monmon photo
日頃撮影した写真の記録。鉄道中心に。

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DE15使用のラッセル車はどんどん淘汰されており、除雪気動車への世代交代が進んでいます。資金難のJR北海道はもうしばらく延命させざる得ない可能性があり、真冬の北海道ではまだ活躍する姿がもうしばらくは拝めるかもしれません。西日本では日本海岸を中心に配置されていましたが、近年はそれほどの雪もなく、出動しても未明には帰ってくるか、本当の大雪で近づけないなど難易度の高い被写体です。西日本管内で明るい時間に確実に除雪する姿を見れるのは大糸線や木次線ぐらいだったようです(他にもあったかもしれませんが、あまり詳しくはありません・・)が、どちらも撮影しに行く機会を持てないままいなくなってしまいました。実際に動く姿を見れるのは、試運転の時ぐらい(リンク先はJR東海の試運転ですが・・)でしたが、なかなかこれもなかなか撮影のチャンスに恵まれないままでした。

3か月ほど前に富山配置のDE15ラッセル車が、検査のために富山からはるばる米子にある後藤車両所へ回送されたというニュースがありました。まだ奇跡的にJR西日本で使用されている富山のDE15ですが、検査切れとともに順次落ちていくのかと思っていましたが、今回検査を通した(前回は金沢総合車両所で全検を行っています)ということで、除雪気動車の導入が進まなければ、あと6年は高山線などのIR西日本管轄区間などで活躍が見込めそうです。

赤碕まで往復の試運転をラッセルヘッド付きで行ったという情報が入り、これまでの実績を踏まえると、試運転の翌日に米子を出発して豊岡・敦賀で1泊し、3日かけて所属の富山へ戻る可能性が高いと考えられます。貴重なラッセルヘッドを付けての姿を近場で拝むチャンスであり、次回はない可能性が高いかもしれません(3両配置のうち1両は2年前に同様に全検を通しています。もう1両は次の全検あるのでしょうか)。そこで撮れるうちに近場の山陰線・舞鶴線・小浜線で走る姿をおさえるべく過去の例を精査すると、最近北陸地方のキハ検査明け配給でよく使われているスジに乗って走りそうであることもわかり、大まかに追っかけプランも考えて出撃となりました。

1発目は上川口での停車前を狙うことにします。駅東の鉄橋がメジャーなポイントですが、先日のキハ配給では晴れた際に信号ケーブルの影がくっきり出ることが判明しており、曇りそうですがgoogle mapで下見しておいた駅手前へ行ってみます。上下定期列車の退避のため退避線に入ると考えられ、制限25でやって来ることを考えると、ここでまずはじっくり車両を見ておくのも悪くないと考えオーソドックスな被りつきでスタンバイ。メジャーな場所ではないようですが、数名が集まりました。

背景はおしゃれな感じの蒸留所と里山であり、曇り空を排して構図作成可能です。待っているうちに小雨まで降り出しましたが、何とか天気は持って定刻になると踏切が鳴り、線路は退避線である3番線に向けて開通。ゆっくりと奥のカーブから現れました。DE15のラッセル車とは5年前の宗谷本線以来の再会で、すっかりご無沙汰していました。当然上部の作業灯は点いていない2灯点灯状態でやってきます。さすが全般検査明け直後だけあり、車体も足まわりもピッカピカ、模型のようです。まずは奥側で1枚。


引き付けて広角レンズで1枚 (TOP)。ゆっくり入線していく姿をビデオでも押さえました。

振り返って、側線に入る姿を見送って撤収。3番線ではホームから撮影は難しく、先回りします。


上川口・福知山と停車が続くため、余裕で先回り。ド定番ですが、福知山城バックの撮影地です。ドン曇りですが日を選べる案件ではないため撮れるだけ撮る方針でセッティング。先に通過する2両編成の普通電車で構図を詰めていきます。
線路からだいぶ離れているため、列車は茂みに中から急に出してくるような感じ。橋に掛かるとすぐにシャッターポイントに到達するため、時刻が近づく時が抜けません。ここでは20名以上が集まりましたが、立ち位置は広く選べるため余裕でした。
望遠構図はお城のほぼ真下のスパンで抜いて、電波塔を切って1枚。


もう1枚はやや広めに構図をとって、福知山・大文字も入れて。さらにもう少し広く構えてビデオで動画も撮影しました。


2023.09.14. 単9940レ~単9941レ

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