本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。
7月最後の日は八幡平・源太ヶ岳と大深湿原に行ってみた。
ここは7月14日に来たばかり(こちら)だが、今回はある花を見たかったので、また来てしまった。
大深湿原と八幡平の眺め。
ルートは前回と同じく、松川温泉から。登山口出発は午前6時。
ソバナ
サンカヨウの実
樹林帯を抜ける頃、突然携帯が鳴った。
実家でアクシデントがあり、その対応で一時間半ほど、足止めを食らう
(こんなに山奥なのに電波が届くとは夢にも思わなかった)。
源太ヶ岳山頂直下のお花畑に到着。
前回、爆発的に咲いていたコバイケイソウの花はすっかり終わっていた。今はトウゲブキが疎らに咲くのみ。
源太ヶ岳山頂直下のお花畑
実姿のコバイケイソウと岩手山
岩手山
10時近くに源太ヶ岳山頂に到着。今回は心身ともに消耗してしまった。
源太ヶ岳山頂付近から岩手山
源太ヶ岳山頂から裏岩手の山なみ。左から三ツ石山(1466m)、覘標ノ台(1448m)、小畚山(1467m)。
その陰の秋田駒ヶ岳や乳頭山は雲でよく見えなかった。
源太ヶ岳山頂から大深岳(1541m)。
今回は大深岳山頂には向かわず、分岐からストレートに大深湿原へ。
大深湿原。手前の白い花はオニシモツケ。
奥の山なみは八幡平。左から諸桧岳とモッコ岳の重なり、八幡平、茶臼岳。
大深湿原の北西部。
もう一週間早かったら、キンコウカの群生がみごとだったろうに。
キンコウカ モウセンゴケとトンボの屍
今回、見たかったのはこの花。
ミヤマアケボノソウ
ミヤマアケボノソウ ミヤマアケボノソウ
ミヤマアケボノソウが生えているのは東北では早池峰山とここだけと聞く。
サマニヨモギ(前回、見ている)も東北では早池峰山と八幡平だけ。八幡平には珍しい高山植物が意外と多いようだ。
エゾツツジは前回、蕾だったが、今回はもう終わっていた。かろうじて残り花が一株だけ有った。
エゾツツジの残り花
他に見た花たち。
トウゲブキ フキユキノシタ
ハクサンフウロ シナノキンバイの残り花(八重咲きタイプ)
大深湿原の南東部。
分岐点近くのキンコウカ群生。
クルマユリ エゾオヤマリンドウ
リンドウの花を見ると、もうすぐ秋なんだなと思う。
ところで、この日をひと区切りに、しばらくの間、山歩きを自粛することにした。
理由は老母の介護。
(-_-;)再開はいつの日になるものやら。
以上。
珍しいですね。かわいいです。
眼に優しい風景で和ませて頂きました。
ミヤマアケボノソウは早池峰に多くてみごとです。
https://blog.goo.ne.jp/mouura2/e/c0a946b15e643cdbae6d0f91d1224362
が八幡平のものはそれなりに感動的でした。
クロユリのような雰囲気を感じさせる花ですね。
お母様の介護をなさるようになったとか・・・大変でしょうが頑張って下さい。 そして、再び素敵な山々の景色と可憐な花達に、ここで会える日を楽しみにしております。
当時は遠距離介護の際中でしたが、母の認知症が急速に悪化し、それに振り回されていた時期でした。
結局、下山後、当時担当して頂いていたケアマネージャーさんのアドバイスのもと、施設探しを実施、
母本人の懐柔にも成功し、九月に入所してもらいました。
その後も約一年間、すったもんだありましたが、現在はだいぶ落ち着いて施設のお世話になっております。
山歩きはこの約一ヶ月半の後、再開できました。
現在はコロナ影響もあり、面会もままなりませんが、施設にもなじんでいるのでホッとしている所です。
そういった経緯も有り、この時の山行きは強く印象に残っております。