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飲み残し薬、再利用で年3300億円

2019年11月04日 | 健康・病気

墨田の薬剤師ら活動

  東京新聞 2019年11月4日 朝刊

 患者が服用を忘れたり残したりした「残薬」を再利用することで、新たに処方する薬の量を減らす「節薬バッグ運動」を東京都墨田区などの薬剤師会が取り組んだところ、患者一人当たり一回の処方で、平均二千二百~六千二百五十六円の薬剤費を削減できたことが分かった。データを分析した九州大学大学院の島添隆雄准教授らの研究チームは、分析結果を全国に広げた場合、年間三千三百億円の薬剤費を削減できる可能性があると推計している。 (藤川大樹)

 節薬バッグ運動に取り組んだのは墨田区と福岡市、福岡市近郊の医療圏の薬剤師会。運動は患者が自宅にある残薬を「節薬バッグ」に入れて対象の薬局に持っていき、再利用できるものがある場合、薬剤師が医師に連絡して処方箋を書き換え、新たに処方する薬の量を減らす取り組み。福岡市薬剤師会が二〇一二年、全国に先駆けて始め、各地の薬剤師会に広がっている。

 島添准教授によると、一人当たりの平均削減額は一回の処方で墨田区が六千二百五十六円、福岡市が二千五百七十円、福岡市近郊が二千二百円。

 墨田区には複数の大病院が立地し、遠方に住む患者の通院回数を減らすために薬を長めの日数で処方することが多いといい、その分だけ削減効果も大きかったとみられる。

 患者の窓口負担額は年齢や所得に応じて原則一~三割で、残りは税と保険料で賄われている。自己負担割合が低い患者ほど残薬が多かった。薬の処方日数が長いほど残薬も多くなる傾向がみられた。

 削減額が最多だった墨田区薬剤師会の節薬バッグ運動には、加盟する百一薬局のうち三十五薬局が参加した。研究チームは、このうち二十八薬局へ二〇一七年十月~今年一月に持ち込まれた残薬のデータを分析した。

 それによると、持ち込んだ患者は延べ四百九十五人で、平均年齢は六六・九歳。処方箋に書かれた薬の総量は計約二十万六千個だったが、糖尿病や高脂血症など生活習慣病の薬を中心に約五万六千個を削減できた。一人当たりの削減率は金額ベースで29%。高額薬剤を「例外」とみなして除外した場合でも、平均削減額は五千二百七十六円に上った。

 島添准教授は「残薬調整をした患者は月を追うごとに飲み残しが減っていた。薬剤師がチェックするため、患者の意識も高まるのだろう。そうした点でも意義のある取り組みだ」と話している。


わたしも日ごろから強く思う事柄だ。

 飲み薬については、同じ薬が処方される場合は「まだ何錠残っていますので何錠ください」と医師に伝える。
 しかし、薬の種類がころころと変わる場合は、残った薬はまったく無駄になって捨てるしかないのである。
チューブに入った手つかずの軟膏も捨てるしかないのだろうか
?医療費の無駄遣いである。

 外でお湯を沸かし、珈琲を入れて飲む。