モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

鳥海山・千畳ヶ原はこんがり草紅葉。(2020年10月2日)

2020年10月19日 | 鳥海山/千畳ヶ原

(本頁は「鳥海山稜線の草紅葉。」の続きです。)

今年、千畳ヶ原に行くのはこれで四回目だ。何が良くてそんなに行くのか。
ここは湿原のようだが、尾瀬のように池塘がいっぱいある高層湿原ではない。
御浜や長坂道稜線のように色とりどりの高山植物が咲くわけでもない。
イネ科の原っぱが茫洋と広がるだけ。
しかし秋になれば、それがこんがりと焼ける草紅葉になり、一年で一番華麗な時期を迎える。

昨年は9月21日に来ているが、草紅葉は始まったばかりだった(記録はこちら)。
今年こそは最盛期に行ってみたいものだと思っていたが、今日はどうやらドンピシャのようだ。
空は曇ってるが、今まで見た草紅葉の中では最もキレイだった。

千畳ヶ原入口付近







千畳ヶ原入口付近




二ノ滝コース分岐手前付近



茫洋と広がる草原



千畳ヶ原は広いので、どこが中心なのかよくわからないが、
強いて言えば、二ノ滝コース分岐からホンの少し歩いたところの
浅い池塘付近がそうなのではないかと思っている。
ここからは鳥海山外輪山や笙ヶ岳などの山々も望めるが、

今日は雲が低く立ち込め、山々はなかなか顔を出してくれなかった。

浅い池塘の畔から。



昼飯を食べたりして一時間以上粘ったら、それぞれ一瞬だけ、山々を見ることが出来た。
ここは登山者が少なく、雄大な自然景観を独り占めしたような気分になれる。
今日ここで出会った数少ない登山者に聞くと、
「山頂や御浜は人が多くていやだ。この場所を知ってからはここばかり来るようになった。」と庄内言葉で語っていた。

笙ヶ岳がちらりと。



その右隣、鍋森を含む火山



ほんの一瞬、外輪山から雲が取れた。




外輪山をアップで。




またすぐに隠れてしまった。




千畳ヶ原ではいつもならば更に奥(南の方)へ進み、幸治郎沢の岩場で引き返すのだが、
今日はまたガスが出て来たので、クロ沢を渡ったところで引き返す。

クロ沢に向かう道



これがクロ沢




クロ沢を渡る。




クロ沢対岸から望む草紅葉斜面はモコモコした段々畑かひな壇のようだった。




草紅葉の向こうに池塘が。




千畳ヶ原越しに庄内平野を望む。







帰り途で見た風景と草紅葉。

帰り途では扇子森が見えた。左奥の斜面を登って鳥の海を掠めて帰る。




鳥の海



チングルマの草紅葉とコケ?



ハクサンイチゲの残り花とハクサンフウロの紅葉



ネバリノギラン。廻りはチングルマ。                                                              シロバナトウウチソウなど。
 


イネ科とチングルマの草紅葉




エゾオヤマリンドウの残り花



この日の天気は早朝が晴れ、登山中はガスと雨だったので、鳥海山本体は早朝にちらと見えただけだったが、

下山を開始したら、心もち明るくなり、鉾立の登山口に着いたら、クリアーに晴れわたった。

下りる途中の斜面でそろそろ紅葉が始まっていた。



以下の写真は鉾立の展望台からGoToトラベルの団体さんと一緒に見た鳥海山、稲倉岳。


鳥海山本体



稲倉岳



鳥海山



その後はずっと見えているのかなと思ったが、下界に下りたらまた雲隠れしていた。


以上。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
スゴイですね!! (山歩きと有機野菜)
2020-10-19 08:57:49
お疲れさまです
こんな草紅葉見たことないです。
感激です!!
有難うございました
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山歩きと有機野菜さんへ。 (モウズイカ)
2020-10-19 09:23:02
コメントありがとうございます。
鳥海山は海に近いせいか、(東北の他の山に較べると)樹木の紅葉はイマイチなんですが、草紅葉は凄いなと以前から感じておりました。
ただ気象変化の激しい高山なのでなかなか晴れてくれません。
今回は天気には恵まれませんでしたが、紅葉の発色はとても良かったと思いました。
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