モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

男鹿毛無山の地味花(2024年8月29日)

2024年09月13日 | 男鹿半島8~10月

今年の八月末は巨大台風10号がやって来たが、秋田にはほとんど影響が無かった。
十日間ほど山に行ってなかったので、どこかへ行こうと思った。しかし高い山はちょっと不安が有った。
そのため近場の低山、男鹿毛無山に行くことにした。

鵜ノ崎海岸から毛無山を眺める。



この日、鵜ノ崎海岸から微かだが鳥海山も見えた。

五社堂に通じる999段の石段



石段の手前の林はキツネノカミソリの群生地になっている。

既に花は終わり近かった。

キツネノカミソリの残花
 


(右上)ツルボ


ツルボは最盛期だった。

台風のせいもあり、気温は30℃超。
蒸し風呂の中を歩くような登山だった。
おかげで五社堂に着いたら汗ぐっしょりだった。




毛無山は花の種類が豊富な山だが、真夏に咲く花は少なかった。

有っても地味な花ばかりだった。

アキカラマツ
 


(右上)セリモドキ

オトコエシ
 


(右上)シラヤマギク


ゴマナ



白い花ばかりだったが、

やっとそれ以外の色の花が咲き出していた。
タムラソウだった。
 

(右上)ナンブアザミだろうか。


ホツツジ



また白い地味花に戻る。

オオカニコウモリ
 


(右上)オガコウモリ?

オガコウモリは男鹿三山(毛無山、本山、真山)の特産種と聞いていたが、
ずっと見つけられずにいた。
右上の地味な花がそれではないかと思われるが、
この植物の葉は皆、虫に食われてボロボロだった。

ヤマジノホトトギス
 


(右上)ブナ林の小道

ジャコウソウ



ダイコンソウ
 


(右上)ミズヒキ


今回はラン科のミヤマウズラを見るのが秘かな目的だったが、残念なことに花は終わっていた。

ミヤマウズラ
 



このお山、ナマハゲのご威光か、
秋田では珍しくツキノワグマが居ないとされているが、今回はカモシカに遭遇した。

ミヤマウズラに出会ったところで今日の毛無山登山は打ち止め。




約三分の二登ったところで引き返すことにした。

真夏の低山はやはり暑かった。

以上。

「晩夏の入道崎と寒風山」へ続く。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« カテゴリー「八幡平」の目次 | トップ | 晩夏の入道崎と寒風山(2024... »

コメントを投稿

男鹿半島8~10月」カテゴリの最新記事