もうやんのカーメンテナンス&カーライフメモ!
メンテナンスからちょっと気になることまで、車に関するもうやんのメモ帳。
 



実は前々からひび割れに気が付いていて、ボンドGクリアーで一時的にひびを埋めておいたエアフローチューブだが、スロットルバルブを洗浄しようと取り外したらとんでもないことになっていた。

ネットで純正品番を検索するとネット販売で生産終了とか取り扱いなしとか表示されるので、メーカーがいよいよ在庫切れなのか?
新品交換がベストなのだが、エアの吸い込みがなければ問題はないので、何とか修復して使用することに…。

↑エアーフローチューブの途中の蛇腹部分がパックリ穴が開いていた。
見えづらい下側なので全く気が付かなかった。


↑ブリーザーチューブ接続部もひび割れにボンドGクリアーを付けておいたが、裂けてしまっていた。


スロットルボディー接続部付近にもひび割れが…。


↑経年劣化が激しくて、あちこちヒビが入っていつ穴が開いてもおかしくない状態。


↑何で補修しようか考えたが、ウレタン、PPに使えるバンパーパテ(ブラック)を使ってみた。
問題があるかもしれないので、参考にされる場合は自己責任で…。


↑パックリ空いた穴も接着できたので、かなり強力な接着力だ。


↑ブリーザーチューブ接続部もしっかり補修できた。


↑KURE エンジンコンディショナーでスロットルとRACV(ロータリーエアーコントロールバルブ)の経路を洗浄する。


↑スロットルバルブの汚れを直接洗浄する。
左上の側面の穴がRACVの経路なので、そちらにもスプレーする。


↑スプレーしてしばらく放置して汚れを浮かせる。
エンジンを始動して30秒ほどスプレーしながら吸い込ませる。


↑エンジンを停止してスロットルボディー内をスプレーを浸み込ませたウエスで拭きとる。
ウエスには真っ黒な汚れが付く。


↑スロットルワイヤーを引っ張りながらバルブの向こう側まで指の届く範囲でふき取る。


↑できうる範囲で、まあまあきれいになった。

後は元通りにエアーフローチューブをセットして配管をつなぐ。

↑ブリーザーチューブを接続したが、問題なさそうだ。

バッテリーの+-を外し、エンジン内のバックアップヒューズをしばらく外してECUをリセットする。
ヒューズを戻し、バッテリーを接続して、無負荷(エアコン、オーディオなどをOFF)でIG SW ONでしばらく待ったのち、エンジンを始動しアイドリングを学習する。
完全暖気(90°Cまで水温を上げ、ファンが2回動作する)までアイドリングする。
完全暖気後エンジン回転数3000回転に保ったまま2分以上保つ。
オートマ2速ホールドで2500回転から1000回転に落ちるようアクセル全閉でエンジンブレーキを効かせるように数回繰り返す。

その後、無負荷回転数が基準値(アイドリング回転数:650±50rpm(NまたはPレンジ))にあることを確認する。


↑アイドリングはちょっと高めだが、誤差の範囲内でしょう。
水温が全然上がらないので無負荷での完全暖気はちょっと難しいね。

ちょっと近所を一回り試運転してきたが、アクセルがとても軽くなった。
アクセルレスポンスがすこぶる良くなった。
RACVも洗浄したので、アイドリングも安定するだろう。
アコードワゴンの走行距離は134,996km。



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  • ホンダ純正ATF DW-1を選択する理由は?

AT2速から3速への変速時の滑り症状の対策でいろいろやってみたが、正直…ダメだった。
今回はワラにもすがる思いで(ダメもとだが)性懲りもなく、ホンダ純正ATF DW-1、4L×2缶=8Lを使用して交換してみる。

ホンダのサイトによると・・・

「ATF DW-1」は、従来のウルトラATF-Z1の性能に加え、低温時の伝達抵抗を軽減。
始動直後からのスムーズな走行と燃費性能に貢献するオートマチックトランスミッションフルードです。

低温時に粘度が低いようなので、オイルの回りが良いかなと…。
ただ、油圧の問題は別なのかなという気もする。

でも、何度も言うけどダメもとなので。

  • ATFがHOTな状態で下抜き3回交換

↑ホンダ純正ATF DW-1、今回はこれを2缶8L用意した。


↑オイルが熱々なので、エクステンションバーなどで遠隔操作してドレンプラグを外す。


↑レベルゲージを外して、おまけに粘度が低いので、あっという間にATFは抜ける。


↑前回の交換から約500kmなので、マグネットへの鉄粉の付着は少ない。


↑それでもウエスでふき取ると、これだけ汚れが付く。


↑オイルで凝固した鉄粉がポツポツとまた少し排出された。


↑KYK(古川薬品工業)のオイルジョッキを二つ並べて抜いた油量と同じ量を測る。
ATFーZ1の缶は記念撮影&臨時に廃油を入れるために登場。


↑抜いたATFはかなり新油に切り替わっているはずだが、かなり黒ずんで見える。


↑3回目はちょっと多め2.7Lほど抜けた。
右側のジョッキは0.5Lの目盛りがないので、比較するのがちょっと難しかった。


2回目と3回目の交換前に5~10km走行して、トランスミッション、トルクコンバーターにオイルを回してから抜き取って交換した。
ATFをHOTにして抜きたかったし、ある程度循環させないと意味がないからね。
ドレンガスケットは最後に新品交換した。
3回交換終了時のアコードワゴンの走行距離は134,884㎞。

  • ATFを交換した後の全容量の新油率を計算してみる。

ここからは完全な余談だが、ATFを交換した後の新油率を計算してみた。
アコードワゴンCF6のATFの全容量は、サービスマニュアルによると6.1Lである。

新油と古いオイルの比率の計算式は…

((A)L×1.00(新油率100%)+(B)L×0.00(新油率0%))÷((A)L+(B)L)≒新油率%

※(A)はATF新油量、(B)はATFの抜き取った後のトランスミッション等に残った油量とする。
※(A)は抜き取ったATFの量に相当する。
※(B)は全容量6.1L-(A)Lで算出する。
※(B)の新油率0%は初めてATFの交換をした場合。2回目以降は、前回の新油率がこれに当てはまる。

では、交換したATFの新油率を計算してみる。

  1. ATF-Z1交換1回目(上抜き)
    (2.4L×1.00+3.7L×0.00)÷(2.4L+3.7L)≒39.3%

  2. ATF-Z1交換2回目(上抜き)
    (2.3L×1.00+3.8L×0.393)÷6.1L≒62.2%

  3. ATF-Z1交換3回目(下抜き)
    (2.5L×1.00+3.6L×0.622)÷6.1L≒77.7%

  4. ATF-Z1交換4回目(上抜き)ATF-Z1の残り650㏄を交換
    (0.65L×1.00+5.45L×0.777)÷6.1L≒80.1%

    厳密にはちょっとミスしてオイル無駄にしてるけど、ここまでATF-Z1、8Lを使用して交換した全容量6.1Lのうちの新油率は80.1%ということになる。
    計算上、約8割が新油に切り替わったということ。

    では、ここから今回ATF DW-1、8Lを使用して交換した新油率を計算してみる。

  5. ATF DW-1交換1回目(トータル5回目)(下抜き)
    (2.5L×1.00+3.6L×0.801)÷6.1L≒88.3%

  6. ATF DW-1交換2回目(トータル6回目)(下抜き)
    (2.5L×1.00+3.6L×0.883)÷6.1L≒93.1%

  7. ATF DW-1交換3回目(トータル7回目)(下抜き)
    (2.7L×1.00+3.4L×0.931)÷6.1L≒96.2%

まだ新油300㏄ほどが残っているが、これは予備として残しておくとして、新油16Lを使用して切り替わった新油率は全容量の96.2%、これだけ新油に切り替わったということになる。
もちろん理論上100%にはならない。
ここまでできれば十分な気もする。

では、全容量に対するATF DW-1の新油率はどうだろう。
ATF-Z1がどれだけDW-1に切り替わったかがわかる。

  1.  ATF DW-1交換1回目(トータル5回目)(下抜き)
    (2.5L×1.00+3.6L×0)÷6.1L≒41.0%

  2. ATF DW-1交換2回目(トータル6回目)(下抜き)
    (2.5L×1.00+3.6L×0.410)÷6.1L≒65.2%

  3. ATF DW-1交換3回目(トータル7回目)(下抜き)
    (2.7L×1.00+3.4L×0.652)÷6.1L≒80.6%

全容量の約80.6%がATF DW-1に切り替わったが、ATF-Z1が約2割混ざっていることになる。
まあ、細かいことはよいのだが…。
混合に関しては、ホンダ純正同士ということで、問題はないということなので安心だ。

 

  • 結果は?

今朝冷間時の状態をみようと走行してみたが、やはり残念ながらダメだった。
AT不具合に関して、自分にできるのはここまでだ。
まあ、我慢して乗るよ。

 

  • 9月20日追記・・・

急に寒くなったせいか、ATFの流動性が変わったからなのか、2速~3速変速時の吹き上がりの回転数が前よりも大きくなってしまった。
ちょうどATFーZ1に交換した時に悪化したように感じた症状にそっくり。
違う銘柄のATFに交換したのだから、その流動性や性質も変わったようで、それによりアコードに違った影響が出てしまった可能性がある。
皆さんも試される場合は、お気を付けあれ。
参考にされる場合は、当方は一切責任をとれませんので自己責任で…。

あ~、やめときゃよかった。。。orz
もう、絶対に触らねぇ。
触らね神に祟りなし。
なんて、さんざん触ってから今更言ってもしょうがないね。



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アコードワゴンCF6の2速から3速に変速するときに回転が吹き上がる(滑る)ATの症状はいまだ直っていない。
ATF交換、ソレノイドバルブの点検・洗浄、ECUのリセットなど、考え得ることをいろいろやってみたのだが、どれも決定的な効果はなかった。
というか、いよいよ八方塞がりだ。

ということで、前出のブログ「ホンダオートプレイス店長の小言」の店長さんへお伺いを立ててみることにした。
東京の武蔵村山市にあるホンダ車の専門店の店長さんのブログ、かなり読み込ませてもらったが、とても経験豊富でいろいろなノウハウが満載である。
自分の症状に近い症例もあったが、やっぱり聞いてみるのが手っ取り早いだろうということで…。

こんにちは。ようやく東京も全面解除になりました。きつかったですが陽性者も大幅に少なくなり少し緊張が解けたかなと思う次第ですが、これからが本当に大変だと専門家の方たちは言っています。 第2波、第3波がいつ来るのか心配です。お店もアルコール消毒液なども用意しておりますが1番はやはりマスクでの防御なんでしょうか。

このブログのコメント欄に投稿させてもらった。
↓以下がそのコメント欄のコピーだ。(私の名前は仮名)

 

■(もうやん)2020年8月17日 at 5:05 PM

アコードワゴンCF6のATが不調になり、検索していたところこちらにたどり着きました。
いつもBLOG及びYoutubeを興味深く拝見しています。
ホンダ車のオートマの修理について非常に経験豊富とお見受け致しましたのでお尋ねしたくコメントさせていただきます。
私はCF6(現在走行約135,000km)に乗っていますが、冬期に若干シフトショックやリバースにシフトした時のタイムラグがあり、ちょっと気になっていたのですが、その後暖かくなるにつれて薄れていったので放置してしまいました。
そしてここ数ヶ月で、冷間時に2速から3速に変速時、アクセル開度にもよりますが、200~300回転吹き上がる(滑る)症状が出ています。
他は大体問題なくスムーズに変速しています。
少し走行してエンジンが温まる(ATFが温まる?)と症状は出なくなります。
ATFは約6万km、9万kmで部分交換しました。
いずれも純正ATF-Z1を使用しています。
ディーラーに尋ねてみましたが、ATFを交換してみたらどうですか…と言われました。
そこで今回ATF-Z1を8L使用して交換作業をしましたが、若干フィールは良くなりましたが症状は改善できていません。
ソレノイドバルブは4か所点検・洗浄しましたが、フィルターはいずれもきれいで、ほとんど汚れの付着はありませんでした。
端子の抵抗値は標準値内で、動作音もあり正常と思われます。
念のためシフトコントロールソレノイドを交換してみましたが、症状に変化はありませんでした。
全く手詰まりになってしまいましたが、この症状にはどのような原因が考えられるでしょうか。
はなはだ不躾で申し訳ございませんが、ご教授いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。


■ホンダオートプレイス店長 2020年8月22日 at 9:19 PM

こんにちは。今出ている要因はクラッチの滑りですが暖気後は改善するのなら冷感時での油圧不良が関係しているように思います。ただしこれだけでもミッションをばらして部品交換になる為、リビルトミッション及びトルクコンバーターが有ればそちらで対応する事をお勧めします。また、お金をかけたくないというなら当店では他の対応、改善策もなくはないですが満足のいく結果が出るかどうかは保証は出来ません。よく考えてみてください。一般的にはAT交換という診断がされる案件だと思います。


■(もうやん) 2020年8月25日 at 4:02 PM

ホンダオートプレイス店長 様
早速ご返答いただきありがとうございます。
そうですか、やはり簡単に直せるというレベルでは無さそうですね。
私としてはあまりお金をかけたくないのが正直なところです。
修理するか、我慢して乗るか、少し考えたいと思います。
とても参考になる助言をいただき、誠にありがとうございました。
また何かの折にはよろしくお願いします。
お手間を取らせてしまいすみませんでした。

ガーン!である。
しばらく仕事は手に付かないし、立ち直れなくて考え事ばかりしていた。
ブログを拝見していて、多分こちらではトランスミッションの内部洗浄をされるのは察しが付く。
普通はAT交換の案件を、このお店はいろいろと手を尽くして見てくれるようだ。
しかし内部洗浄とて安くはなかろう。
東京ははるか彼方だし、そもそもお金はないし。
ほぼ絶望的…。
さて、どうすんの?
正直わかんなくなった。
諦めて我慢して乗るしかないのかなぁ。
それとも最後の悪あがきでATFを「ホンダ純正ATF DW-1」で交換してみようかな…。



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