モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

今年の焼石は残念紅葉・前編(2022年10月2日)

2022年10月16日 | 焼石岳/秋

今年も紅葉登山のシーズンになった。
先月末(9月29日)は鳥海山に行ったが、ターゲットは草紅葉だった(記録はこちら)。
10月2日は栗駒か焼石のどちらかで本格的な樹木紅葉を見ようと、未明に秋田市自宅を出発した。
国道13号線を十文字町まで南下、そろそろどちらに行くか決めなければならない。
この日は日曜だった。ならば栗駒は無茶苦茶混むだろうと思い、焼石に決めた。
ところが5時半に中沼登山口に着いて吃驚した。
駐車場は満杯寸前だったのだ(下山後、14時でも路駐多数)。

マイナーな焼石でもこの混みようだとしたら、人気の栗駒はどうなっていたのだろう。
たぶん登山道は三密、数珠繋がりだろうと推測。

今年の奥羽山系の高山紅葉は進行が遅く、色も冴えないと聞いていたが、焼石岳もその通りだった。
その詳細は追々語るとして、まずは焼石の最初の見どころ、中沼へ。
中沼の標高は910m。今日は約40分かかって6時半に湖畔に到着した。
廻りの森林の紅葉はまだ始まってなかったが、無風に近く、鏡面風景はまあまあだった。

早朝の中沼



オオカメノキの紅葉(下山時撮影)
 

                                         ツルシキミの実(下山時撮影)


早朝の中沼







中沼から見た横岳は、例年よりも赤みが少なかった。




もう少し中沼でゆっくり景色を眺めていたいのだが、

その場所はとても狭く、しかも今日は登山者が次々と押し寄せるので、立ち止まることが出来なかった。
押し出されるようにして次の上沼に行かざるを得なかった。
こちらは湿原化が進んでいるため、湖面がほとんど見えない。

下山時の上沼



上沼の湖面(下山時撮影)



参考マップ



上沼を過ぎると、登山道は渓流のようになり、しばらく見通しが効かなくなる。

途中で見かけたオクトリカブトの残り花。



つぶ沼コースとの合流点を過ぎると、
森林の切れ目から横岳や獅子ヶ鼻岳がちらと望めるようになる。







があまり紅葉しているようには見えなかった。

銀明水の休憩場(下山時撮影)



銀明水を過ぎると、場所によって紅葉しているところもあった。

銀明水のすぐ上の紅葉箇所



残り花や実。

エゾオヤマリンドウ
 

                                            オニシオガマの実

チョウジギクの古花



更に登ると・・・




ナナカマドが多くなって来たが、葉はどうしたのだろう。




更に登って、一昨年(2020年10月9日)、思わず「グレーテスト紅葉ショー!!」
と叫んだ場所に着いて愕然とした。

なっ{{{゚◇゚;}}}なんたることか!!それは「レミゼラブル」そのものだった。

六沢山をバックにして。



東焼石岳をバックにして。




黒くチリチリになったミネカエデ?紅葉



炭のようになったミヤマナラ



ミヤマナラの本来に近い紅葉



焼石に限らず、今年の東北の高山紅葉が冴えないのは八月の記録的な大雨と
その後続いた高温のせいではないかと思われる。
比較の意味で、一昨年(2020年10月9日)のグレーテスト紅葉ショー!!を。 ⇒ こちら


経塚山と天竺山の重なり



そうこうしているうちに姥石平に到着。




今年の焼石は残念紅葉・後編」へ続く。


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