monmon photo
日頃撮影した写真の記録。鉄道中心に。

個人的な範囲以外での画像の無断使用を禁じます。
 



早朝に近鉄・松坂駅で鮮魚列車を撮影した後は、もう少し寄り道してから帰ることにします。というか、寄り道の方が私の中では重要なのかもしれません。
立ち寄った先は名松線・家城駅。スタフ閉塞は盲腸線の末端区間で今も数か所残っていますが、ここ名松線の松坂~家城は票券閉塞であることから同方向への続行運転も可能な設備を有しています。しかし現在のダイヤを見るとおそらく同一方向へ続行運転はしていない(不要)ようで、全線でスタフ閉塞と変わりない状況です。この5月で札沼線の末端区間が廃止されますので、JR旅客では越美北線の末端区間とここだけということになってしまいます。

7時半ごろに駅へ着くと、古い駅舎の出札口は空いており、まずは入場券を購入します。出札口からのぞける範囲に気になるものはなく、構内へ。ちょうどその頃に交代の時間なのか、日勤の方が車で出勤してこられました。

前回この駅へ来たのは、もうJRでしたがまだ腕木式信号機が現役でホームに梃子小屋があったころ。その名残の市うペースは残っていましたが、板でふさがれており梃子類もすべて撤去されがらんとした状態でした。ホーム下の空間から各梃子につながるワイヤーが信号機まで延びており、ホーム上の梃子操作で信号機の腕がカタンと動く仕組みになっていました。


しばらくすると、伊勢奥津方面からの上り列車が到着します。当務駅長がホームへ出て、列車の到着を迎えます。これもほぼ見られなくなった姿です。


列車が停車し、運転士からスタフを受け取ると、ホームに仮置き場がないためいったん駅舎へ持ち帰ります。


続いて、下り列車の到着。同様にホームで出迎えますが、立ち位置からはどうやら2両編成の様子。前から撮影したかったのですが、駅員の立ち位置から推測できたため、2両編成停車位置では引きが取れないことから後方へ移動し無事受け取り光景を撮影。どちらも車両の一部しか収めることができませんでした。このスタフも、いったん駅舎へ持ち帰ります。


まだ18きっぷシーズン前でしたが、地元客以外にもそれとわかる鉄もそこそこ乗っており、2両編成でもいいぐらいの乗客が下り列車から出てきます。一部は反対ホームの伊勢奥津域へ乗り換えていましたがこの駅までの需要も多いようです。土曜日でしたが、この時間に学生の姿はほとんどありませんでした。

出発まではまだだいぶ時間がありましたが、いつの間にか先に発車する上り列車(下り折り返し)へスタフを持ち込んで渡してしまいました。運転席がホーム側にないため、当務駅長自ら車両へ乗り込んで、手渡しています。不意を突かれたため撮影することは出来ませんでした。車内に置かれたスタフをホームから撮影(入場券では車内に入れない)。キハ40の方がスタフは似合うように思いますがこの車両もそれほど違和感ありません。


上り列車が先に折り返す様子を動画でおさめると、しばらくして下り列車の発車時刻となります。
赤と緑の旗をもって時計に目をやりながら出発合図を出すタイミングを計っているようです。すでに信号機は青を現時していますが、緑旗で合図を出すと、戸が閉まり列車がエンジンの唸りを挙げて発車しました。


発車していく様子をホームで見守り、


列車がポイントを渡って離れていくタイミングで指差し歓呼。きれいに決まりました。


類似記事:只見線・会津坂下駅

2020.02.29. 家城

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )


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コメント
 
 
 
Unknown (レイルファンにっしー)
2020-03-24 21:45:59
monさんこんばんは。

家城駅の画像いいですね~。腕木式信号はなくなっても、通表キャリア授受はまだ継続されてて、良き時代の光景は少しだけ健在ですね。

短い時間でこれだけ動きのあるカットを記録するのは、なかなか骨が折れたことでしょう。やり直しのきかない1発勝負のカットゆえに、走行写真なみの集中力が要求されるし、到着から出発まで、見事な組み立てですね。
 
 
 
レイルファンにっしーさん (mon)
2020-03-26 18:56:44
コメントありがとうございます。

これまでの経験と勘で撮り散らかしたものを、あとから再構成して並べただけのもので、お恥ずかしい内容です。もう一度機会があれば、今回の反省を生かして立ち位置やレンズ選びを再考し、より理想とする形で記録に収めることができればと思います。

PCの引越作業をしていたら、HDの中から学生の頃にコンデジで撮影していた八戸線や小坂鉄道の腕木&通票の写真が出てきました。津波に襲われる以前の陸中八木駅など懐かしいものも多数ありました。
何かの折に発表できればと思います。
 
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