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ユニセフ「世界子どもの日」「すべての子に恐怖から逃れ成長する機会を」

2023年11月22日 | 生活

「しんぶん赤旗」2023年11月22日

5人に1人 紛争地に ガザ 子の犠牲5600人

 子どもを権利の主体とし、子どもの最善の利益を保障し、命を守り成長する保障をうたう「子どもの権利条約」が採択(1989年)されたことを祝う国際デー「世界子どもの日」の20日、世界各地の国連児童基金(ユニセフ)事務所は、X(旧ツイッター)で、子どもたちの置かれる状況を発信しました。パレスチナ事務所は、「すべての子どもは、恐怖から逃れ成長する機会を与えられるに値する」と訴えました。

 同事務所は、「紛争が激化するなか、ガザの子どもたちに願いを聞いた」として、紛争前に子どもたちが抱いていた夢を尋ねる動画を掲載。子どもたちは「医者になり人々を助けたかった」「バルセロナのサッカーチームでプレーすることだった」などと語りました。

 パレスチナ自治区ガザ当局によると、20日現在、イスラエルの報復攻撃によってガザで殺害されたパレスチナ人は1万3300人に達し、そのうち子どもは5600人に上っています。

 ユニセフのラッセル事務局長は同日、声明を発表し、「今日の子どもの生きる世界は、子どもたちの権利にますます敵対する状況となっている」と述べ、その権利侵害は「紛争の影響下にある子どもたちの経験ほど、より顕著な場所はない」と強調しました。

 ラッセル氏は、声明で、子どもの5人に1人にあたる4億人が紛争地、または、紛争地から逃れた場所で暮らしていると述べました。

 また、紛争地以外でも「子どもの権利が脅威にさらされている」と述べ、貧困や不平等の増加、公共衛生の危機や地球規模の気候変動を例示。気候変動については「現在と将来の子どもたちの健康と幸福を脅かす脅威だ」と述べ、世界で10億人超の子どもたちが「非常にハイリスク」とされる国に住んでいると指摘しました。

 ラッセル氏は、子どもの権利が脅かされる今、「落胆するのではなく、すべての子どもに権利条約の約束が果たされるよう決意を強めよう」と訴えました。

 ガザ地区をめぐっては、子どもの権利条約の実施状況を調査する国連・子どもの権利委員会は1日、市民に向けたイスラエルの攻撃を非難する声明を発表。イスラエルが占領するパレスチナ領土で「子どもたちにもたらされる壊滅的な被害の停止」を要求していました。


何のためらいもなく子の命を奪う非情。
やめさせねば・・・

園のようす。

銀杏、だれが食べたのかな?
エゾリスかな?