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蓮舫氏「小池都政のリセットが私の使命」 東京都知事選に出馬表明

2024年05月27日 | 社会・経済

「東京新聞」2024年5月27日 

 立憲民主党の蓮舫参院議員(56)は27日午後、党本部で記者会見し、6月20日告示、7月7日投開票の東京都知事選に立候補することを正式に表明した。蓮舫氏は会見で「裏金事件、『政治とカネ』の自民党政治の延命に手を貸す小池都政をリセットする。その先頭に立つのが私の使命だ」と意欲を語った。

 トレードマークの白のスーツで会見場に姿を現した蓮舫氏。詰めかけた100人を超える報道陣を前に、引き締まった表情で出馬に至った経緯を語り始めた。小池百合子都知事(71)について「この8年間、『伏魔殿』と言った都議会自民党や『ブラックボックス』と言った都庁をどう変えたのか」と指摘。最近の選挙で自民党との連携が相次いでいることに対し「この矛盾、変わり身の早さについていけない」と批判した。

 自身の姿勢に関し「反自民の政治」「非小池都政」と強調した上で「古い政治と決別し、本当に必要な政策に予算を振り分ける都政をつくりたい」と都政改革への意欲を語った。

 蓮舫氏は報道キャスターを経て、2004年の参院選東京選挙区から立候補して初当選を果たし、現在4期目。旧民主党政権では行政刷新担当相、首相補佐官を歴任。旧民主党の流れをくむ民進党で代表を務めるなど抜群の知名度を誇る。3選を目指す現職の小池氏らと争う構図となれば、激しい選挙戦が展開される見通しだ。

 都知事選には、広島県安芸高田市の石丸伸二市長(41)ら20人以上が立候補を表明している。(山口哲人、大野暢子)

◆「自民党政治の延命に手を貸す小池都政

蓮舫氏の記者会見の冒頭発言は次の通り。(デジタル編集部)

【冒頭発言】

 今日は大変お忙しい中、急な呼びかけにも関わらずお集まりいただき、ありがとうございました。私、蓮舫はこの夏予定されている東京都知事選挙に立候補いたします。

 今、私が身を置いてる国政では、自民党が引き起こした裏金議員、政治とカネの問題、これへの対応が急務です。国会で、(参院の)予算委員会で何度も岸田(文雄)首相に問いました。あるいは参院の政治倫理審査会では裏金議員、安倍派幹部の世耕議員にも問いただしました。記憶にない。まるで他人事のような、改革をしなければいけないという本気度が感じられない答弁に、本当に怒りを覚えております。

 政治と金の問題をただす提案や法案を私達は提言していますが、今の自民党その自民党の改革案からは、本当に悪いことをしたら変えるんだという本気度が感じられません。非常に残念です。

 長崎3区、島根1区、東京の江東区(15区)、3つの衆院補欠選挙が(4月に)行われました。私たちの仲間の立憲民主党の議員が選ばれました。昨日行われた静岡県知事選挙でも、静岡県民は野党候補を選んでいました。国民の声ははっきりしています。裏金議員、政治とカネの自民党。この自民党政治の延命に手を貸す小池都政をリセットしてほしい。その先頭に立つのが私の使命だと感じてます。

◆8年前の小池さんはまぶしく、かっこ良かったが…

 8年前、自民党の国会議員でありながら、都議会自民党は伏魔殿とか、都庁のブラックボックスを壊すといって、都知事に立候補した小池さん。私から見ても眩しくてかっこ良かったです。でも、この8年間の彼女の功績、実績はどうでしょうか。「7つのゼロ」公約、どこにいったんでしょうか。介護離職、残業、都電の電柱(新設)、多摩格差、満員電車、どれもゼロにはなっていません。

 去年、突然18歳以下のお子さんに5000円を支給する。(都知事)選挙前の年に決め、私にもお金が支給されます。今年2月、突然都庁の外壁のプロジェクションマッピングが始まりました。知事選挙の5ヶ月前から、こうしたことで都知事の露出度が高まっています。

 去年の11月から今年の3月末までに突然、8年ぶりに防災ブック(「東京防災」)がリニューアルされました。このデジタルの時代に、紙で防災ブックを作り、東京都の全国770万戸に配布されました。この1戸1戸に都知事の顔写真が入ったメッセージが添付されています。この予算は8年前より11億円増えています。小池知事の顔写真と手書きのメッセージとサインの入った都の防災ポスター。これを貼った町会には防災物補助金が出ました。対象は東京都の3000の町会です。予算は8.5億円。公金を使った事前の選挙活動と思えてしまうのは私だけではないと思います。

 こうした予算を見直して、格差で光が当たらない、困っている人たちに、私は政策を届けたい。仕事を、食べ物を、安心を、子供たちには教育の充実を届ける。そんな都政を作りたい。

◆「希望の党」で野党を分断、自民党を利した

 (小池氏は)自分を見せることは大変お上手です。でも、小池都知事はこの8年間、「伏魔殿」といった都議会自民党、あるいは自民党、ブラックボックスといった都庁をどう変えたのでしょうか。思い返せば、(2017年に)都政改革よりも国政進出のために「希望の党」をつくられました。それは結果的に国会における野党を分断しました。それは結果的に自民党を利しています。

 驚いたのは(今年1月の)萩生田自民党東京都連会長のお膝元の八王子市長選。あるいは「政治とカネ」で逮捕された(前区長の辞職に伴う)江東区の区長選挙。この2つとも、小池都知事は自民党の候補者を応援しました。区長選挙のみならず、昨日行われた目黒区の東京都議補欠選挙では、自民党候補を公然と応援しました。8年前の自分の公約よりも、自民党と二人三脚。彼女の志からくる対応かもしれませんが、私はこの矛盾についていけません。

◆「『7つのゼロ』『12のゼロ』はどこへ」

 発信力、存在感、選挙の強さ、どれをとっても圧巻です。大きい人だと思っています。ただこうした変わり身の速さに私はついていけません。この分かりにくさを、小池都政をリセットするために、私はもう一度言います。2016年の「7つのゼロ」、この公約はどこに行ったのか、この他にも「12のゼロ」を公約として掲げてました。原発ゼロ、ブラック企業ゼロ、隠蔽ゼロ。どこに行ったんでしょうか? 今は小池都知事から公約の「ゼロ」の声は聞こえません。その代わりに突然思いついたかのような政策ばかりが私には印象に残っています。

 小池都知事が手を挙げるのであれば、一緒に戦うのであれば、この8年間のご自身が口にした公約についての説明を、私は聞いてみたいと思っています。3選出馬するのであれば、自民党返り、自民党と一緒に行動していることを何と説明するのか、私は聞いてみたいと思います。

 私は一貫しています。裏金議員、政治とカネの自民党、絶対に許しません。納税者の気持ち、誰よりも考えなければいけない都民の思いに寄り添いたいと思っています。

◆「改革が私の原点。都政にも同じ姿勢で臨む」

 反自民党政治、非小池都政、私は東京都知事選にこの姿勢で臨みたいと思います。古い政治と決別して、本当に必要な政策に予算を振り向ける。そんな都政を作りたいと思っています。この8年間を都民に問わせていただきたい。小池都政をリセットする、まず。そんな東京都知事選挙に臨みたいと思います。

 20年間の国政での経験、全ての(国会会期の)予算委員会で質問に立ってきました。10人の総理大臣に向き合ってきました。改革するのが私の政治の原点です。行政改革、私はこのことに最も力を入れてきました。その改革の果実を政策の財源に充て、弱い方たち、格差で日が当たらない方たちに振り向けたいというのが私の変わらざる原点です。東京都でも同じ姿勢で臨んでいきたいと考えています。以上です。


これは面白くなってきました。
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