鳥見の最後に思わぬ出会いが…

　今日は、風はあったが朝から暖かな日差しがあった。遠出をしようかどうしようかと迷っている間に時間が過ぎてしまった。

　そこで、近場の今上耕地に行くことにした。コクマルガラスとの出会いを求めて三度目の挑戦だ。

　耕地に着くと、直ぐに畦道の杭に止まっている猛禽の姿を発見。双眼鏡で見たらノスリのようだ。かなり遠いので、カメラを持ってそうっと近づいてみた。何とかいい画が撮れそうなところまで行って、シャッターを切った。今日は、満足いく画が撮れたので嬉しくなった。

　飛び出しの場面を撮りたいと思ったが、なかなか飛び立たない。その間に畦道にカワラヒワの群れが飛び出して来た。カメラを向けるとホオアカも混じっている。

　そちらに気をとられていたら、ノスリが飛び立った。慌ててカメラを向けたら何とか撮ることができた。



　ノスリに満足して、ミヤマガラスの群れを探すことにした。いつもいる田圃に行くと、ミヤマガラスの群れがいた。しかし、双眼鏡で探してもコクマルガラスの姿はない。この前と同じでコクマルガラスの混じった群れではなさそうだ。残念。

　ミヤマガラスの群れの近くに鳥影を発見。双眼鏡で見たらタゲリだ。カメラを向けたが遠すぎる。車に戻り、急いで移動する。何とか撮れそうな距離まで近づいてみたが、まだかなりの距離がある。それでも、近づくと飛び立たれてしまうのでカメラのシャッターを切ってみた。光沢ある羽が何とか撮れたので満足。



　もっと近づこうとしたら、さっと飛び立たれてしまった。大きな群れではなく、３羽だけだったようだ。

　ノスリとタゲリに出会って満足したが、トイレに行きたくなってしまった。近くに公衆トイレはないので、ファミリーマートに入った。体が冷えたので、ホットコーヒーを買う。

　帰るには早いので、草加公園に行くことにした。途中、蔵寿司でお昼にした。

　公園に着くと風が強まってきた。直ぐに池に行ってみると、ユリカモメの群れがいた。池を見ながら歩くとオナガガモにハシビロガモ、ヒドリガモ、オオバン、キンクロハジロがいた。

　池の岸にバンの親子がいた。幼鳥と出会ったのは初めてだ。池の中島の松の木にアオサギが止まっていた。

　池の傍から森に入ってみた。のんびり歩いてみたが鳥影はなし。ベンチでコーヒータイムにする。時々、ランニングする人や散歩する人が通る。のんびりしていると、アオジの群れがやって来た。



　他に鳥影がないので帰ろうと森から出たら、突然、何かが道を横切った。先の方の木に止まったので、そうっと近づいてみた。何と、水元公園で初めて出会ったニシオジロビタキのようだ。



　カメラを向けていると、道に下りてきた。芋虫を捕まえて、何とか食べようとしている。芋虫に夢中になっているので、こちらに気がつかないようだ。



　いつの間にか、３人のＣＭさんが集まっていた。それでも芋虫に夢中になっている。

　飛び立たれた後、ＣＭさんと話すとニシオジロビタキで間違いないそうだ。オジロビタキとの違いについて聞いたが、専門家でないと分からないとのこと。

　いずれにしても、この森で出会うとは思ってもいなかった。野鳥との出会いは本当に偶然の産物だ。林を抜けていくと、紅梅が花開いていた。寒い冬だが、季節は少しずつ春に近づいているようだ。

　コクマルガラスとは出会えなかったが、今日の出会いに大満足して家に帰って来た。夕方になったら、曇ってきて肌寒くなった。明日は妻の習い事の送迎があるので出かけられないかな？