モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

男鹿毛無山の地味花(2024年8月29日)

2024年09月12日 | 男鹿半島8~10月

今年の八月末は巨大台風10号がやって来たが、秋田にはほとんど影響が無かった。
十日間ほど山に行ってなかったので、どこかへ行こうと思った。しかし高い山はちょっと不安が有った。
そのため近場の低山、男鹿毛無山に行くことにした。

鵜ノ崎海岸から毛無山を眺める。



この日、鵜ノ崎海岸から微かだが鳥海山も見えた。

五社堂に通じる999段の石段



石段の手前の林はキツネノカミソリの群生地になっている。

既に花は終わり近かった。

キツネノカミソリの残花
 


(右上)ツルボ


ツルボは最盛期だった。

台風のせいもあり、気温は30℃超。
蒸し風呂の中を歩くような登山だった。
おかげで五社堂に着いたら汗ぐっしょりだった。




毛無山は花の種類が豊富な山だが、真夏に咲く花は少なかった。

有っても地味な花ばかりだった。

アキカラマツ
 


(右上)セリモドキ

オトコエシ
 


(右上)シラヤマギク


ゴマナ



白い花ばかりだったが、

やっとそれ以外の色の花が咲き出していた。
タムラソウだった。
 

(右上)ナンブアザミだろうか。


ホツツジ



また白い地味花に戻る。

オオカニコウモリ
 


(右上)オガコウモリ?

オガコウモリは男鹿三山(毛無山、本山、真山)の特産種と聞いていたが、
ずっと見つけられずにいた。
右上の地味な花がそれではないかと思われるが、
この植物の葉は皆、虫に食われてボロボロだった。

ヤマジノホトトギス
 


(右上)ブナ林の小道

ジャコウソウ



ダイコンソウ
 


(右上)ミズヒキ


今回はラン科のミヤマウズラを見るのが秘かな目的だったが、残念なことに花は終わっていた。

ミヤマウズラ
 



このお山、ナマハゲのご威光か、
秋田では珍しくツキノワグマが居ないとされているが、今回はカモシカに遭遇した。

ミヤマウズラに出会ったところで今日の毛無山登山は打ち止め。




約三分の二登ったところで引き返すことにした。

真夏の低山はやはり暑かった。

以上。

「晩夏の入道崎と寒風山」へ続く。

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カテゴリー「八幡平」の目次

2024年09月12日 | 八幡平

【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】
ブログを始めて三年を越すと、いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。
当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。
また私の使用しているテンプレートでは、
カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。
すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、
記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。
もう少し楽に記事を探す方法はないものか。
ブログではあまり例のないことかもしれませんが、
カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。
というわけで、記事数が多めのカテゴリーから徐々に「カテゴリーごとの目次」の頁を作って行きます。
なお新しい記事を加えたら、その都度、目次の頁が先頭に来るようにしなければなりません
(現実には年一、二回やれればいい方かもしれません)。
ちょっと面倒ですが、少なくとも今までよりは効率よく記事が探せるようになることでしょう。
冬場は山に行かないので、新ネタ記事は夏場に較べて格段に少なくなります。
しばしの間、「カテゴリーごとの目次」の新規作成や更新が続きますので、どうかご了承お願いいたします。


(記事の配列は訪ねた年に関係なく、月日の順に並べ、降順とした。)


紅葉時期の八幡平(2013年9月28日)

源太ヶ岳で草紅葉を愉しむ。(2020年9月22日)

初秋の八幡平(2014年9月3日)

初秋の大場谷地(2014年9月3日)

晩夏の大場谷地(2011年8月29日)

2011年夏の八幡平・花の記憶(2)八月編

真夏の八幡平に咲く花。(2014年7月下旬、8月上旬)

真夏の大深湿原に咲く花は・・・。(2018年7月31日)

盛夏の八幡平でオオタカネバラ。(2019年7月20日)

2011年夏の八幡平・花の記憶(1)七月中旬編

南八幡平・源太ヶ岳と大深湿原を訪ねて。(2018年7月14日)

大場谷地に真っ白い銀河、いや綿の国星を見た。(2009年7月上旬)・・・「my 花の絶景」と共用。

霧の八幡平に咲く花。(2014年7月5日)

八幡平を縦走往復。(2018年6月18日)

ミズバショウの終わった大場谷地は?(2010年6月15日)

八幡平・焼山とキヌガサソウ聖地(2019年6月9日)

晩春の大場谷地(2010年5月31日)

大場谷地に春を追いかけて。(2012年5月27日)

八幡平アスピーテラインを西に走る。(2023年5月25日)

八幡平大場谷地のミズバショウ他(2017年5月22日)

春の八幡平アスピーテライン(2022年5月18日)

New 七年ぶりの大場谷地(2024年5月15日)

西八幡平に春を追いかけて。(2016年5月15日)

八幡平雪の回廊と万寿山ラスト雪割草(2019年4月20日)・・・「岩手の山」と共用。

早春の岩手山・北麓編(2023年3月11日)・・・「岩手山と姫神山」と共用。


New 八幡平の花図鑑6(初秋)

New 八幡平の花図鑑5(晩夏)

New 八幡平の花図鑑4(盛夏)

New 八幡平の花図鑑3(初夏の高所湿原と稜線)

New 八幡平の花図鑑2(初夏の亜高山帯針葉樹林)

New 八幡平の花図鑑1


2017/05/22 大場谷地にて。



2018/06/18 稜線から鏡沼を望む。



2013/09/22 八幡沼



以上。


コメント (2)
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