2019年2月15日、中部運輸局岐阜運輸支局で2ラウンドに車検の予約を入れた。
アコードワゴンの走行距離は130,157km。
下回りをきれいにシャーシブラックで塗装して万全の態勢で挑んだと思っていたユーザー車検だが、とんだ波乱の展開が待っていた。
↑先日、さび止めの意味も含めてシャーシブラックで下回りをきれいに塗装した。
↑このメカニカルなアングルがソソる〜。
9時くらいに家を出て岐阜運輸支局へ…。
事務所でもろもろ細かいトチリをかましながら書類を用意し税金や自賠責などを支払って受付を済ませて10時前にはコースに並んだ。
しかし今日は何か嫌な予感がして妙に緊張する。
検査コースは1番が二輪車、2番が小型・4WD(マルチ)、3番が小型(古いテスター)、4番が小型・4WD(マルチ)、5番が大型・小型、自分はいつものように4番のマルチテスターに並んだ。
コースを進むと、コース内に液晶モニターが設置されていた。
以前よりも格段に進化して、検査の状況が非常にわかりやすくなった。
かと思えば3コースは従来の古いテスターが現役で活躍している。
↑ユーザー車検と知ってすぐさま横に係員が付いてくれた。
Cボタンで排ガステスター〇、サイドスリップも〇で通過、しかしマルチテスターに乗ってスピードメーター検査でパッシングが短すぎるので測定できないと指摘され、「もっと長くパッシングして~!」って、大声で言われて焦ってとっ散らかって何度も失敗、どんどん醜態をさらした。
過去もう何回来てるかわからないのに、全く何やってんだか…。
その後何とかスピードメーター、ブレーキ、ヘッドライト(ハイビーム)を〇で通過し下回り検査へ進む。
いつもはさっさと下回り検査は終るのに、今日は妙に時間がかかっている。
嫌な予感がして、何もなければいいが…と思っていると、「書類を持って下へ降りてきて下さい」とアナウンスされる。
これは下回りに問題があるということで、いやだなぁ~と思いながら下回りのドックへ降りる。
長いこと車検場来ているけどこのドックへ降りたのは初めてだ。
で、指摘を受けたのは前輪のブレーキホースだった。
検査員「後ろは途中で固定してあるからいいけど、前が固定してないので他に接触する恐れがあるから、それを直してきてください。」
もうやん「以前一度固定したんですけど、逆に都合悪くなっちゃったんですよね…。」
検査員「だと、もっと短いホースに交換してもらわないといけないねぇ。」
もうやん「わかりました、何とか考えて対処します。」
間違っても前はこれで大丈夫でしたとは言えない。
不適合と言われた以上は何らかの改善を示さない限り、何を言っても適合と認めてもらえないだろう。
検査する人によって厳しく見る箇所に微妙に違いがあるのは当然のこと、厳粛に受け止めるしかない。
最終判定でプリントをもらって車検場を後にした。
今日中に再検査を受ければ検査手数料は新たにかからないので、午後4時までに修理して持ち込めばいい。
まだ11時くらいなので、まだまだ十分に間に合いそうだ。
車を走らせながら、まず何をするべきか考えた。
純正のブレーキホースに交換するには今日中には間に合わないので却下だ。
とにかく固定すればいいわけだからホースバンドか針金で縛ろう。
タイラップで固定するのは以前 何かの記事で読んだが不合格になる可能性が高い。
そう考えて瑞穂市のダイソーへ行き、ホースバンドは見当たらないので、ステンレスの細いもの(0.9mm)とアルミの太め(3mm)の針金を2種類買った。
時間を食ってしまったのは、余計なことをしてしまったからだ。
ブレーキホースの取り回しを変えようと考えてしまい、いったんブレーキホースのボルトを緩めてホースの取り回しを変えてしまった。
結局元通りの取り回しがベストであると悟って元に戻したのだが、当然フルードが漏れたしエアも噛んだ模様。
急いでエア抜き作業をし、漏れたフルードは水で洗い流した。
それでも時間をかなりロスしてしまった。
結局ステンレスの細い針金(0.9mm)を使って縛ることにした。
ただ、ホースにダメージを与えてはいけないのでスパイラルチューブを巻いた上からビニールテープを巻いて縛った。
↑左側はフロントナックルに当たる部分だけスパイラルチューブを巻きビニールテープを巻いて縛った。
↑右側はスパイラルチューブが巻いてあったので、一部分だけビニールテープを巻いて縛った。
もともとフロントは保護のために全体にスパイラルチューブを巻いていたのだが、左側は経年劣化で割れてきたので取り外していた。
一応これで固定はできた。
これで通ってくれればいいのだが…。
自宅から車検場までは15分くらいかかるので、結構ぎりぎりの状態になっている。
これでダメだと今日中はヤバいだろう。
車検場に着いたのが2時くらいだったが、コースはもう長蛇の列になっていて並んでいる間に3ラウンドが終わって4ラウンドに突入してしまった。
この列の長さでは多分もう今日再度の入場はできないだろう。
下回りの再検査を申請して入場したが、サイドスリップとマルチテスターをパスする方法がわからず係りの人を呼んで聞いた。
信号が青になったら「ABSH通過」のボタンを押して入るように言われる。
ちゃんと聞いていなかったので、赤信号でボタンを押して入ったら普通にサイドスリップ〇が表示された。
パスできていないのがわかったのでまた係の人に「下回りの再検査です!」と大きな声で申告。
機械のほうを操作して「そのまま通ってください。」と指示してくれた。
ボタンを押すときは必ず青になってからで、赤信号で押しても反映されない。
またまたやらかしちゃって、やっとのことで下回り検査に到着した。
どうゆう理由で再入場かは車体番号の確認時に申告はしてあるので、すぐ「書類を見せてください」と声がかかる。
検査員「針金とかじゃなくてもう少しちゃんと固定しておいてくださいね、OK!」
もうやん「ホースバンドとかでいいですかねぇ?」
検査員「そうだね」
検査票にハンコを押してもらったので、前進し始めてから機械で記録するのを忘れたのに気がつき、また止まって記録してやっと外へ…。
とにかくボケたことばかりやっている。
総合判定でハンコをもらい「あちらの建物で車検証を受け取ってください」と言われる。
あ~、やっと終わった。
事務所で書類一式を所定のボックスに入れると、すぐに呼ばれて、「この機械で発券して、半券を付けて出してください」と言われる。
2年来ないといろいろ変わっているぞ。
↑画面にタッチすると整理券が発券される。
↑窓口のモニターと窓側の大型モニターに車検証が出来上がると整理券の番号が表示される。
整理券と引き換えに車検証と有効期限のシールをもらって終了。
もうすでに3時を過ぎているので、今日は非常に長く拘束された感じがした。
特に気苦労でかなり疲れた。
今回のユーザー車検は本当に衝撃だった。
過去何回も指摘されずパスしてきたブレーキホースの固定に関して、ここにきて指摘されたからだ。
確かに自分でもちょっと遊びが多くてヤバいかなと思っていたが、まさかダメ出しされるとは思ってもいなかった。
こと車検に関しては、前に同じ状態で受かったからといって次も絶対大丈夫とは言えないので気をつけなければいけない。
今回のブレーキホースの固定はあくまでも応急処置なので、近いうちにちゃんとする予定だ。