以前からマフラーの付近に付着した黒いススの多さが気になっていた。
排気ガスの色も白か黒かと言われると黒く、排気の臭いも気になる。
以前に比べると燃費も悪化の一途だ。
ちょいとググルと、これはO2センサーの不良(劣化)によって、空燃比が理論値からずれてリッチ状態(燃料が濃い)になって起こりうる症状のようだ。
しかし、最近の車の使用状況は近距離通勤のみで、暖気した頃に目的地に到着という状態。
オートチョークが掛かった状態が多く、O2センサーが原因と断定できない。
さかのぼること2007年4月号及び2010年7月号のオートメカニック誌に、センサーについての詳しい記載があった。
それを参考に今回myCF6のO2センサーを点検してみることにした。
まずテスターをO2センサーの出力端子につなぐ。
コネクターは接続したままでピンリードで割り込ませる。
CF6の場合はO2センサーの信号は白いリード線、緑がアース、黒い2本がヒーターである。
白リード線に赤いテストリードをつなぎテスターへ、緑リードに黒いテストリードをつなぎボディーアースする。
テスターはDCレンジで、エンジンを始動して10分以上、電圧値が0.5~0.7Vになるまで暖気。
十分温まったところでエンジン回転を2000rpmくらいに維持しておいて、テスターに表示される電圧を確認する。
回転を一定に保っている時の電圧は、0.1~1Vを上下に繰り返せば正常と判断できる。
もうやんのCF6につないだテスターで読み取れる電圧幅の数値は、リッチ側が~0.81V、リーン側~0.35Vで、電圧の振れ幅が狭く、劣化が進んできている可能性がある。
これはセンサーが劣化して反応が鈍り、立ち上がりが遅くなることで本来の電圧が出力できなることが原因のようだ。
さて、もうひとつのチェックはレーシング(空ぶかし)時の電圧値の変化だ。
加速時に0.5~1.0V、減速時に0.0~0.5Vを示していれば正常とのことだが・・・。
こちらは反応が遅い気もするが、数値は規定値に収まっているようだ。
今回の点検で、決してO2センサーが不良であるとは言い切れないことがわかる。
しかし、走行距離が10万kmを越えて、確実に劣化が進んでいるとも思われる。
できればO2センサーを新品交換して、その変化を見てみたい気もするのだが、いかんせんそこまで手が回らない。
新品は1万円以上する代物である。
ああ・・・、財政もリッチ側に大きく振れてくれるとうれしいのだが・・・。