今年も紅葉登山のシーズンになった。
先月末(9月29日)は鳥海山に行ったが、ターゲットは草紅葉だった(記録はこちら)。
10月2日は栗駒か焼石のどちらかで本格的な樹木紅葉を見ようと、未明に秋田市自宅を出発した。
国道13号線を十文字町まで南下、そろそろどちらに行くか決めなければならない。
この日は日曜だった。ならば栗駒は無茶苦茶混むだろうと思い、焼石に決めた。
ところが5時半に中沼登山口に着いて吃驚した。
駐車場は満杯寸前だったのだ(下山後、14時でも路駐多数)。
マイナーな焼石でもこの混みようだとしたら、人気の栗駒はどうなっていたのだろう。
たぶん登山道は三密、数珠繋がりだろうと推測。
今年の奥羽山系の高山紅葉は進行が遅く、色も冴えないと聞いていたが、焼石岳もその通りだった。
その詳細は追々語るとして、まずは焼石の最初の見どころ、中沼へ。
中沼の標高は910m。今日は約40分かかって6時半に湖畔に到着した。
廻りの森林の紅葉はまだ始まってなかったが、無風に近く、鏡面風景はまあまあだった。
早朝の中沼
オオカメノキの紅葉(下山時撮影)
ツルシキミの実(下山時撮影)
早朝の中沼
中沼から見た横岳は、例年よりも赤みが少なかった。
もう少し中沼でゆっくり景色を眺めていたいのだが、
その場所はとても狭く、しかも今日は登山者が次々と押し寄せるので、立ち止まることが出来なかった。
押し出されるようにして次の上沼に行かざるを得なかった。
こちらは湿原化が進んでいるため、湖面がほとんど見えない。
下山時の上沼
上沼の湖面(下山時撮影)
参考マップ
上沼を過ぎると、登山道は渓流のようになり、しばらく見通しが効かなくなる。
途中で見かけたオクトリカブトの残り花。
つぶ沼コースとの合流点を過ぎると、
森林の切れ目から横岳や獅子ヶ鼻岳がちらと望めるようになる。
があまり紅葉しているようには見えなかった。
銀明水の休憩場(下山時撮影)
銀明水を過ぎると、場所によって紅葉しているところもあった。
銀明水のすぐ上の紅葉箇所
残り花や実。
エゾオヤマリンドウ
オニシオガマの実
チョウジギクの古花
更に登ると・・・
ナナカマドが多くなって来たが、葉はどうしたのだろう。
更に登って、一昨年(2020年10月9日)、思わず「グレーテスト紅葉ショー!!」
と叫んだ場所に着いて愕然とした。
なっ{{{゚◇゚;}}}なんたることか!!それは「レミゼラブル」そのものだった。
六沢山をバックにして。
東焼石岳をバックにして。
黒くチリチリになったミネカエデ?紅葉
炭のようになったミヤマナラ
ミヤマナラの本来に近い紅葉
焼石に限らず、今年の東北の高山紅葉が冴えないのは八月の記録的な大雨と
その後続いた高温のせいではないかと思われる。
比較の意味で、一昨年(2020年10月9日)のグレーテスト紅葉ショー!!を。 ⇒ こちら
経塚山と天竺山の重なり
そうこうしているうちに姥石平に到着。
「今年の焼石は残念紅葉・後編」へ続く。
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