大阪駅に現れたクモヤ443

新幹線の検測車・ドクターイエローが一般に知られるようになり、めったに見られないと人気になっていますが、在来線の検測車はもっと走行機会が少なく、受け持つ路線が多いためもっと目にする機会が少ない車両です。

JR西日本所属の検測車のうち特急型の面影があるクモヤ443ですが、後輩の出現で検測機会も減り、九州など出稼ぎが増えています。ただでさえ平日中心に走る事が多く、なかなか出会う事のでいない車両です。そろそろ引退のうわさも以前より流れてきており、もう出会えないままかなと思っていました。

ところが先日（平日）、北陸を検測して帰ってきたクモヤ君がいったん宮原へ入り、向日町へ折り返す事になり、夕方の大阪駅でしばらく停車する事がわかりました。このダイヤなら外勤帰りに狙う事が出来ます。
せっかくのクモヤ君を捕獲する機会です。普段はしないのですが、やむを得ず最小限の撮影機材を持って職場へ。仕事が無事定時で終了したため、大阪駅へ向かいました。

やってくる20分ほど前に到着し、10番線の回送案内も確認して対向する11番線へやって来ると、既に数名がカメラを持って待っておられます。
定刻になると、停車しているサンダーバードの影から現れ停車しました。サンダーの発車を待って約7分間の撮影タイムの開始と、かつての日本海バルブを思い起こす流れです。


長時間停車のため、いくつか角度を変えて。帰宅ラッシュが始まった大阪駅との組み合わせもなかなかいいですね。


ようやく撮影する事が出来ましたが、側面のパッチワークが痛々しく見えます。検査を受けて、塗装もきれいになった姿をぜひ見てみたいですね。

2013.03.07. 大阪 回9344M
Nikon D700 SP AF 28-75/2.8D XR Di LD Aspherical