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コロナワクチン“副反応”を正しく伝えぬメディアの怠慢&トガリネズミ

2021年05月28日 | 健康・病気

まぐまぐニュース!2021.05.27

    メリットばかりが喧伝される新型コロナワクチンですが、あまねくすべての人に恩恵ばかりをもたらすわけではないようです。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では著者で健康社会学者の河合薫さんが、とある著名人の家族の身に起きたワクチンの深刻な副反応と、国が公表している副反応に関する情報等を紹介した上で、接種にあたっては当然ながら熟考が必要と指摘。さらに、その判断に必要となるワクチンのデメリット情報をまったくと言っていいほど報じないメディアの姿勢を強く批判しています。

“副反応”情報を伝えぬ不可解

    ワクチン接種が始まった当初は、メディアが速報で伝えていた“あのこと”が、めっきり報じられなくなりました。

はい、あれです。接種後の体調、「副反応」に関する情報です。

    そんな中、信州大学特任教授の原田曜平氏の80代のお父さんが、ワクチン接種直後に、深刻な副反応で重篤な状態になっていることがわかりました。

5月13日に更新された内容によると、「家に戻って少ししたら40度近い高熱。全く動けなくなり、何も食べられず、体の一部が腫れ上がり、2日経ち、接種会場が設置されている病院に連絡しても東京都のワクチン相談センターか接種会場に連絡せよ。接種会場に電話しても繋がらず」「近くの医院に連絡するとかかりつけ医に連絡しろとたらい回し。結局、東京都相談センターのススメで救急車を呼び接種会場の病院へ」とのことで、18日になっても高熱がひかない状態が続いていました。

当初は、「ワクチンの副反応かどうかわからない」と医師に言われたそうですが、20日には「昨日頂いた父の診断内容。とりあえずコロナの可能性を明記頂き、ほっ」とツイート。

しかし、その後も状態は回復せず、接種から13日目の24日には、次のように更新されました。

「車椅子に乗り点滴を何本かぶら下げ、両手は腫れあがり、両足から体にかけて無数の赤い斑点。後頭部にはたくさんの皮膚がめくれた跡。後ろの首筋は火傷の跡のようなケロイド状。長らく食事をあまり食べられなかったので痩せ細っていた」

    私の80代の母も、5月17日にワクチン接種をしたので、原田さんのお父さんの状況は他人事とは思えないし、何より情報公開をしてくださったことに、とても感謝しています。

そして、どうかお父さんにはがんばって回復してほしいし、こういった情報は1人でも多くの人にメディアが伝えるべき情報だと思うのです。

ところが原田さんが出演していた一部の情報番組などで取り上げられただけ。しかも、伝え方も決して満足できるものではありませんでした。

    接種を加速するにせよ何にせよ、接種は「本人同意」が前提なので、極めて重要な情報なのに、なぜ、メディアは伝えないのか?

ここでも、忖度をしているのではないか?

そんな疑念がつきません。

    厚労省のHPの「新型コロナワクチンの副反応疑い報告について」によれば、2月17日から5月2日までに報告された死亡事例は計28件。加えて、5月3日から5月7日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例が11件。さらに、5月2日までに報告された28事例を対象に、専門家の評価を実施した結果、28事例すべてが「情報不足等によりワクチンと症状名との因果関係が評価できない」と報告されています。

また、「新型コロナワクチンの接種後の健康状況調査」のこちらの報告書(「健康観察日誌集計の中間報告(5)」)には「副反応の疑い」として、突発性難聴、左三叉神経障害、浮動感、左眼瞼挙上困難、左眼違和感、急性冠症候群及び心筋炎疑いなど、実に多くの症例が記されていました。

    こういった情報を見ると、改めてきちんと考えた上で接種をするかどうか?を決めるべきだし、そういった判断と「リスクよりも効果の方が大きい」という理屈は別次元に存在すると思うのです。

「因果関係が評価できない」=「因果関係がない」ではないのですからなおさらのこと。

医師や専門家は「%」という確率で示します。しかし、命は「1」。そこに確率はないのです。

    頼むからメディアはメディアの仕事をきちんとして欲しい。どのチャンネルをみても、同じニュースばかり。自分たちの「視点」とか「懸念」とか、「問題意識」はどこにあるのか?

報道番組に関わった人間としては、悲しい限りです。

みなさんのご意見、お聞かせください。

 

河合

健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。


ほぼ一日雨。そんなわけでもないが今日の菜の花情報は無し。

トガリネズミ
 トウキョウトガリネズミは、全長約70㎜、体重約2gの世界最小級の哺乳類です。北米のアラスカからノルウェーまで北極圏を含む北方圏に広く生息するチビトガリネズミの亜種で、国内では北海道でしか確認されておらず、絶滅危惧種のためほとんど一般の目に触れることはありません。この他に北海道にはオオアシトガリネズミ、エゾトガリネズミとヒメトガリネズミの合計4種のトガリネズミが生息しております。生体展示「小さなちいさな哺乳類 トガリネズミ」 | 北海道大学総合博物館 (hokudai.ac.jp)

先日見つけたオオアシトガリネズミ(?)の亡骸。(閲覧注意)