

リアのピストンは、ブレーキパッドを交換するときにピストンを右回転させ閉め込むが、反対の要領でピストンの十字の切りかきにラジオペンチの先端を開いて引っ掛けて左回りに回して緩めて抜く。
ピストンが抜けたらウエスで綺麗に汚れをふき取って大きな傷や腐食がないか点検する。


↑ピストンの作動部に腐食はなくとても綺麗だ。


↑ピストンシールを精密ドライバーで引っ掛けて抜く。


↑キャリパー本体は洗剤をかけてブラシでゴシゴシこすって洗う。


↑スライドピンを抜いてダストブーツを交換する。


↑ダストブーツには方向があるので、溝があるほうをキャリパーブラケット側へ。

ダストブーツにオレンジ色の「二グルーブRM」を充填し、スライドピンにも塗りつけて装着する。
キャリパー本体が乾燥したらピストンシールにシリコングリース「KS62M」を塗りつけてキャリパーの奥の溝に装着する。


↑ピストンに「コスモラバーグリス」をなじませたダストブーツをかぶせて、ピストンをねじ込んでいく。


↑ダストブーツを奥へスライドさせて溝にはめ込む。

キャリパー本体を元通りにボルトで固定し、ブレーキホースを接続する。
ブレーキホース接続時は新品のワッシャーを使用する。
必ず古いワッシャーは回収しておく。


↑パーキングブレーキのワイヤーを元通り接続する。


↑根気強くエア抜きをして完成である。

これでリアのブレーキキャリパーのオーバーホールは完了である。
特にブレーキのメンテナンスは「ブレーキが利かない」では済まされないので、慎重に行わねばならない。
じっくり行ったので、結構時間を費やしてしまった。
一日でフロント側もできるのか??? 



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