煮崩れしないため、ポトフやシチュー、ボルシチなどの煮込み料理に適している。
色が白くニンジンに似ていることから白ニンジンと呼ばれている。風味もニンジンに似ており糖分多く、甘みが濃厚である。
古代ギリシャの時代から地中海周辺で作られており、食用だけではなく薬用としても重宝されてきた。17世紀頃からイギリスやアメリカ大陸にも渡り広く普及している。
パースニップは貯蔵性に優れており保存食としても重宝されている。
低温での貯蔵はもちろんだが土に埋めて保存もでき、その間に糖度が増す。ショ糖を含むため甘く加熱するとさらに甘みがます。煮込み料理などに向いておりボルシチなどによい。かぶと芋の間のような食感。
栄養価が高い。ビタミンE、B1にミネラル分も非常に豊富。
にんじんやごぼうのように和食で。
味噌汁の具に。切った時に硬い手ごたえがあったので、長時間茹でたのだが、それがいけなかったようだ。出来上がった味噌汁には、甘く、煮崩れたパースニップのかけらが浮かんでいた。そう、パースニップは加熱されると、サツマイモのように甘く、カブのように軟らかくなるのだ。甘くておいしい味噌汁ができた。
また、にんじんやセロリと一緒にきんぴらパースニップを作ったが、なかなか美味だった。ニンジンやセロリともまた違った、ゴボウに似たシャキッとした歯ざわりがおいしく、これも火を通し過ぎないのがコツである。
蒸したり、ローストして。
肉のつけ合わせとして、食べている。特に、クリスマスディナーのローストターキーには欠かせない。
特有の甘い香りと、ジャガイモやサツマイモのようにホクホクとした食感。
ジャガイモの代わりに、スパニッシュオムレツに入れても使える。揚げてもおいしい。イギリスの有名なサンドイッチ屋、プレタマンジェでは、パースニップチップスを売っている。厚切りのポテトチップスと日本のおさつスナックを合わせたような感じ。
独特の甘い香りがあるので、最初は取っつき難いかもしれないし、好き嫌いが分かれるかもしれないが、とりあえず人参と同じ要領で食べてみてください。人参より火の通りは良いので調理は短時間だそうです。
葉や茎の汁はフラノクマリンを含むため光線過敏を引き起こす。このため取り扱いには注意が必要である。
一日寿命が延びたようだ。大きくて肉厚なパブリカがうまい。