ヴァルトキルヒの古城 kastelburg.
宿泊したホテルのすぐ裏山にあり、頂上までおそよ2km。
この古城は、市民や地域の企業からの出資により保全活動が行われている。
ちょっと分かりにくいが、この小屋にかかっている4枚の額の一番右側には、
出資している人の名刺が貼られている。
これは、日本にかえってから真似したいアイデアだ。
頂上まで2km程度であり、頂上にあがるとまちが一望できるロケーションのため、
今回の視察の同行者のみなさんも、早朝から散歩を楽しまれていた。
林内にはいくつもの道が入っており、ちょっと脇に入ればこんなシングルトラックが……
ちょうど新緑の季節。日の出前でも緑がすごぶるきれい。
となれば、やっぱり…
走りたくなるというものです。
今回の視察はタイトスケジュールのため、だいたい朝の8時30分が集合時間。
おそらく気温10度以下であろう、朝7時前に走っていたため、他のランナーには会わなかったが、
こんな気持ちのいいコースがあれば、日中や休日は賑わうんだろうなと思う。
しかしながら、この山、ただのレクリエーションのためだけの山ではない。
ところどころでみかけた薪のストックヤード。
ちゃんと木材生産の機能も果たしている。
「利用」と「保養」機能が両立している。
ドイツ南西部の山々は、いたるところでこのことを実感できる。
それも、「道」があってのことだ。
崩れにくく、利用しやすい道が。
このことを実感するのが、今回の視察の一番の目的である。